【50代再起動#9】「執着を手放す。手放す事でもっと大きなパワーが手に入る。」投資の欲を捨てる仕組み
こんにちは。50代ひとり社長です。
中高年のみなさま、突然ですが、日頃から大切にされている「言葉」はありますか?
私は昔から、心に響くいい言葉や文章に出会うと、どうしても手元に集めたくなってしまう癖があります。昭和世代ですから、それこそ昔は新聞の切り抜きをしたり、雑誌のスクラップブックを作ったりもしていました。
そんな私が、ふと自分のノートを見返した時にある座右の銘が目に映り込みました。
「執着を手放す。手放す事でもっと大きなパワーが手に入る。」
誰の言葉なのか、どこで拾ったのかはもう忘れてしまいました。私のオリジナルでないことは確かです。
一見、哲学的なこの言葉ですが、実は今、私が本業以外の収益源として必死に挑戦している「プロップファーム取引(トレード)」において、生死を分けるほどの強烈な意味合い(メッセージ)を持っています。
今回は、50代の私がこの言葉から得た気づきと、それによって変わった新しい戦い方のリアルをお話しします。
なぜ今、この言葉なのか?(50代の残酷な現実とNY市場への執着)
ネットやSNSを見ていると、「仕事終わりの夜2時間で〇〇万円稼ぐ!」といった景気の良い言葉が溢れています。
若い頃の私なら、「よし、俺も夜の時間にガッツリ稼いでやろう」と飛びついていたかもしれません。しかし、50代のひとり社長業を営む今の私にとって、その働き方はもう不可能なのだと、残酷な現実が教えてくれました。
昼間の「ひとり社長業」で決断力を使い果たしている
ひとり社長の日常は、決断の連続です。
売上の悩み、取引先との交渉、毎月月末にやってくる多数の支払い処理……。自分が動かなければ1円も入ってこないプレッシャーの中で本業をこなしていると、夕方にはすでに脳のエネルギー(決断力)はすっからかんに空っぽになっています。
最近は、夕方になると急に「どっと」疲れが押し寄せ、パソコンの画面を見つめる目はかすみ、夕食後はソファから立ち上がるのすら億劫です。大好きな映画を見ようと動画を再生しても、5分も持たずに寝落ちしてしまう。結局、1本の映画を見終わるまでに1ヶ月くらいかかってしまう。中高年の皆様には覚えがあるはずです。
魔の「NY市場」という、最大の「執着」
そんな疲労困憊の状態で、夜22時や23時を過ぎると、トレードの世界では最も値動きが激しくなる「NY市場」がオープンします。
上手く波に乗れれば一瞬で大きな利益が出て、脳内にはドーパミンがドバドバと溢れ出す、魔の時間帯です。
過去の私は、「もっと稼ぎたい」「早く結果を出して楽になりたい」という一心で、このNY市場にしがみついていました。
しかし、その時間にはもう猛烈に眠いのです。そんな50代の疲れた脳ミソで、「大きく稼げるチャンス」という名の【執着】にしがみついた結果、欲や恐怖に振り回され、あっという間に大切な自己資金を溶かす大事故(退場)を何度も起こしてきました。
気合いだけで何とかする働き方は、もうできない。疲れた脳でのトレードは「資金を捨てる行為」に等しい。そう痛感したとき、あの座右の銘が頭をよぎったのです。
「執着を手放さなければ、これ以上は生き残れない」と。
「手放す」ことで手に入れた、冷静に資金を守る「3つのパワー」
私は、「一番値動きが激しく、大きく稼げるチャンスがあるNY市場をやりたい」という執着を、完全に手放す決断をしました。一番稼げるかもしれない時間帯を「あえて捨てる」ことにしたのです。
その執着を手放した結果、私の手元には代わりに「脳がクリアな状態で、冷静に資金を守り抜く」という、もっと大きなパワーが手に入りました。
具体的に、私が体力の衰えを受け入れて構築した「3つの防衛策(仕組み)」がこれです。
① 取引時間を「東京〜欧州」に限定し、夜は捨てる
私は現在、取引時間帯を日中の東京市場から、夕方の欧州市場のみに限定しています。
魔のNY市場には絶対に手を出さない。夜は本業の疲れを癒やすためにゆっくりと休み、脳がまだしっかりと働いている昼間の時間帯だけ相場と向き合う。これだけで、意味の分からない感情的な負けは劇的に減りました。
② 「得意な形まで待つ」=体力の温存
チャートを見てすぐにボタンを押す衝動を捨て、あらかじめ決めたサポートやレジスタンスに価格が引き付けられるまで徹底的に待ちます。
中高年になると、ただ動くチャートをじっと眺めているだけでも、脳が疲れてきませんか?「自分の形が来なければ、その日は何もしない」。これは単なる投資のセオリーであると同時に、50代のなけなしの体力を無駄に消耗させないための、立派な生存戦略なのです。
③ Funded7の「厳しいルール」を強制ストッパーにする
私が現在挑戦しているプロップファーム「Funded7」は、損切りのルールなどが非常に厳格に設定されています。少しでも無茶なロットを張ったり、損切りをためらったりすれば、即退場(失格)につながる事になります。
一見デメリットのような厳しさですが、疲れて判断力が鈍りそうな時、中高年トレーダー特有の「欲」や「甘え」を断ち切ってくれる「強制的な自動ブレーキ」になってくれています。自分の弱い意志の力に頼るのをやめ、厳しい仕組みで自分を縛るパワーを手に入れました。
まとめ:50代の再起動は「執着を手放すこと」から始まる
50代からの副業や投資において、最大の敵は相場ではなく、「若い頃のように頑張れるはずだ」と、老いや疲れに抗おうとする自分自身のプライドや執着かもしれません。今ある現実を受け止めましょう。まずはそこから始めましょう。
「昔のように頑張れない」と嘆く必要はまったくありません。
大きく稼げるチャンスへの執着を手放し、体力が落ちたなりの戦い方(仕組み)を受け入れる。夜はしっかり眠り、自分の脳がクリアな時間帯だけで勝負する。
これからも私は、見栄を張ることなく、自分のリアルな現在地(体力やメンタルの限界)と向き合いながら、この座右の銘を胸に、本業以外の収益を目指して泥臭く再起動を続けていきます。
もし、あなたも「自分にはできるかわからない」と新しい挑戦をためらっているなら、まずは何かを始める前に、不要なこだわりや執着をひとつ「手放す」ことから、私と一緒に始めてみませんか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
