【自由詩】空虚な誇り
誰かの渇きをうるおす
それが仕事だった
喉を鳴らして喜ぶ笑顔
そこに注ぐ
ささやかな愛
気がつけば
中身は少しずつ消え
空虚な風が胸をすり抜ける
最後の一滴まで
仕事を終えた暁には
「からっぽ」と呼ばれる
やがて無造作に踏みつぶされ
身体も声も
扁平な物体へと変わる
それでも、忘れない
あの笑みに寄り添えた記憶を
それが、ここにいた証
僕が生きた証だから
~追記~
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