【徒然日記】あなたを好きだと言えない私に
「これは、私への言葉なのだろう」と思ってほしい人には、きっと届かない。
あなたの傷のすべてを受け止められたらいいのにと思う。
私があなたの近くにいられたらと思う。
けれど、もし私があなたのすぐそばにいられたとしても、きっとあなたは私を選ばないのだろうとも思う。
だから、今くらいの距離でいいのかもしれない。
近すぎず、遠すぎず。
これくらいの距離が、私とあなたにとっての、ちょうどいい距離なのかもしれない。
それぞれにあるパーソナルスペース。
近づきすぎれば苦しくなるし、遠すぎれば寂しくなる。
だから私は、ときどきあなたの傷を見るたび思う。
その傷ができたとき、そこにいられなかった私に、いったい何ができるのだろう、と。
あなたの傷を癒やしたいと思うことさえ、おこがましいのかもしれない。
その傷は、あなたがあなた自身で抱えてきたものなのだから。
私には、共有することのできない痛みがある。
代わってあげることのできない苦しみがある。
それでも。
理解していたい、と思うのです。
全部をわかることなんてできなくても。
全部を受け止めることなんてできなくても。
ただ、そっと横にいたい。
何かをしてあげるのではなく、
ただ、そっといられたらと思う。
でも、あなたは怖がるだろうから。
私から声をかけることは、はばかられる。
……いや。
もしかしたら、ただ私に勇気がないだけなのかもしれない。
相手を思って踏み込まないことと、
自分が傷つくのを怖れて踏み込めないこと。
その二つは、外から見れば、とてもよく似ている。
嗚呼。
優しさと臆病さは、似ているのかもしれないね。
自分の辛さを誰かに見せては迷惑になると、
いつも冗談にして、茶化して、
それでも周りの人のことばかりを気にかけているあなたへ。
私は、
あなたの優しさも、
あなたの臆病さも、
ときに、私に出してくれたらいいのにと思う。
あなたの傷を治さなきゃと思っているわけではない。
あなたの痛みを代わってあげたいわけでもない。
ただ、
あなたが痛いときに、
痛いと言える場所のひとつに、
私がなれたらいい。
そう願ってやまないのです。
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップは、noteの世界の誰かへ受け渡していきます。世界が平和でありますように。