【自由詩】境界に揺れる焚火 「虹色創作部」
紫の夕焼けに
潮風が溶ける
風が境界をなぞり
向こうとこちらを分ける線が
かすれて消える
焚火がぱちぱちと
小さな世界の中で爆ぜる
言葉にならなかった思いが
焔色の炎と揺れた
君の影と僕の影
交わるたびに
ボーダーが少しだけ滲んで
灰のように宙へ舞い上がる
夜が深まるほど
境界のあたたかさが沁み
焚火の音が
「ここにいていい」と
呟いているようだった
以下の企画に参加しています。今回のテーマは「焚き火」。
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