『 XIV 2車両目出入り口右手側数えて2つ目の吊り革から見えた情景』/ 詩
-XIV-
202407172023
私は汽車に乗っている。
涙を流しながら汽車に乗っている。
次は湯河崎駅だ。
ふと
目の前に座っていた女の子が
私に声をかけた。
「大丈夫ですの?泣いてらっしゃるようですが……。何か辛いコトでもございましたの?」
(紫子の台詞)
辛いコト。
辛いコトはあっただろうか。
一体何なんだろうか。
そもそも
辛いとは何か。
何だろうね。
辛い
ツライ
つらい
TSURAI (HARD)
매운
……
……
……
しかし誰か分からない女の子に
話しかけられた私は
何故か救われた気がして
涙を流した。
一方的に話しかけられ
泣いてしまった。
私は汽車に乗っている。
次は湯河崎駅だ。
