スペックかフィーリングか?婚活みたいな我が家の車活レポート
先日の記事でお伝えした通り、今回は6月に実行したわが家の"車活"レポ。
あちこちディーラーを回った記録を、記憶が薄れないうちに備忘録として残しておく。(営業妨害とならないよう社名・車種はボカします)
これといって欲しい車が見つからず、夫の車は13年目の車検を通過。
しかし14年目に突入したとたんにガタがきて、乗り換え待ったなしとなった。
次に乗る車はエコカーと決めており、
EV(電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)、HEV(ハイブリッド車)のいずれかにしたい。
お金が潤沢にあれば好きな車に乗ればいいが、わが家は子供の大学進学とリタイアを目前に控えている。
そこでガソリン価格の高止まりや、トラの県外進学の可能性も踏まえ、政府の補助金を大いに当てにした車選びとなった。
🚗ディーラーA
最近、気になるエコカー(A車)を発売したA社。
しかし街なかでは一向にA車を見かけないため、まずは試乗車のある店舗で予約を取り、話を聞くことにした。
馴染みの客ではないので当前だが、対応してくれたのは、いかにも経験の浅そうな若い営業マン(Aさん)。
まずはA車の試乗。
ネットで見ていたとおり、外観は結構好み。
気になるスペックも申し分なく、乗り心地も悪くない。
「これは買いかも」と思ったが、商談に入ったとたんあっさり候補から外れた。
このA車は海外生産のため、今年度の補助金申請には納期が間に合わないというのだ。
どうりで街なかで見かけないわけだ。
来年度の補助金は、年末の国の予算編成まで誰にも分からない。
補助金ありきで考えていたわが家としては、ここで諦めるしかなかった。
帰宅後に口コミを調べてみると、A車の生産ラインは1つのみで、生産台数もかなり限られているらしい。
売りたい商品ならば増産しそうなものだが、それをしないということは、何か大人の事情があるのだろう。
そういえばAさんの説明も終始淡々としていて、「ぜひ売りたい」という熱は感じられなかった。
その後Aさんからはフォロー連絡は一切なし。
わが家の結論も「A車はなし」で一致した。
だが実は私は、もう一つ却下したい理由があった。
それは、「爪」。
Aさんの指の爪が伸びており、ところどころ黒く汚れていたのだ。
整備の手伝いでもしているのかもしれないが、顧客とサシで商談する営業マンである。
爪の手入れは基本中の基本だろう。
その後、B社・C社・D社と回るうちに、営業マンの質は会社のブランド力にほぼ比例しているという現実が見えてきた。
これはトラの将来を考える上で、かなり示唆的な気づきとなった。
Aの評価
車:〇
価格:×(今年度補助金に間に合わず)
営業マン:×
姿勢:×
🚗ディーラーB
ディーラーAの予約を入れた時点で、「どうせなら同日に回ろう」と午後はB社を予約していた。
目当ては、昨年フルモデルチェンジをしたという売り出し中のエコカー(B車)だった。
後述のD社からも兄弟車が出ているが、我が家はまだB社の車に乗ったことがなく、「価格差がなければB社で買いたい」と考えていた。
ディーラーBは高級車のラインナップが充実し、店舗もAに比べると明らかにラグジュアリー。
営業マンのBさんも、仕立ての良いスーツを着たイケメン中堅社員である。
B車はA車より定価で100万円も高いだけあって、高級感もスペックもワンランク上。
夫は「身の丈に合わない」とやや消極的だったが、補助金がA車より多いと知った途端がせん乗り気に。
唯一気になったのは運転席。
見た目は未来的で素晴らしいのだが、やや圧迫感がある。
Bさんは「コクピット感がありますよ」と言うが、アラカン夫婦としてはそこは求めていない。
とはいえ運転するのはほぼ夫なので、致命的なマイナスではなかった。
納期は約4ヶ月。
補助金にも十分間に合う見込み。
ただし高額なためか、「残クレ」をしきりに勧められた。
なお今回は試乗目的でこの店舗を訪れたが、実際に購入するなら近い店舗が良い。
そこで後日、近隣の別支店にも足を運んだ。
しかしどちらの店舗も値引きはほぼゼロ。
見積もり金額も同じ。(規定額なのか?)
さらに驚いたのは、現在の車の査定が「0円」と言われたことだ。
値がつかないのは理解しているが、普通は下取りに多少色をつけて調整することで成約に繋げるものだろう。
またB社は固定ファンが多いからか、どの店舗も「ぜひ売りたい」という温度感は低め。
アフターフォローの連絡もなかった。
結果、B社ブランドへの憧れは一気に冷めてしまった。
Bの評価
車:◎
価格:△(補助金は間に合うが高額・値引きなし)
営業マン:△
姿勢:×
🚗ディーラーC
C社は、現在夫が乗っている車のディーラー。
目当ては世界戦略車であり、B車や後述のD車の対抗車でもあるC車だ。
C車の評価は以前から耳にしており、決めきれなければこれになるかも…とぼんやり考えていた。
というのも、営業マンのCさんがとても良い人なのだ。
14年の付き合いでその人柄はよく分かっており、できれば次も彼から買いたい。
ただ、一つ懸念があった。
今の車は比較的早い段階からマイナートラブルが多く、修理代が結構かさんでおり、同じメーカーの車を選ぶことに少なからず不安があった。
とはいえ、Cさんの営業は相変わらず見事だった。
A社やB社では聞けなかった補助金制度の詳細を丁寧に説明し、「疑問があればいつでも電話してください」と言い切る姿勢。
日頃から勉強していることが伝わってきた。
残クレの説明も、印刷資料ではなく絵を描きながらの説明で、妙に説得力があった。
なるほど現役の間はこの車に乗り、5年後には子育てを卒業しているから、そのタイミングで軽に乗り替えるのもありかも知れない。
また納期は約2ヶ月と短く、主力商品として売りたい企業姿勢も感じられた。
その夜には、Cさんから丁寧なお礼の電話。
「別グレードの試乗車もご用意できますので、ぜひまたいらしてください。」とのことだった。
Cの評価
車:◎
価格:△(値引きはあるがB車より10万円高い)
営業マン:◎
姿勢:◎
🚗ディーラーD
D社は、B車の兄弟車を扱うディーラー。
14年前まで夫が乗っていた車の販売店でもある。
久しぶりに当時の担当営業マンに連絡したところ、役員に昇格し今は本社勤務だという。
その方から紹介されたのが、新たな担当Dさんだった。
現れたのは、50代と思しき落ち着いたベテラン紳士。
B車・C車の見積を持参した私たちに対しても嫌な顔ひとつせず、「どちらもいい車ですよね。でも、うちの車はもっといいですよ。価格も頑張りますので、ぜひご検討ください」と意欲的だった。
D車は当然ながらB車とほぼ同スペック。
期待していた運転席の圧迫感も同じなのは少し残念。
ただし、大きく違ったのは価格。
元担当営業マンの紹介効果か、持参した見積が効いたのか、B車より10万円以上、C車より20万円安い提示額だった。
Dの評価
車:◎
価格:◎(カムバック価格?)
営業マン:◎
姿勢:◎
CかDか?
4店舗を回った結果、販売意欲が感じられなかったA・Bは候補から外し、CとDに絞ることにした。
その後両社とも再訪したものの、どちらも甲乙つけがたい。
悩んでいるうちに車活の熱もやや冷め、「来春まで待つか」という流れになった。
来年度の補助金に期待しつつ、春になれば新たな車も出るかも…という望みにかけることにした。
転機
そんなある日、夫のポンコツ車の半年点検があった。
14年目ともなれば仕方がないが、「なるべく早めに修理をしたほうがいい箇所がある」と指摘されてしまった。
その見積金額にも驚いた。
そろそろ手放す予定の車ゆえ、高額になりがちなディーラーではなく、近所の整備工場に出したのに、である。
その金額を払うくらいなら、新車の頭金にした方がよほどいい。
このままでは冬を越せないかもしれないし、新車は値上がりする一方だ。
これはもう待っている場合ではない。
こうして、車活への意欲が一気に再燃したのだった。
CさんかDさんか?
不具合が見つかった以上、1日も早く乗り換えたい。
そう考えた我々は、またまたC、Dの2店舗を同日訪問することにした。
目的はもちろん、最終の価格交渉。
事前にその旨を伝えていたため、どちらの店舗でも見積提示の場に店長が登場。
いわゆる「店長決裁」の最終提示である。
この頃には残クレで購入する方針も固まりつつあった。
夫は、残価保証の手厚いC車にやや傾いている様子。
一方の私は、C車がどこまでD車に近づくかが鍵だと考えていた。
価格差が10万円以内なら、馴染みのCさんから買いたい。
しかしその期待は外れた。
C車の最終見積は、B車より20万円高いまま。
さらに会話を重ねる中で、いつの間にかDさんの飾らない人柄にも惹かれている自分がいた。
結果、装備と価格のバランスに優れたD車へ徐々に気持ちは傾いていった。
帰宅後、2つの見積書をテーブルに並べトラも交えて家族会議。
その最中、Cさんから電話が鳴った。
「本日はご訪問いただきありがとうございます。迷っておられる最中だとは思いますが、次の日曜日にもう一度お話ししませんか。15時から予約をお取りできますがいかがでしょう?」
会ったその日に次の商談の約束を取りつけるという、婚活必勝テクである。
たとえ営業マニュアルだとしても、それをきちんと実行し、前に進もうとする姿勢はやはり見事だ。
この心意気だけでも、Cさんから買う価値があると思った。
結論は…?
さて、社名・車種はボカすと言いつつ、わかる人にはわかる内容となってしまった。
ということで、結論はあえて書かず、ご想像にお任せしたい。
車の乗り換えはそう何度もあるものではなく、こと田舎では各家庭の車歴が意外と周囲に把握されてしまうのだ。
ご近所バレ対策として、ここはそっと幕を引かせていただきたい。
それにしても、車選びはつくづく婚活に似ている。
頭ではスペックや見た目、価格といった条件で選ぼうとする。
しかし最終的に背中を押すのは、相手の人柄やフィーリング。
少なくとも私の場合はそうだった。
そして一度決めてしまえば、その理由などすぐに忘れ、最初だけ大事にするあたりもどこか結婚に似ている(笑)
残クレ金利<資産運用
ところで噂には聞いていたが、残クレの金利は驚くほど高い。
「残クレ」と検索すると「やめとけ」と出てくるのも、そのあたりの事情だろう。
わが家も新NISAがなければ、これまで通り現金一括払いを選んでいたと思う。
しかしよく考えてみると、オルカンの過去1年の利回りは約35%。
ラップやロボアドといったお任せ商品でも10〜30%なのだ。
課税を考慮したとしても、残クレ金利を大きく上回る水準で推移しており、今すぐ数百万円のキャッシュを手放すのは惜しい。
もちろん今後の利回りがどうなるかは分からないが、負債がある方が真剣に資産運用に取り組めそうな気もする。
そんなわけで、少なくとも残クレ金利分は稼がねばと、ポートフォリオの見直しに悩む今日このごろ。
新車の喜びと引き換えに、プレッシャーも背負う羽目となったのだった。
◆YouTubeで視聴したテレビ神奈川さんの番組、かなり参考になりました🙏
