「教師の勘」は保護者対応でも試される~あの「文化祭事件」のあとに起きた、もう一つの山場~
文化祭でクラスが「失格」になった日、私はある違和感を覚えました。
廊下に落ちていた投票用紙を拾い集め、何事もないように投票していた一人の男子生徒。
その行動自体も問題でしたが、私が気になったのは別の部分でした。
空気を読まない発言。
表情の変化の少なさ。
周囲が混乱している中でも、まるで別の世界にいるような態度。
「この子、もしかして……」
教師としての直感でした。
私は養護教諭に相談し、研修で来校していた精神科医の先生に個別相談を申し入れました。
すると先生は、話を聞くとすぐにこう言いました。
「ああ、それは発達障害の典型例ですね。」
その一言で、状況ははっきりしました。
しかし、本当の意味で神経を使ったのはここからでした。
問題は
「このことを、どう保護者に伝えるか」
です。
これは、教師にとって最も難しい場面の一つです。
伝え方を間違えれば、
・保護者との信頼関係が壊れる
・学校不信につながる
・支援そのものが止まる
実際に現場では、この一言で関係が崩れてしまうケースも珍しくありません。
では、どうすればよかったのか。
私はこのとき、ある原則に基づいて面談を組み立てました。
その結果、保護者は驚くほど自然に本音を話してくれました。
ここから先では、
・保護者面談で絶対に外してはいけない順序
・養護教諭との役割分担の実際
・専門家と連携する際の具体的な判断軸
について、現場ベースで具体的に書いていきます。
学校現場で保護者対応に関わる方にとっては、知らないと確実に判断を誤る内容です。
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