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観劇note 朗読劇「近代能楽集」 新国立劇場 小劇場

昨夜は新国立劇場の小劇場で公演中の三島由紀夫生誕百周年記念と銘打った朗読劇「近代能楽集」に行ってきました。

この百周年記念は「わが友ヒットラー」と同時公演となっている。「わが友ヒットラー」は日を改めて見に行く予定。

ともに演出はCEDARの松森望宏。
衣裳は、“わが友” 藤崎コウイチ。

朗読劇「近代能楽集」は、
「弱法師」
「班女」
「卒塔婆小町」の3作を上演。
公演によって演者が変わる趣向。
昨夜の出演は、
木村来士、高橋ひとみ、中尾暢樹、小泉萌香、風間トオル、円地晶子、塚本幸男、月船さらら。

「弱法師」「班女」「卒塔婆小町」と古典の演目を題材に、戦後の日本を舞台にしている。

朗読劇ってあまり得意ではなく睡魔との戦いになること多いんですけど、今回は三島の言葉の表現との戦いに終始した感じで、睡魔の出番はなかった。

三島のセリフは、たとえて言うならガッツリ堅焼きせんべいみたいなもので、スナック菓子ではないので、読者や観客に一定の咀嚼の力が求められそうです。
あんまりいい例えでもないかな。

「弱法師」は家庭裁判所の一室が舞台。
盲目の青年俊徳と、彼の育ての親と生みの親が集う。盲目の青年は大人たちを愚弄するかのように振る舞う。

「班女」は恋しい人を待ち続けおかしくなってしまった女性と、彼女に愛情を注ぐ女性。

「卒塔婆小町」は夜の公園のベンチに座るコマチと呼ばれる老婆と若い詩人の目の前に鹿鳴館時代の舞踏会がひろがる。

この日は偶然にもアフタートークがちょっとあり、演者さんの役作りなどの話を聞くことができた。
ここで衣裳への言及があったのは、“わが友”の仕事ながら嬉しくなります。

“わが友”は、朗読劇だからといって手を抜いたりはしていません。出演者の皆さんはそれぞれ黒を基調とした衣裳。
「班女」でヒロインを演じた小泉さんだけ白っぽいドレス。狂女ゆえに純白か無垢か
、むかしの華族のお嬢さま風かしら。

3作品に登場して事実上この公演の主役ともいえる高橋ひとみさんは、唯一のお着物。黒っぽい着物で白かグレーの模様があって、帯に赤が差し色に入る。キレイでカッコいい感じ。

ここで風間トオルさんが、以前に出演したNHKのドラマ「黒蜥蜴」のときと同じ衣裳さんで三島つながりとまで言ってくれたのは有り難いことです。
あの時の「黒蜥蜴」はちょっと近未来タッチに潤色されていたので、いづれどこかでオリジナルの「黒蜥蜴」を演ってもらいたいと願っている。



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