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【配信感想】ネス単独公演『SIN』『ザ・ワン』雑感

2025年7月27日公演予定のネス単独公演『うそつき』を前に配信中の、2021年・2022年の単独公演『SIN』『ザ・ワン』を鑑賞した直後の雑感メモです。
※後日加筆修正する可能性があります。 


https://x.com/RAB_nesu45/status/1912107512440168565?t=n1eQ2UdAC8iI3f30SSxbcQ&s=19


まず、今年のネスワンマンの前に見せてくれた計らいに、本当の本当の本当にありがとうという気持ちしかない。ずっと切望してた。その割にビビり散らかして今日までひとりで見れてなかったんだけど……。

結論を先に言うと、これを原案し一人で演じ切るネスくん、愛する我が推し、やはり大天才、至高の領域に近い……(突然の猗窩座)。というか至高の存在なので本当に一刻も早く世界はネスに刮目してくれ。

しかしそれ以上と言っていいほどに驚いたのはかっぺさん。かっぺさんの凄さ。脚本は元よりナレーションでの演技があまりにも良すぎる。
ネスくんとの関係値も相まって、かっぺさんとの共作でしか見られないであろうクオリティに仕上がっているのが本当に素晴らしい。ネスワンマンと言いつつ、正真正銘かっぺさんとのコラボ作品なのだというのを(知ってはいたけど実際目の当たりにして)強く感じて、ここは目測を修正した。

ぶっちゃけると再配信決まるまでの約2年弱は「一生見られないかもしれない……」と絶望してて極限の飢餓状態だったので、ハマって早々にかっぺさんのnoteを始め、感想などのテキスト情報を読み漁っていた。でもそれも2023年くらいのことなので記憶が薄れてきててちょうど良かったかも。

『ザ・ワン』

『SIN』と『ザ・ワン』、どちらが好きと言うのも難しいが強いて言えば『ザ・ワン』だった。
たまたま最近、手塚治虫『火の鳥(未来編)』を読み返したばかりなんである。人間が絶滅した世界で一人生き残る不死身の人類の話としては思い起こさずにいられない。

▼『火の鳥(未来編)』あらすじ

あとTRPGやる人はこの手のシナリオに慣れがある、気がする。私はいくつか知ってる話や設定を想起しながら観てました。

例えば「電撃に撃たれて死ぬが、全く同質の肉体と記憶を持つ存在が同時に生まれる。その場合このふたりは同一人物と呼べるか?」というのは明らかにスワンプマン(沼男)の思考実験だな〜という感じで、なおのことオタクにはわかりよかった。

▼スワンプマン(Wikipedia)

好みの問題でもあるけど、『ザ・ワン』は純粋に演技の練度が上がっているし、舞台や演出も豪華になっていて、脚本のボリュームも上というのがある。
黒子のおふたりの演技もめちゃくちゃ良かった。

あと役柄がネスくんに合っていたのが断然好きだった。語弊を恐れずに言うならネスくんは常から可哀想な時こそ魅力的で可愛いキャラクターなのです。魅力を十二分に引き出すかっぺさんの脚本もイジリも最高だった。

『SIN』


『SIN』のハードな世界観も面白かったんだけど、ネスくんは声にドスがないのでヤクザやマフィアの世界観には少し浮いていた感があった。とはいえ、青年・壮年・女性の演じ分けが実に見事。
私が人生で見た(映画館でだが)中で最高の一人芝居は、BBCシャーロックや映画『異人たち』で有名なアンドリュー・スコットの『ワーニャ』なんだけど、演じ分けの部分で思い起こす部分があった。

演技は独学とのことだけど、ネスくんが何を参考にあの演じ方になったのか気になる。

▼アンドリュー・スコット『ワーニャ』(ナショナル・シアター・ライヴ2024)

ダンスと演劇のコラボレーション作品というのはどんな感じなんだろうと思っていたけど、ここまで曲にハマる文脈を作る(逆?文脈に合う曲を持ってきたのか?)ネスくんのセンスに脱帽。平伏。
常々「曲になる」をモットーにしているネスくんが、脚本の中の自分の役を「曲にする」ために仕立てた全てがガッチリとハマっていて物凄く見応えがあった。曲への解釈をアウトプットした二次創作表現がダンスとも言えるが、正に至高の二次創作を見た。

まとめ


過去の演目の中に登場するネスくんのソロ曲に「今」出会うこと、それはまさに新規のネスのオタクにとっては失われた記憶とも妄想とも言える「オーパーツ」を探し当てる行為だった。

今まで何度も見ていた踊ってみた動画の、あの振りは、あの音ハメは、歌詞ハメは、こういう文脈でこんな意味を持っていたのか。
自分の考えていた筋道が覆り、紛れもない事実が提示される。自分が見ていた景色が一気に転換する。点と点が繋がり線となる。
ザ・ワンのラストの主人公みたいな体験をさせて貰えたと感じて幸せだった。

『SIN』『ザ・ワン』をリアタイで見逃したことの悔い。ネスくんにもっと早く出会いたかったという取り返しのつかない悔いをずっと抱えているし、それこそネスくんに出会うための「2択(人生における選択)」を間違えてたんじゃないかと思うこともあった。

後悔はずっと付きまとうんだろうけど、多分『うそつき』を見終わったあとにはそんな自分ごとまたネスくんをより深く愛せる気がしており、楽しみで楽しみで仕方ない。

物語的にはもっと胸糞悪いものを観たい(個人的な趣味)と思ったけど、どんな脚本になるんだろう。
今日過去公演を見て「脚本欲し〜!!」とめちゃくちゃ思ったのでVIP取れてよかったと強く思えたのも収穫だった。

どんなストーリーだろうとネスのオタク的にはハッピーエンドとなることを確信している。
ネスくんはやっぱり最高です。

『うそつき』のあと再び見直せる配信期間を設けてくれてありがとう……今とりあえず殴り書きなのでまた加筆したいと思います。

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