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メタルへの愛を語る

畑では、たいていイヤホンでお気に入りのプレイリストを聴きながら作業している。

その下の方に、激しい音楽ばかりを集めた「heavyベスト」というリストが埋もれているのを見つけた。

久しぶりに再生してみると、懐かしい音楽が次々に流れ込んできた。
そこでふと、これを書いてみようと思うに至る。


一口にメタルと言っても、実はさまざまなジャンルに分かれている。

ヘヴィメタルから派生した、デスメタル、パワーメタル、スラッシュメタル、ニューメタル、ブラックメタル、メタルコア、ジェント…
そこから更に派生したり、またクロスオーバーが起こったりして、今でも新しいスタイルが生まれ続けている。

メタルは地球を救う

その中でも僕はニューメタル、そしてメタルコアと呼ばれるジャンルのバンドを沢山聴いた。

以下、マジで自己満足ながら僕が特に好きなバンドたちを勝手に紹介していきたいと思う。


◆ Korn / ニューメタルのパイオニア的存在

僕がラウドミュージックにハマったきっかけは、中学2年の時に幼馴染から借りたKornの3rdアルバム「Follow The Leader」だった。

時は2000年初頭、所謂ニューメタル全盛期だ。
当時はどちらかというとニューメタルではなくヘヴィロックと呼ばれていた気がする。

それまで激しい音楽を全く聴いたことがなかった僕は、何も期待せずに聴いた一曲目から頭にガツン!というショックを受けた。
人は油断しているときに最も強く衝撃を受ける。

コツコツと貯めていたお年玉を使って、ベースのフィールディが使っていたブランドIbanezの一番手頃な値段のものを買った。初めて触れた時の、木材の独特の匂いや柔らかい手触りを今でも覚えている。

コピーバンドもやったし、ベースを低く縦に構えるその独特の弾き方も真似したり、アディダスのジャージを真似して着たりもした。
ほんとはボーカルのジョナサンみたいなドレッドにもしたかったが劇的に似合わなさそうでやめた。

adidasのジャージにドレッド、渋すぎる

1stアルバムの1曲目「Blind」の映像に出てくるジョナサンは、陰鬱さを身に纏った華奢な青年で、それまでの「メタルはマッチョ!ウォー!」という勝手なイメージとは真逆のカリスマ性があった。

それがめちゃくちゃカッコよくて、ドキドキしながら初めて来日ライブに行ったら、その3倍くらいに太ったジョナサンがウキウキで飛び跳ねながら登場したのでマジで驚いた(でもカッコよかった)。

一番好きなのはやっぱりこの曲。イントロのギターどうやって思いついたの。3:15あたりから死ぬほどカッコいいので見てみて。


◆ Slipknot / 猟奇趣味的激烈音楽集団

Kornの次に僕の心を掴んだのはSlipknotだった。

おどろおどろしいマスクで素顔を隠した9人組のバンド
好きになる理由はそれだけで充分だったが、ボーカルのコリーのシャウトに頭が張り裂けそうなくらい痺れてしまった。

メンバー全員が卓越した演奏技術を持つ、いぶし銀のバンド。
ちなみにコリーはシャウトだけでなくメロディも上手いしラップもできる。最高すぎる。

ベースのポールとドラムのジョーイは残念ながら亡くなってしまった。ポールが亡くなった際に開かれた会見の、マスクを外したメンバーの悲しげな表情が忘れられない。

個人的に一番好きなマスクはトゲトゲの人のやつ。

ベタだけど大好きなのは「People = Shit」。
なんやそのストレートすぎるタイトルは。
好きすぎる。どいつもこいつもクソだ。

大学時代に酔っ払った勢いでカラオケでコレを歌ったら、目に見えて友達がドン引きしていて本当に心の底から後悔した。

Slipknotといえばこちらの名言も有名。

ギターのミック兄貴。

◆ Linkin Park / 累計販売1億枚超えの怪物

この流れで当然に出会った、言わずと知れたバンド、Linkin Park。
ニューメタルという括りに入れて良いかは迷うが、好きすぎるバンドには違いない。

当時タワレコで完全にジャケ買いした1stアルバム「Hybrid Theory」の一曲目、「Papercut」のイントロがCDコンポから流れた瞬間に「あ、ヤベえバンドと出会った」と確信した。

今ではたくさんいるが、リードボーカル&ラップのツインボーカルというスタイルは当時とても新鮮だった。
リードボーカルのチェスターは、歌声があまりにも凄すぎて、ボーカル募集のオーディションに来ていた他の参加者がその声を聴いて帰って行ったという逸話もある。

ふだん激しい音楽を聴かない妻も、高校生当時に2ndアルバムを買ったらしい。
幅広い人に受け入れられるバンドだと思うし、激し目の音楽でおすすめは?と聴かれたら迷わずこのバンドを推す。

ラップのマイク・シノダは日系3世

残念ながらボーカルのチェスターは2017年7月に亡くなってしまった。
悲哀や苦しみを吐き出すような叫びと美しいメロディは、今聴いても涙が出そうになる。というか泣いてしまう。

去年、農作業中にシャッフルで聴いていたApple Musicで「Numb」が流れてきて、泣きながら苗を植えた。

チェスターがいた頃にライブに行かなかったことを本当に後悔している。

2024年に新ボーカルが加入。エミリーもカッコいい!


◆ Mudvayne / 唯一無二の変態性

映画「ゴーストシップ」の主題歌「Not Falling」を聴いて出会ったバンド、Mudvayne。

演奏テクニックがバカみたいに高い上に、たまたま見た「Dig」のMVでヤバすぎる見た目をしていたので一瞬で虜になった。

こっち見ないで。怖いから。

ベースのライアンは元々ジャズ畑出身ということもあって、スラップみたいな激しい弾き方に加えてハーモニクスからタッピングまでなんでもありの変態。
なんでこの曲のこの部分でこのフレーズが出てくるの?みたいな衝撃が多々ある。

マッドヴェインが好きすぎて高校の3年間は携帯のメアドに「mudvayne」の文字を入れていた。
友達が紹介してくれた女の子に「オススメのバンド教えて!」と言われたので迷わずこのバンドを教えたらそれ以来連絡がつかなくなった。

あと、散々言われてるけど「The End of All Things to Come」というアルバムの邦題を「ヘヴィロック断末魔」にした担当者、あなたすごいよ。
最近になって逆にクールに思えてきたわ。


◆ Pleymo /フランス産ニューメタル

こちらもジャケ買いして大正解だったバンド、Pleymo。
メンバーは大の親日家であり、日本語で歌ってる曲もある。ボーカルのマークは昔ディズニーで働いていたアニメーターで、日本のアニメも大好き。

フランス出身の彼らは見た目もおしゃれで全員イケメン。それだけが理由ではないだろうけど、当時この手のバンドには珍しく女性ファンもめちゃくちゃ多かった印象。

音楽もなんかおしゃれなんだよなあ。

僕は3rdアルバムの「Rock」から入ったので、「何やらおしゃれで重い音楽やるバンドだな〜」と思っていたが、1st、2ndを聴いて更に大好きになった。ゴリゴリのニューメタルやんけ。

ボーカルがフランス語で歌ってるのも良い。
激しいサウンドとフランス語の柔らかくて美しい響きが絶妙に合わさって心地良い。

当時はメンバーが各々のカラーのつなぎを着てライブしていて、それがめちゃくちゃにカッコよくて憧れた。
農業を始めたときにふと思い出して、作業用につなぎを買った。
全然似合わなかったし太って入らなくなったので今はタンスにしまってある。

つい先日、久しぶりに新作の制作をしていることが発表されたので今からドキドキしてる。

このMVにも日本の映像が出てくる。


◆ Killswitch Engage / メタルコアの始祖

僕の大学時代の青春であり、メタルコアシーンの先駆け、Killswitch Engage。

このバンドについては前の記事でも書いたのでいろいろと割愛するが、とにかく人生で一番好きなバンドは?と聴かれたらLinkin ParkかKillswitch Engageで死ぬほど迷うと思う。

公務員試験にむけて1日10時間くらい勉強していた時は、ヘッドホンでずっとこのバンドの曲を聴きながらひたすら問題集を解いた。
妻からは「ようそんなやかましい曲聴きながら集中できるな」と言われていた。

荒々しいサウンドにメロディアスなコーラスを融合させたことで、とても聴きやすくて美しく、かつ激しさも失わない新しいスタイルを作り上げた。

2000年のアー写。
近影。ゴリゴリに変身。※ドラマーは交代

ボーカルのジェシーが書く歌詞は優しく美しく内省的で、「まるで聖書のようだ」と評されることもある。実際僕もジェシーの歌詞が大好きで、CDを買うと真っ先に歌詞と和訳をチェックしてしまう。

ギターのアダムは、ライブで上半身裸マントで演奏したりトランクス一枚で出てきたりと奇行が目立つが、超名門であるバークリー音楽院出身のエリートミュージシャンでもある。そのギャップも素敵だ。

ちなみに僕が見に行ったライブでは、アダムはギターを置いて腕立て伏せしてた。
弾けよ。

こちらは前ボーカル、ハワード。シンプルに歌がめっちゃうまい。

現ボーカル、ジェシー。カリスマ性がヤバい。


あとがき(最後までよんでくれたあなたへ)

思春期及び厨二病の真っ只中にいた青臭い少年にとって、世間や社会への怒りを叫びまくる彼らはとてもカッコよく見えた。

世の中の不条理や大人たちへの不満に対して、まるで自分の代わりに叫んでくれているかのように感じたのだ。

そんな1人のメタル好きおじさんの戯言をここまで離脱せずに読んでくれたあなた。

普段メタル好きと言うと大抵「あーヘビメタ好きなんだ、へぇ~」という一言で会話が終了してしまうので、僕は嬉しいです。
本当にありがとうございます。

本当はあと20バンドくらいおすすめしたいバンドがあるのですが、とんでもない文字数になりそうなのでこのあたりで筆を止めます。

読んでくれた方の中で、誰か一人でも記事中のYouTubeのリンクをクリックして「お、このバンドかっこええやんけ!」となってくれたなら幸せです。
逆におすすめのバンドがあればぜひコメント欄なりDMなりで教えてください!

これを書いてたらまたいろいろ聴きたくなってきたので明日はメタル祭りにします。


この記事は、無職さんのこちらのコンテストに寄せて書きました。
無職さん、素敵なコンテストをありがとうございやす!

これ書き終わって時計見たら夜中の2時半でした。熱中しすぎた。楽しかった~


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