Ai Nikkor 50mm f1.4Sが実質ズミクロンって話
フィルムライフ研究所です。
本日は記念すべき1本目の投稿ということで、出だしからコケるのだけは避けたい運営が、最高を確約された一本のレンズをレビューしていくことで快調なスタートを切ってやろうと業を燃やしています。
そんな私たちが本日紹介させていくレンズがこちらです!!
Nikonのフィルムカメラを手にしたことある人が必ず使ったことがある、と言っても過言ではないレベルのド定番レンズのAi Nikkor 50mm F1.4S!!
古今東西のあらゆるフィルムカメラとレンズを使い込み、毎日仕事で1000枚以上のフィルム写真のデータ化をしてきたフィルム研究所としては、結局このレンズが最強だと思っています。
なので今日はそれについて話していくのですが、このレンズは実質ライカのズミクロンだと思ってもらって結構です。
写真





概要

この5枚だけでカートに入れてレンズを買おうとする人も出てくるだろうがまだ我慢して続きを読んで欲しい。
簡単にレンズの概要だけまとめておきます。
AI NIKKOR 50mm f1.4S
ニコンのFマウントで使えるMFの単焦点レンズで、他にも28,35,85,135mmなどの兄弟玉の多いレンズで、どれもAFなんて甘っちょろいものはない。
フィルムニコンにつけると見た目が完璧で、流石"標準"レンズって感じなので、ミラーレスならZfにつけるのもとてもスマートですが、やはりマウントアダプターがダサいので、なるべくフィルムで使うのがトレンディーです。
「標準レンズ」という言葉どおり、
かなり安価
描写が完璧に近い
見た目のバランスがいい
という三拍子が揃っていて、特にNikon FM2なんかのクラシックなフィルムカメラにつけたときのまとまりはかなり理想形に近いです。

このレンズで撮られたフィルムのネガを編集することがめっっちゃあるんですよね、毎回再現したい色が全部出てきてエグい…
レンズのコーティングとかがかなり優秀で他の標準レンズに比べて遥かに色の方向性が質感が良いです。明らかにレベルが違うと断言できます。ラボでフィルムスキャンをやり始めてから
「この神レンズ、めっちゃ色いじりやすいし湿度高い系の画作りできるな」
と思って使用機材聞いてみると、大抵このAi Nikkorシリーズかライカ。ライカは良いですよそりゃ、そんなことわざわざ書かなくたって良い。



この時点でもう既にこのレンズをカートに入れてしまっていると思いますが、まだ続けます。
とにかくこのレンズ、湿度感めちゃくちゃ高いです。
フィルム写真の質感というか、フレキシブルに色味を調整できる良いネガにするためにはいくつかの要素が揃わないと完成しないのですが、
昔のコーティング死んでるレンズとか、色の分離性が低いレンズだと、アンダーの写真だと途端に色や光が綺麗じゃない写真になります!これは僕の経験から言えますが、ガチです。
ここで言っている「色いじりやすい」「湿度高い系の画作り」というのは、
暗部の中にもちゃんと色が残っている
肌や空気感のグラデーションが破綻しにくい
という意味合いが強いです。
毎日1,000枚近くのフィルムデータを色補正をしていると、「触っても崩れないネガ」と「触った瞬間に崩れるネガ」の差は本当に大きいと感じます。このAi Nikkor 50mm F1.4S は前者側にかなり強く振れているレンズなのがめちゃくちゃコスパ良いんですよね。

最初から暖色によってる写真は青緑とかの方向性に持っていくと汚くなりやすいです、全然方向性逆だから..!
めっちゃ電球色のライトで撮った写真を、JPEGのホワイトバランスで白に戻しているみたいな、無理してる色味になります。フィルム写真の色分離性においてAi Nikkor 50mm F1.4Sはほぼライカのズミクロンです。ほぼ、ほぼですからね。色々届かないところはあるにしろ、この実質ズミクロンが中古で二、三万とかで手に入るから、これが結局フィルム写真の最適解レンズとして君臨していると言いきれますね、とりあえずこれ買っとけと。まぁ湿度感はズミクロンが頭ひとつ抜けてる、それは仕方ない。
マジで最近見た「めっちゃ良い写真だなー」みたいな写真は8割Ai nikkorのシリーズですからね…最高だからみんなもっとこれ使って欲しい、

Ai nikkorみたいに色分離性の高いレンズだと、露出が少しズレたくらいの写真が救いやすいのが、圧倒的な強みです。多少アンダーでも綺麗になったりするんですよ、ネガの良し悪しや色の再現性は、大前提銘柄で変わるとしても、レンズのコーティングや色分離性と、露出によって決まります。露出は自分でなんとかできるとして、レンズは自分の求める方向性とズレてたらどうしようもないので、変えてみるのもアリだと思ってます。
例えば、青緑が綺麗に出ている広告で見るような爽やかなフィルム写真を目指すなら、レンズの透明度や色分離性が高いやつがおすすめで、そういう写真が好きな人はAi Nikkorかズミクロン買っとけばOKです。
Ai Nikkorシリーズで揃えたくなる
余談ですが、今回出してるのはai nikkorの50mm f1.4Sっていう代表格のレンズだけについて書いていて、ai nikkorの28,35,50,85,135,とかの新めのSってついてるレンズは50mmと同じような色の質感が出るので、この質感や、透明感や湿度感を求めているフィルムカメラユーザーは全部揃えてください。

まとめと色味
結局、Ai Nikkor 50mm f1.4Sは“フィルムで良い色を出したい人”の最短ルートです!これは本当に。湿度のある階調と粘り、色分離性が突出していてちょっとアンダーでも色味が戻ってきて救えるネガになります。本当にズミクロン的な透明感を数万円で手にできる異常な存在で、FM2とかのフィルムカメラにつけた時のルックスも含めて完璧なんです…!

ちなみに記事中にあるフィルムの作例は、全てナツソマレラボで現像とデータ化をしています!自社開発の新型フィルムスキャナーで35mmフィルムも中判フィルムのような高画質スキャンが可能で、フィルムを初めて現像に出す方からプロのフォトグラファーの方まで、幅広く愛用していただいているラボです!特に色味については国内随一のこだわりと研究を重ねているので、フィルム写真の撮影体験や色味へのこだわりがある方におすすめです!
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今回は、毎日1,000枚のフィルムネガをデータ化している経験から、実質ズミクロンの神レンズのAi Nikkor 50mm F1.4Sシリーズについてのnoteでした。
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