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ビジネスアスリートな人シリーズ|第10回正しいことより、「伝わるか」を気にする人


①【日常】説明は正しいのに、なぜか動かない

資料は整っている。
ロジックも破綻していない。
質問にも、きちんと答えられる。

それなのに——
会議が終わっても、何も変わらない。

  • 決まったはずなのに、動かない

  • 「分かりました」と言われたのに、進まない

  • 次の会議で、また同じ説明をしている

そんな経験はないでしょうか。

ここで、ふと疑問が浮かびます。

「ちゃんと説明したはずなのに、
なぜ人は動かないんだろう?」


②【拡大鏡】相手の頭で考えて話していた人

この「伝わる」ことを、
徹底的に突き詰めていた人物がいます。

諸葛亮 です。

彼は、
自分の知恵を誇示するために
話していたわけではありません。

相手が、

  • 何を恐れているか

  • 何を大事にしているか

  • どこで判断に迷うか

それを先に理解し、
相手の頭の中にある言葉で話す。

同じ内容でも、

  • 皇帝には、国家の安定として

  • 将軍には、勝ち筋として

  • 民には、安心として

伝え方を変えました。

重要なのは、
話がうまかったことではありません。

「自分の正しさ」より、
「相手の理解」を優先したこと
です。


③【自分に戻す】伝達は、能力ではなく姿勢

私たちの現場に戻りましょう。

「伝えるのが苦手」
そう感じている人は多いですが、
多くの場合、問題は技術ではありません。

ビジネスアスリートな人は、
話す前に必ず一つだけ考えます。

「この人は、
どこで判断する人だろう?」

  • 数字で決める人か

  • リスクで決める人か

  • 感情や納得感で決める人か

そこが分かれば、
伝える内容は自然に絞られます。

正しいことを、
そのまま投げる必要はありません。

相手の世界に翻訳して渡す。

それだけで、
説明は「行動」に変わります。


今日の一行

伝えるとは、
自分の理解を話すことではない。
相手の理解をつくることである。


次回予告

ビジネスアスリートな人シリーズ|第11回
話し終わったあと、人が勝手に動き出す人

——説得していないのに、
なぜか合意が生まれる理由。

※初めてこの連載を読む方へ

▶︎ ビジネスアスリートな人シリーズ|この連載の読み方(編集ノート)

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