見出し画像

投資で稼ぐ力をつける その2:投資は、ルールがわかり、関心があるものをやろう

第二幕 2-8 レディネス④ 資産収入:投資で稼ぐ力をつける その2

※全体像はこちら
※第二幕の目次に戻る時はこちら

投資はスポーツである。サッカー・野球・バレーボールなど、スポーツはその種類が多岐にわたる。投資も同様である。そして大事なことは、スポーツも投資もその種類によってルールが異なることである。

ルールを知らずにスポーツをやっても勝ち目がないことは自明であり、これは投資にも当てはまる。また、どのスポーツをやるかというのは、個人の関心の問題であり、関心がないものを選ぶよりは、関心があるものを選んだほうが一般的には楽しめるだろう。

これらの要素を踏まえ、投資対象を選択するマトリクスを下図に示す。


投資対象の選択マトリックス

最優先は「A象限」である。ルールが理解でき、かつ関心がある投資対象があれば、それは選択すべきである。関心はあなどれない。投資は日々変化する市場をそのバトルフィールドにしているので、気にかけてないと、いつの間にかおいていかれる。その点で関心があると、何かと気にしていろいろ自分で調べたりするので、身体で市場を学ぶという観点でもよいと考える。

もちろんこの象限だからといって、すべてを自分でやる必要はない。投資のプロフェッショナルをはじめ信頼できる人がいれば、一緒にやればいい。ただ、せっかく関心があるのだったら、主導権は自分で握るべきである。

次に優先すべきは「B象限」である。ただ、この象限はよく考えたほうがいい。「関心がない=ただのお金儲け」の構図になりがちで、ただのお金儲けは、儲からないというのが世の通説だからである。

まずは、投資対象のものを勉強してみて、関心がもてるかどうかを試すのがよいと考える。その上で関心がもてそうならA象限に昇格して、投資対象とすればよい。関心がもてなそうなら、無理してやらなくていい。しばらく時間をおこう。

「C象限」と「D象限」に位置する投資対象には、手を出してはいけない。ルールがわからないゲームに参加しても、まず勝てないだろうし、そして何よりおもしろくないだろう。

手が使えないから、あれだけサッカーの足技は美しくなった。キックが使えないから、あれだけボクサーのパンチングテクニックは洗練された。インサイダーというルールがあるから、外から企業を見る見方が高度になった。ルールがあるからこそゲームはおもしろい。

「C象限」については、本気でやりたいものがあるなら、ルールを学んで、A象限に昇格して投資対象とすればよい。それ以外はStayにしよう。

それではここで、この投資マトリクスに関して、英虎教授と弟子の会話を聞いてみよう。

弟子「英虎先生は、このマトリクス、どんな感じですか?」
英虎教授「そうだな。私の場合は、Aは明らかに株、Bは不動産・金・債券、Cはなくて、DはFX・先物・暗号資産かな」
弟子「へーーー、投資っていろいろありますね」
英虎教授「そりゃいろいろあるよ」
弟子「株は関心あるんですね」
英虎教授「株は企業の応援券だと思ってるから、応援したい企業のことを考えると楽しいし、長く企業の経営コンサルティングやってたから、なんとなくこの企業は儲けが続きそうだなっていうのもわかるから、それでしっかり儲けることもできる。何より株価のデータ分析がすごいおもしろい。株価って、ありとあらゆる要素が影響した結果がひとつの数字としてあらわされていて、この数字ってすごい重いなって思うんだよ。その重い数字を、心を込めてよくよく見てると、いろんなことがわかってきて、飽きないな。この前も、一番アタマが冴えてる朝食前に分析はじめて、気づいたら夜中だったんだよね。でも夜中に朝食を食べるのは、効率がいい朝飯前の時間を長く使えるということで、これはこれでいいなって思ったよ」
弟子「……なんか楽しそうですね。先生が株とデータ好きなの、よくわかりました。あと、よく聞く不動産ってどうなんですか?」
英虎教授「不動産会社の経営コンサルを3年くらいやってたから、不動産の儲けの仕組みは、実はよく知ってんだ。家賃の最適化のモデルを自分でつくって、それを全国に展開したから、不動産市場についても大体わかる。だから一時期、不動産投資やろうかなと思ったときはあった」
弟子「どうだったんですか?」
英虎教授「結局やめた」
弟子「なんでですか? すごい儲かるって、よく聞きます」
英虎教授「ご一緒してた不動産会社の社長は、もともとご自身で事業を起こして、1代で数千億に育てた不動産業界のレジェンドだったんだけど、ある日その社長に相談してみたんだよ」
弟子「はい」
英虎教授「私、不動産の市場も仕組みもよくわかったんで、不動産投資やろうと思ってるんですが、社長どう思いますか?って聞いてみた」
弟子「おー。ズバリの質問ですね」
英虎教授「そしたら、綾小路さんが不動産好きだったらいいと思うよ。でも儲けのためにやろうと思うんだったらやめなっていわれたんだ」
弟子「なんか、かっこいい人ですね」
英虎教授「まーそうなんだよ。顔はすごい怖いんだけど、中身はすごいかっこいい人だった。で、そういわれて考えたんだけど、自分は不動産、好きでも嫌いでもないな、社長がいうように、儲けたいからやるってことになるなって。そういえば、社長は休日でもいろいろな土地を見に行って、あそこがいいぞって、いつも楽しそうに話してた。自分だったら、そこまで絶対やらないなと思ったんで、やめた」
弟子「おー、そういうことなんですね。英虎先生にもいろいろあったってこと、今日初めて知りました。先生あまり話してくれないから……」
英虎教授「そうかな。別に話すことあまりないからな。聞いてくれれば話すよ」
弟子 心の中(そういうことではないんですけどね……)

英虎教授と弟子の会話

みなさんもやってみましょう!

下記の投資対象のマトリクスに、「株」「不動産」「債券」「金」「FX」「先物」「暗号資産」を配置してください。そして、B象限・C象限に位置するものについては、A象限にもってこれないかを考えてみてください。 
※もし他に投資対象があれば、適宜追加してください。

投資マトリクス演習

※次に進む場合はこちら

※第二幕の目次に戻る時はこちら
※全体像はこちら


いいなと思ったら応援しよう!