#171 学校の「すき間」を埋める-教務主任とは?
今日は少し真面目モードのnoteを書いてみます。
1学期によく受けた質問No.1がこちら。
「sunflower先生って、何年生の先生?何してるの?きょーむの先生ってなぁに?」

今年度からスタートしたチーム担任制において、私はそのメンバーにも入っていない。なんとなく校内をふらふらしている先生。私自身も1学期はその答えを探していました。
私自身の学校での役割は、名前としては「教務主任」です。
けれど、担任のように毎日同じ教室にいるわけでもなく、校長先生や教頭先生のように、役割が分かりやすいわけでもありません。子どもたちにも保護者の方にも、「教務主任って何をする人?」と思われがちな、少し謎のある立場です。
年間行事や時間割を組む。会議や研修の日程を調整したり資料を作成する。必要な情報を先生方へ届ける。学力調査を実施・分析し、学校全体の学びを見渡す。もちろんですが、通常授業も担当します。
仕事は多岐にわたりますが、私の中では一つにつながっています。
教務主任は、学校の「すき間」を埋める人。それが、今の私に最もしっくりくる答えです。
学校という交差点に立つ人
学校には、担任と専科、学年と学年、先生と管理職、授業と行事、学校と家庭など、さまざまな立場や仕事があります。
それぞれが懸命に動いていても、その間にはどうしても小さな「すき間」が生まれます。
誰が伝えるのか曖昧なこと。重なりそうな予定。一人に集中する仕事。周囲からは見えにくい困りごと。
それらを放っておくと、学校のどこかで流れが滞ります。先生たちの見えない負担が生まれます。
「この時期に、この仕事まで重ねて大丈夫だろうか」
「必要な情報が、必要な人に届いているだろうか」
「誰か一人の頑張りに頼っていないだろうか」
学校全体を見渡し、人や情報を必要な場所へつなぐ。負担が集中していれば流れを分け、迷いが生まれそうなところには道筋をつくる。
教務主任は、学校という交差点に立つ交通整理役なのだと思います。

「自分が学ぶ」から「みんなが学べる」へ
私はこれまでは研究主任を長く務めさせていただきました。7年間は担任をしながら、学校全体を見渡し何が今必要かを考え、現場で実践していく立場でした。
よりよい授業とは何かを考え、まずは自分自身が成長することに強い関心をもっていました。
その思いは今も変わりません。ただ、今は見る範囲が広がり、視点が大きく変化しています。
今、大切にしたいのは、私がどれだけ学んだかではなく、先生方が安心して学び、挑戦できる環境をいかにつくることができるかということです。
研修は、増やせばよいものではありません。内容が充実していても、時間や心の余裕がなければ、先生方の負担になってしまいます。
だからこそ、日々の実践に生かせる形を考え、先生同士が自然に学び合える仕組みを整えたい。

自分が前へ進むことから、みんなが進みやすい道をつくることへ。
研究主任としての経験は、今の教務主任としての仕事に確実につながっています。
自分の姿から、余白を伝える
教務主任の役割は、予定や情報を整えることだけではありません。
私自身がどのように働いているかも、学校の空気に影響するだろうと感じています。ここは現実とのギャップが大きいところですが、仕方がないと割り切らず意識しなければ全体が変わりません。
いつも慌ただしく、険しい顔でパソコンに向かい、誰も話しかけられない。そんな姿では、周囲にも焦りや緊張を広げてしまいます。
少し立ち止まって人の話を聞く。笑って話せる。困ったときに、安心して声をかけてもらえる。
実際のところは多忙感極まりないというのが現実です。ですが、忙しさを背負ってみせるのではなく、自分自身が余白をもつ。他の先生たちの為に自分が犠牲になって下で色々とやってしまうことでも決してありません。先生方にも「立ち止まってよい」ということを伝えていきたい、というのが2学期の目標です。そのための夏休みを今過ごしています。
学校に余白を生み出すことも、教務主任の担う大切な仕事だと、今ははっきりと自覚しています。
私なりの答え
もし、これから、周りの人から、
「教務主任って、つまり何をする人ですか?」
と聞かれたら、今の私ならこう答えます。
「学校のみんなが動きやすいように、すき間を見つける人です。」
学校を自分一人で動かすのではなく、みんなが安心して動けるように支える。
それが、私の目指す教務主任の姿です。今日も読んでくださりありがとうございました。
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