『ひなまつり』が大嫌いだったサトウハチロー
サトウハチロー作詞。
河村直則作曲の
『うれしいひなまつり』
2月の終わりから
3月3日の当日まで
よく聞かれる曲ですが
作詞した
サトウハチローは
この曲がテレビや
ラジオなどから
流れると、
すぐにスイッチを
切らせたそうです。
それは、こんな間違いが
歌詞にあったからでした。
🎵お内裏様と
お雛様…という
歌詞がありますが、
「お内裏様」というのは
本来男女一対の
雛人形を指す言葉。
また「お雛様」は
「雛人形を敬い親しんで
呼ぶ言葉」なのです。
さらに「右大臣」も
登場しますが、
本来、身分の高い
右大臣であれば
三人官女より上に
座るはずなのに、
下の談に並びます。
正しくは大臣ではなく
平安時代以降、
貴人の外出のとき、
警衛と威儀を兼ねて
主人をガードした
近衛府の官人
「随人」という位の
ものたちなのです。
ハチロー自身も
これらを誤りだと
認識していて、
それゆえ
「できることなら、
この歌を捨ててしまいたい」と
考えていたそうです。
一方で、歌詞の中に
官女から嫁いだ姉を
連想するくだりが
あります。
これについて、
嫁ぎ先が決まった
矢先に18歳で結核で
亡くなった
サトウハチローの
姉のことを歌った
レクイエムともむされています。

