スノーボードと湯沢のマンション
スノーボードを始めたころ、まさか自分が湯沢にリゾートマンションを持つことになるとは、微塵も思っていませんでした。
ウインタースポーツとの出会いは、ロサンゼルスでした
私が初めてスキーを体験したのは、25歳くらいの頃でした。
ロサンゼルスに住んでいた友人のところへ遊びに行ったとき、初めてスキーに連れていってもらったのです。
もちろん、スキー板の長さや種類など、何も分かりません。
滑り方も分からない。
止まり方も分からない。
滑り出したと思ったら転ぶ。
立ち上がって、また転ぶ。
とにかく何度も転びました。
翌日は、身体中が筋肉痛。
初めてのスキーで覚えているのは、うまく滑れなかったことと、何度も転んだこと。
そして、雪山から見た景色が、とてもきれいだったことです。
余談ですが、さらに驚いたのは、その翌日。
前日は雪山でスキーをしていたのに、次の日には海岸でサイクリング。
水着の人もいました。
昨日は雪山。
今日は海。
雪の山と暖かな海を、同じ旅行の中で味わえる。
その標高差とスケールの大きさに、アメリカという国の広さを感じました。
日本で初めて知ったスノーボード
日本へ帰ってからは、しばらくウィンタースポーツをする機会はありませんでした。
その後、私が勤めた整骨院の院長先生がスノーボード好きだったことから、初めて「スノーボード」というものがあると知りました。
今思うに、院長は先見の明があったのかもしれません。
今では、スキー場へ行けばスノーボーダーが大勢います。
しかし、30年くらい前の当時はスノーボードが日本に入ってきたばかり。
ゲレンデで滑っている人はまだ少なく、その存在を知らない人も多かった時代です。
ただあの時は、私の中にあった雪山の記憶は、何度も転び、翌日に全身が筋肉痛になったことだけでした。
そのため、院長先生が楽しそうに話しているのを聞いても、
「大変そう」
と思うだけで、自分もやってみようとは思いませんでした。
数年後、再び雪山へ
それから何年かたった頃、後輩にスキーツアーへ誘われました。
久しぶりのスキーでしたが、やはり何度も転びました。
身体は疲れ、帰る頃にはヘトヘトです。
それでも、なぜか楽しかった。
後輩君も、「何度転んでも、笑っているので、教えがいがあります。」と言っていたのが記憶に残っています。
その時、ふと思ったことがありました。
スキーには、すでに上手な人がたくさんいる。
今から一生懸命練習しても、その人たちに追いつくのは大変そう。
でもでも、スノーボードをやっている人は、まだそれほど多くない。
もちろん、上手な人も少ない。
「それなら、今からスキーを上手になるより、スノーボードを始めた方が目立つのではないか」
今思えば、ずいぶん単純な発想です。
しかし、それが私がスノーボードを始めるきっかけになりました。
初めて買ったのは、骸骨柄のボード
初めてスノーボードを買ったときも、板の性能や質については、まったく分かりません。
板の硬さがどうだとか、初心者に向いている長さがどうだとか、そんな知識もありません。
私が選んだのは、骸骨の絵が描かれた板でした。
整骨院で働いていたので、骸骨、カッコイイと衝動買いです。
性能ではなく、ほとんど見た目だけで選びました。
もちろん、MY板を買ったからといって、すぐに上手く滑れるようになるわけではありません。
私はもともと、運動神経が良い方ではありません。
何度練習しても転び、なかなか思うように上達しませんでした。
それでも、友人が根気よく教えてくれました。
初めは、片方の方向にしか曲がれません。
左には曲がれても、右には曲がれない。
曲がれる方へは進めても、反対側へターンしようとすると転んでしまいます。
それを、何度も練習しているうちに、片方のターンができるようになり、
4,5日かかりましたが、自然と反対側にも曲がれるようになりました。
出来ないことが出来るようになる。
その感覚が、とても楽しかったです。
ヘトヘトになったあとの温泉
スノーボードは、下手なうちは、とにかく疲れます。
朝から何度も転び、雪の上から立ち上がる。
少し滑れるようになると、今度は何度もリフトに乗り、繰り返し斜面を下りる。
一日が終わる頃には、身体はヘトヘトです。
しかし、スノーボードの楽しみは、滑ることだけではありません。
帰りには温泉があります。
冷えて、疲れた身体を温泉に沈める。
張っていた筋肉がゆるみ、疲れが少しずつ消えていくような。
「ああ、今日もよく頑張ったな」
そう思いながら温泉に入る時間までが、スノーボードの楽しみになっていきました。
ロサンゼルスで初めてスキーをして、何度も転んだ日。
整骨院の院長先生から、スノーボードというスポーツの存在を教えてもらった日。
後輩に誘われ、久しぶりに雪山へ行った日。
そして、何も分からないまま骸骨柄の板を買った日。
それらがつながって、私はスノーボードを始めました。
決して上達が早かったわけではありません。
それでも、友人に教えてもらいながら少しずつ滑れるようになり、いつの間にか雪山へ行くことが楽しみになっていました。
mixiで見つけた、吉祥寺のスノーボード仲間
当時、mixiにはスノーボードに関するさまざまなコミュニティがありました。
住んでいる地域ごとに集まるグループもあり、私はその中から、吉祥寺を中心に活動しているスノーボードチームに入りました。
チームといっても、競技を目指すような本格的な集まりではありません。
ものすごく上手な人たちが、技術を磨くために集まっているわけでもない。
みんなでワイワイ話しながら、一緒に車でスキー場へ行く。
そんな気軽なグループでした。
一人で行くとなると、車を出すのも大変です。
高速代やガソリン代もかかる。
しかし、何人かで車に乗り合わせれば、移動も楽しくなり、費用も抑えられます。
スノーボードそのものだけでなく、行き帰りの時間も含めて楽しめるようになりました。
そのグループの中に、湯沢にリゾートマンションを持っている人がいました。
「それなら、今度そこに泊まりに行こう」
そんな話になり、みんなでお世話になることになりました。
これが、私と湯沢のリゾートマンションとの最初の出会いです。
部屋があるだけで、雪山が近くなる
実際に泊まってみると、リゾートマンションの便利さに驚きました。
いつもは日帰りが多いのですが、泊まりとなると、準備が必要ですね。
でも、マンションがあれば、宿を探す必要がありません。
料金を比較して、どこに泊まろうかと悩むこともありません。
部屋があれば、「今週、行くか」
と思った時点で、もう泊まる場所があります。
この気軽さは、想像していた以上。
そして不思議なことに、自分でも部屋を持つようになってからは、湯沢へ行くこと自体のハードルが、さらにぐっと下がりました。
その結果、湯沢へ通う回数も自然に増えていきました。
板を置いて帰れるという快適さ
通う回数が増えると、リゾートマンションならではの便利さにも気づきます。
まず、スノーボードの板を置いて帰れます。
毎回、重い板やブーツを車に積み込み、自宅まで持ち帰る必要がありません。
ウェアや小物も置いておけるので、出発前の準備がずいぶん楽になります。
濡れたウェアを部屋に干して帰れるのも便利でした。
自宅へ持ち帰り、広げて乾かす必要がありません。
次に来たときには乾いている。
こうした一つひとつは小さなことですが、毎回のことになると、その差は大きくなります。
関越の渋滞を避けられる
東京から日帰りでスノーボードへ行く場合、朝はとても早くなります。
まだ暗いうちに起きて車に乗り、高速道路を走る。
これが眠い、、、。今日はやめとこうかなと何度思ったことか。
そして、渋滞に巻き込まれます。
ようやくゲレンデに着いた頃には、滑る前から疲れていることもあります。
しかし、湯沢に部屋があれば、その苦労がありません。
前日の夜のうちに湯沢へ。
湯沢へ着いたら温泉に入り、そのまま部屋で休み、
翌朝はゆっくり起きて、ゲレンデへ向かいます。
帰りも同じです。
滑り終わってすぐ、夕方の渋滞の中を帰る必要はありません。
一度部屋へ戻り、温泉に入る。
食事をしたり、少し休んだりして、道路が空いてから東京へ戻る。
スノーボードに行くというより、湯沢にあるもう一つの部屋へ帰り、そこから雪山へ遊びに行く。
そんな感覚に近づいていきました。
板を置ける。
ウェアを干せる。
宿を予約しなくていい。
前日の夜に移動できる。
温泉に入ってから帰れる。
どれも派手なことではありません。
しかし、こうした小さな快適さの積み重ねこそが、リゾートマンションを持って一番よかったことなのかもしれません。
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