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熱海VS湯沢|実際に住んで分かった「住みやすさ」7つの違い。あなたに合うのはどっち?


朝、カーテンを開ける。

熱海では、窓の向こうに熱海の街と海が広がる。

初島までの定期船が、ゆっくりと進んでいる。

潮の香りが、風に乗って部屋まで届く。

一方、湯沢の朝は、白い谷川岳が目に飛び込んでくる。

高速道路が近いから、湯沢方面を目指す車の音はにぎやかだ。でも、あまり気にならない。

大雪の日なら、夜のうちに静かに雪が降り積もり、朝には真っ白な世界に変わっている。

同じリゾートマンションでも、目覚める景色はまるで違う。

熱海と湯沢、両方のリゾートマンションを所有し、普段は都内で働き、気分によって行き来する暮らしを続けている。

だから、よく聞かれる。

「結局、住むならどっちがいいの?」

答えはいつも同じ。

「何を求めるかだね」

今回は、旅行では見えない、住んで初めて気づいた7つの違いを紹介したい。

① 気候の違いは、想像以上に暮らしを変える

熱海は一年を通して温暖だ。

冬でも東京より暖かく、ダウンを着る日はそれほど多くない。

朝の散歩も、気候が理由で億劫になることはない。坂道の多さには、少し辟易するけれど。

反対に、湯沢は雪国だ。

雪景色は本当に美しい。窓の外は、まるで水墨画のようになる。

ただ、その美しさには生活の苦労がついてくる。

車の雪下ろし。

雪国ならではの渋滞。

チェーン規制、スタッドレスタイヤ。

旅行なら、非日常。

暮らしなら、日常。

この違いは大きい。

② 買い物の便利さ

熱海は生活インフラが整っている。

スーパーもドラッグストアもホームセンターもあり、普段の生活には困らない。電車に乗れば、東京へもすぐだ。

一方の湯沢にも、生活に必要な店はひと通りある。ただ、選択肢は熱海より少ない。スーパーはいつも「ノグチ」か「はりまや」の二択。

「今日はあのお店に行こう」

そんな気軽さは、熱海の方が感じられる。飲食店の充実ぶりも、熱海に軍配が上がる。もっとも、熱海もスーパーとなると「マックスバリュ」一択なのだけど。

湯沢だって、地方だから不便というほどではない。

けれど、こういう小さな積み重ねが、住み心地につながっていくのだと思う。

③ 温泉との付き合い方

どちらにも温泉がある。これがリゾートマンション最大の魅力だ。

最初は、毎日入る。本当に毎日。なんなら、朝晩入る。

熱海では、熱海の街並みを俯瞰で眺めながら湯に浸かる。

湯沢では、雪景色を見ながら体を温める。

どちらも贅沢。どちらも幸せ。

違うのは、景色だけじゃない。

温泉のあと、熱海なら屋上に出て海風に当たるのが気持ちいい。

湯沢は、さすがに冬は外になんて出ていられない。代わりに、ジムのマッサージ機の上でゆっくりする。これもまた、リゾートマンションならではの贅沢だ。

どちらが好きかは、人それぞれだろう。

④ 管理費と維持費

リゾートマンションを検討するとき、多くの人が気にするのが管理費や修繕積立金だと思う。

実際に住み始めると、毎月かかる固定費は無視できない。築年数によって、修繕計画も変わってくる。

購入価格だけを見れば「安い」と感じても、維持費まで含めて考えることが大切だ。契約時にかかる費用が意外とかさむし、光熱費も馬鹿にならない。

住み始めてから後悔する人の多くは、この部分を軽く見ている。これについては、また別の記事で詳しく書こうと思う。

⑤ 東京との距離感

熱海は、新幹線で約40〜50分。

ノマドやリモートワークなら、「今週は熱海で仕事をしよう」という選択もできる。

湯沢も、新幹線一本で来られる。車なら2時間。
時間だけ見れば、決して遠くない。

ただ、冬の安心感は熱海に軍配が上がる。雪を気にせず移動できることは、想像以上に大きな安心材料になる。

⑥ リモートワークとの相性

どちらも、仕事はできる。

ネット環境が整ったマンションも増えているらしいけれど、うちは熱海も湯沢もテザリングでネットにつないでいる。
それでも、困ることはほとんどない。
たまに、Amazonプライムが入りにくいくらい。

ただ、仕事の合間にふと窓の外を見たときの景色はまったく違う。

熱海では海を眺める。湯沢では山を眺める。

海を見ると、なんだか頭が軽くなる。

山を見ると、心が静かになる。

同じパソコン仕事でも、過ごし方は少しずつ変わる。

⑦ 老後を考えたとき

年齢を重ねるほど、暮らしに求めるものは変わってくる。

病院。買い物。交通。冬の移動。

そう考えると、熱海には安心感がある。

一方で、湯沢には都会では味わえない静けさがある。

春の新緑。夏の涼しさ。秋の紅葉。そして、冬の雪景色。

四季を体いっぱいに感じながら暮らす時間は、お金では買えない贅沢だ。

あなたに合うのはどっち?

海が好き。

冬が苦手。

買い物の便利さや楽しむバリエーションも欲しい。

そんな人には、熱海が向いていると思う。

反対に、

静かな時間を楽しみたい。

自然の中で暮らしたい。

雪景色を毎年楽しみにできる。

そんな人なら、湯沢の暮らしはきっと心地いい。

両方に住んだからこそ思う。

熱海は、生活を豊かにしてくれる場所。

湯沢は、人生をゆっくり味わわせてくれる場所。

まったく違う魅力を持っている。

だから、「どちらが良いか」という答えはない。

あるのは、「あなたにはどちらが合うのか」という問いだけ。

もしこれからリゾートマンションを検討しているなら、数字や価格だけで決めないで。

朝、どんな景色で目を覚ましたいのか。

休日をどう過ごしたいのか。

10年後、20年後、どんな暮らしをしていたいのか。

その答えが見えてきたとき、選ぶ場所も自然と決まってくる。

次回以降は、今回の内容をさらに掘り下げたり、「売りたい時、売り抜けられるの?」というお金の心配についても書いていく予定です。

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