りんごちゃん、Adoも来た?越後湯沢近辺の花火大会
湯沢の花火は、夏だけじゃない。冬もある。しかもスキー場ごとに。
東京に住んでいると、花火といえば、やっぱり夏。
暑い夜に出かけて、人混みにもまれて、帰りの電車でぐったりする。
花火大会って、そういう「一大イベント」だった気がする。
ところが湯沢に行くと、冬にも花火を見るようになる。
場所はスキー場。しかも一回や二回じゃない。年明けから3月まで、町内のあちこちのゲレンデで、花火が上がる。
打ち上げの玉数は少ないので、一大イベント感は薄れるが、ちょっと見るにはちょうどいい。
中里は雪像とキャンドル。
岩原、湯沢高原は、たいまつを持って滑り降りる「たいまつ滑降」。
花火だけで勝負しているスキー場は、実はあまりない。
その日のイベントとセットで、花火は最後に上がる。
締めくくりというか、ご褒美というか。
夏は駅前で、ナイトマルシェ
湯沢の夏には「湯沢夏花火&ゆざわナイトマルシェ」がある。
2026年は8月15日開催の予定。
越後湯沢駅東口の広場で、午後3時からマルシェが始まる。
花火は午後8時、旧城平スキー場から打ち上がる。
このイベントのいいところは、一日がかりで気合を入れなくていいところ。
昼間はふつうに過ごす。
何なら、近くの温泉に入ってもいい。
夕方になったら、のんびり駅前へ歩いていく。
マルシェで何か食べる。
そのうち暗くなって、8時くらいに花火。
若い頃は、大きな花火大会のために何時間も前から場所取りをして、人混みにもまれて、帰りの電車に乗るだけで一仕事終えた気分になる。
今はもう、そこまで頑張らなくていいかなと思っている。
夕方、駅前へ。花火を見る。終わったら帰る。このくらいでちょうどいい。
湯沢町の花火は、規模で競う花火大会ではない。
何万発の打ち上げでもない。
でも、そんな花火も、悪くないと思う。
冬になると、今度はゲレンデが会場になる
夏が終わって、秋が来て、雪が降る。
すると今度は、スキー場が花火の会場になる。
2026年、湯沢町内で開かれた冬花火をざっと並べてみる。
1月1日、中里スノーウッドと湯沢中里スノーリゾート。
1月11日、神立。
1月17日、湯沢パーク(当初予定から延期して開催)。
1月24日、GALA湯沢。
2月14日、岩原。
2月28日、かぐら・みつまた。
3月7日、湯沢高原。
3月14日、苗場とかぐら・田代。
3月21日、一本杉。
こう並べると、けっこうな数がある。元日から3月下旬まで、冬の間ずっと、どこかで花火が上がっている。
打ち上げ数は、あまり公表されていない。
でも湯沢の冬花火は、発数で比べるものでもないと思う。「一万発上がります」の花火大会ではなく、その日のスキー場イベントの締めくくりとして花火が上がる。
だから、そこに遊びに来たお客様への感謝的な花火といえるかも。
中里なら雪像とキャンドル。
岩原や湯沢高原ならたいまつ滑降。
かぐら・みつまたなら雪灯り。
「花火」だけでなく、いろんな工夫がそこにある。
湯沢中里スノーリゾート
湯沢中里の花火大会も楽しかった。
会場へ歩いて行く途中に、雪像イベントがある。
2026年3月14日の「湯沢中里ナイト花火&街中キャンドル」では、午後2時から子ども向けの雪像づくりがあって、そのあと飲食ブースが並ぶ。
夕方になると、街中の雪像の中のキャンドルが灯る。
中里は、花火だけを見に行く場所じゃない。
雪のイベントに遊びに行ったら、最後に花火があった。
そんな順番だ。
ただし、冬の花火は寒い。
毎回「今日はちゃんと防寒してきた」と思って、しばらくすると「もう一枚あればよかった」と思う。
ここ何年も、あまり学習していない。
松明とたいまつ滑走
岩原の松明滑走は、暗いゲレンデに火の列ができる景色。
昼間は普通にスキーヤーが滑っているコースが、夜になると別物に変わる。ゲレンデが広いぶん、松明を持って降りてくる姿もよく見える。
湯沢高原の「たいまつ滑降」も似た仲間で、2026年は3月7日に冬花火とセットで開催される。
どちらも、夏の花火大会では絶対に見られない光景だ。
花火は最後の一押し。
その前に何を見せるか、そこがスキー場ごとの腕の見せどころなんだと思う。
かぐら・みつまたの、雪灯り
かぐら・みつまたでは、雪灯りと花火を一緒に楽しむイベントがある。
冬の夜は、暗い。
本当に暗い。
そこに小さな灯りがぽつぽつと並ぶ。雪の中を歩いて、灯りを眺めて、だんだん寒くなってきて、最後に大きな花火が上がる。
花火そのものは数分でも、その手前の「待っている時間」がけっこう長い。私は、その待っている時間も含めて冬花火だと思っている。
もっとも、寒すぎるとそんな余裕もなくなるのだけれど。
上越国際スキー場では、年越しの花火を見た
湯沢町から少し足を延ばすと、南魚沼市の上越国際スキー場がある。
ここで、以前、年越しの花火を見た。
その時は、リンゴちゃんをはじめ、ものまね芸人が来ていた。
誰かは知らないが、芸人さんが「Adoだよー」って言ってたけど、観客は誰もAdoの顔を見たことが無いので、どよめきが起きていた。
多分、Adoではないようだ(笑)
上越国際スキー場は、本来はホテル(ホテルグリーンプラザ上越)。
大晦日の夜には、そのゲレンデに、イベント目当てに、人が集まってくる。
もちろん、ホテルのお客様中心のイベントなのだろうけど、泊まらなくても見れる。
みんなが新しい年になるのを待っている。
カウントダウンが始まって、年が変わる。花火が上がる。
4分くらい、花火でゲレンデが明るくなる。
周りはずっと雪。
時間は深夜。
夏の花火大会とは、おもむきが違う。
寒い。
それでも「明けましておめでとう」のあとに花火を見上げると、感動と寒さがふつうに両立する。
「きれいだな」と思うのと、「そろそろ暖かいところに入りたい」と思うのが、ほぼ同時にやってくる。
それでも、雪の上で年を越すというのは、なかなか面白い経験だった。
上越国際は年越しだけじゃない。2025-26シーズンは、1月から3月にかけて「上国雪上花火」がほぼ毎週のように開催されている。
1月は3日、10日、17日、24日、31日。
2月は7日、14日、21日、28日。3月は7日、14日、21日。
数えてみると、かなりの頻度だ。
湯沢町ではないけれど、滞在中に十分遊びに行ける距離感。
町内の冬花火と合わせると、見ようと思えば、冬の間に花火を見る機会は思っていたより多い。
ここのホテルの設備は古いけど、露天風呂の温泉もあるし、バイキングも美味しい。
何といっても、建物が豪華。
三角屋根が特徴のヨーロッパ風の立派なホテル。
写真映えはもちろん、どこを切り取っても絵になる異国情緒あふれるリゾートホテルだ。
冬の花火と夏の花火
夏の大きな花火大会なら、発数はやっぱり気になる。
でも湯沢の冬花火は、それよりも「その日に何をやっているか」で選ぶほうが面白いと思っている。
中里は雪像とキャンドル。
岩原は松明滑走。湯沢高原はたいまつ滑降。
かぐら・みつまたは雪灯り。
上越国際は、年越しイベント。
どこも同じではない。
花火だけを見るために出かけるというより、その日のイベントを楽しんで、最後に花火を見る。そのくらいの距離感も好き。
夏は、越後湯沢駅前のナイトマルシェへ。
冬は、その日のイベントを見てスキー場を選ぶ。
昼間はスノボをする。
温泉に入る。
食事をする。
そして夜、花火があれば見に行く。
湯沢の花火はもう年に一度の大イベントではなくなる。
実は、まだ見ていないイベントもたくさんある。
次はどこに行くのかな。
冬が近づいて、その年の予定が発表されたら、また考えようと思う。
新潟には、新潟三大花火というものがある。
海の柏崎、川の長岡、山の片貝。
これはまた、別の記事で紹介します。
