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愛してるよ

タローは約1年前に旅立った。
コタローは4ヶ月前に旅立った。

柴犬が好きでつい動画を見てしまう。
可愛いな、そう思って見ていられる。
でも、老犬の柴犬が出てくると、私の涙腺は瞬時に崩壊する。

あの子達を想って。
私の中では1年も経ったように感じない。
私の中では4ヶ月も経ったように感じない。

まだまだ、いや、ずっとずっと、私の中にいるあの子達。
毎日、毎日、この子達を生かさなければと思って暮らしてきた。
介護は大変だった、壮絶だった。

心くじけそうになったけれど、それは介護そのものからくじけそうになったわけじゃなくて。
この子達を救い切れない自分の不甲斐なさに対してだ。

命はいつか尽きるものだとわかっていた。
ましてや小さい命なら、人間よりも早く旅立ってしまう。
それでも、一日でも長く少しでも元気でいてほしくて。

その力になりたかった。
しかし、私はどこまで寄り添い続けることができたのか?
本当のところはわからない。

そんなことを今更になって、ふと思ってしまう時がある。
まだまだ、いや、ずっとずっと、私の中にいるあの子達。
私のすさんだ心を支えてくれたあの子達。

最初に私の元にやってきたコタロー。
半年遅れで私の元にやってきたタロー。
同じ飼い主から譲り受けた。
2匹は兄弟のように育った子達だ。

私の元にやってきても、兄弟のようだった。
いつもくっついて寝ていたのに、ほぼ同時期に認知症になった頃から、距離感が変わってきた。
特にコタローは気性が荒くなって、タローに威嚇をするようになった。

タローはその頃、無駄吠えが多くなった。
散歩に行きたがらなくなった。
タローの老化は体から来た。
コタローの老化は認知症から来た。

タローもコタローも認知症になって、表情が変わった。
虚ろな表情で、くるくると、くるくると、旋回ばかりして。
隙間を見れば顔を突っ込み、出てこれなくなり。

あぁ、思い出して書いてるうちに、また涙腺が崩壊してきた。
タローが旅立った日のことも、コタローが旅立った瞬間のことも、はっきり覚えているよ。

私はタローが旅立ってすぐに、入院をした、コタローを置いて。
入院している身で、コタローが心配で心配で、寝れない日が続いた。
早く帰りたくて、退院を早めた。

私を認識していないコタロー、それでも私の膝の上でないと寝ないんだ。
タローは旅立つ3時間前まで、私の介助で水を飲んでくれたね。

もう会えないんだ、あの子達に。
たまらなく涙が出る、思い出してしまった。
あの子達のことは記事にすることができなかった。
でも、久々に書いてしまった。

駄目だね、涙が止まらないよ。
愛していたよ、愛してるよ、これからもずっと。
タロー、コタロー、愛していたよ、愛してるよ、今この瞬間も。



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