原因がわからない赤ら顔ー更年期世代に多い"肌のサイン"と向き合うコツ
ふと鏡を見た時、頬や鼻まわりの赤みが気になることはありませんか?
特に更年期世代に入ると、顔の火照りや、ちょっとした刺激で顔が真っ赤になったり「何が原因なんだろう」と戸惑う方も多いです。
実は、赤ら顔にはさまざまな要因が重なっていることが多く、明確な原因がひとつに絞れないことがあります。
場合によっては皮膚疾患が隠れていることもあります。
この記事では、エステティシャンとして長年お客様の肌と関わった経験、今も毎日たくさんの女性のお肌の悩みと向き合う経験と美容の知識を交えながら、「原因がわからない赤ら顔」とどう向き合えばいいかをお伝えします。
あなたの肌が穏やかさを取り戻すヒントになれば幸いです。
✅更年期に増える"顔の赤みの正体"
顔や頭は他の部位に比べて毛細血管も多く血流が豊富です。角層も薄く、もともと赤みが出やすい部位ではあります。
寒暖差や緊張などの血流の変化、または炎症や血管拡張といった生理的な反応でも赤く見えることがあります。
更年期になると女性ホルモンの変動によって自律神経が乱れ、血管の拡張・収縮が不安定になりがち。
その結果、のぼせやすくなったり、火照りが顔に出やすくなったりします。
私自身もこの時期、ちょっと動いただけで「大丈夫?」って言われるほど顔が赤くなったり、花粉で頬がムズムズして赤くなったりと、ちょっとした刺激で赤みが悪化してしまうことが増えました。
✅原因がわからない…赤ら顔が長引く時の葛藤
赤みが続くと、「隠したい」という気持ちになりますよね。
私も当時、常にグリーンのコントロールカラーを塗って赤みをカバーしていました。
お客様でも、そういった方は本当に多いです。
「大丈夫?顔、赤いよ。」と周りに指摘されたことで、
「また、顔が赤いんじゃないかな?見られてるんじゃないかな?」
コントロールカラーの上にカバーする効果の高いファンデをしっかり!
でも、メイクを落とした後の肌を見るたびに落ち込みます…。
だんだんとうつむきがちになってしまう方も。
はっきりした原因もわからず、いくつもの皮膚科をはしごする方もいらっしゃいます。
赤ら顔の厄介なところは、疾患なのか、それとも一時的な炎症が原因なのかがとてもわかりづらい所です。
脂漏性皮膚炎や酒さ(しゅさ)、接触皮膚炎など、いくつもの要因が重なっていることも珍しくありません。
ですから「これ」と断定できないことも多いのです。
✅スキンケアを"引き算"してみたら
悩みながら試行錯誤を繰り返すうちに気づいたのは、
「たくさん塗るほど、赤みが増す」ということでした。
それ以来、スキンケアをぐっとシンプルに。
朝洗顔はぬるま湯でやさしく、保湿は最小限に。
ローションの後に、ビタミンC配合の美容液を赤みの部分に薄くなじませる程度に変えました。
小鼻周りの皮脂が気になるときは、ティッシュで軽く押さえるだけ。
徐々にコントロールカラーも量と範囲を減らして、ファンデも軽いパウダータイプに。
最終的にはどちらも止めました。
それと、よくお客様に「えーっ!」と言われるのですが、クレンジングのタイミングです。
家に帰ってすぐ洗いますか?
もちろん、すぐに汚れを落とすのは大切です。
ただ、花粉やPM2.5、黄砂など肌に刺激になる物も付いています。
クレンジングは乾いた肌に使用するタイプが多いですね。
そして、メイクは油分がベースになっている油性が多いので、クレンジングは油を落とす力が強いです。
そうすると、同じ油性の成分である細胞間脂質も一部分取られてしまい、バリア機能が弱まります。
で? おわかりですか?
つまり、いきなりクレンジングをすると、バリア機能を弱めてるところに、クルクルと外的刺激を塗りこんでお肌にもの凄く負担をかけることになり、炎症のきっかけにもなります。
そこでまず、水(またはぬるま湯)ですすいでから、やさしくタオルでふいて下さい。
その後に、やっとクレンジングです。
疲れてるときに面倒だし、なんか気持ち悪い…。
と言われることもあります。
でも、"水洗い後のクレンジング"を騙されたと思って試してほしい。
特に、いつも花粉の頃に肌荒れして赤くなる方や、外に出てる時間が長い方。
洗いすぎはよくないけど、このひと手間が肌のゆらぎ、赤みを軽減してくれると思います。
クレンジングのタイミング、スキンケアの引き算、メイクの重ね塗りをやめて2ヶ月弱。
少しずつですが頬の赤みが落ち着いてきたのです。
「肌はちゃんと回復する力を持っている」と実感した瞬間でした。
お客様で、仕事で外にいる時間の長い方が"水洗い後のクレンジング"で肌のひりつきや赤みがかなりマシになったと喜ばれた方が何人もいらっしゃいます。
「めんどくさいけどね。すぐバーっと洗いたい」と言いつつ、効果が見えるとちゃんとされます。
✅赤ら顔を悪化させないための生活習慣
スキンケアと同じくらい大切なのが、日々の生活習慣です。
特に更年期世代は、体の内側の変化が肌に直結します。
♦️熱いお風呂や熱いお湯での無造作な洗顔、アルコール、辛い食べ物は血管を拡張させ赤みが出やすくなる
♦️睡眠不足やストレスは自律神経を乱し、炎症を長引かせる
♦️紫外線や花粉、乾燥も刺激要因になるため、外出時は日傘や帽子でガード
♦️美顔器やコロコロ、叩き込むようなスキンケアで、肌に刺激を与えない
刺激を避けることは“攻め”のケアではありませんが、結果的に赤みを鎮める一番の近道になると感じています。
✅"赤ら顔"の境界はあいまい。長引く時は専門医へ
赤ら顔は「疾患」と「一時的な症状」との境界がとてもあいまいです。
だからこそ、自己判断で長く悩み続けてしまう方が多いのです。
もしも、
♦️ 何ヶ月、何年も赤みが続く
♦️かゆみやヒリつきが強い
♦️スキンケアがひどくしみるようになった
そんな場合は、皮膚科で相談しましょう。
必要であれば薬で炎症を鎮め、そのうえでスキンケアを立て直すことが、早い改善につながります。
✅優しく、バリアを壊さないケアを
原因が見えにくい赤ら顔は、焦らず「肌を守る」意識を大切に。
バリア機能を壊さないよう、摩擦や刺激を避けながら、ビタミンCなど肌を整える成分を上手に使ってみて下さい。
そして、長引く赤みは一人で抱え込まず、専門医に相談を。
肌の声を聞きながら、ゆっくりと整えていきましょう。
✅まとめ
🍀赤ら顔は血流・自律神経・ホルモン・炎症などさまざまな要因が関係する。
🍀スキンケアやメイクは“引き算”を意識して、刺激を減らす。
🍀"水洗い後のクレンジング"で刺激物を肌に塗り込めない
🍀食事や生活習慣の見直しも効果的
🍀長引くときは皮膚科へ
焦らず、優しく、そして少しずつ。
あなたの肌も、きっと穏やかに応えてくれますよ。
ここまで読んで下さってありがとうございます。
