【会社を辞めないという選択】 /社会人/人間関係/仕事/営業/副業/個人事業主/転職/キャリア/新卒/中途/20代/上司/部下/マネジメント
「やりがいのある仕事を見つけよう」
「自由を求めて起業しよう」
SNSを開けば
そんな言葉がタイムラインを埋め尽くしている
会社を辞めて独立することこそが正義であり
組織に身を置くのは思考停止の生き方だと言わんばかりの風潮だ
だが、本当にそうだろうか?
今の私は「会社を辞めない」という選択をした

もちろん、これは絶対不変の誓いではない。
「いつか気が変わるだろう」という
柔軟性は常に持ち合わせている
しかし、現時点において
この「組織に席を置いておく」という選択こそが
私の人生において最も合理的であり
最もリターンが大きいという確信がある
キャリアの綺麗事に毒されていない
リテラシーの高い人に向けて私が気づいた
「会社員という最強のプラットフォーム」の
活かし方を共有したい
そもそも
多くの人が会社を辞めたくなる最大の動機は
「ここには自分のやりたい仕事がない」
というものだ
しかし、やってみたいことは、大抵のことであれば会社外のフィールドで実現できる
例えば
私のように営業の世界にいる人間であれば
会社を辞めずとも個人で業務委託を受け
フルコミッション(完全歩合)でガッツリ案件を回すことだってできる。
現に、私自身もそうやって
会社外のフィールドで個人の実力を試し
成果を出している
現代は、個人がインフラを持てる時代だ。
メディアを持ちたければnoteがあるし
案件を動かしたければ個人の名前で
いくらでも勝負できる
わざわざ会社の重たい決裁ルートを通し
社内政治にリソースを割いてまで「やりたいこと」をやる必要がどこにあるのだろうか?
会社は自己実現の場所ではない。
それを勘違いするから
配属リスクや上司との相性に
一喜一憂して消耗することになる
お金に関しても同様だ
稼ぎたいならば
会社以外で稼ぐ方法も色々ある
私が今いる環境は
世間一般的に見ても「そんなに悪くない会社」だ
有給はそれなりに消化でき
残業もそれなりに管理されている
さらに年々ある程度の昇給があり
席に座っているだけで
ベースの給与はある程度上がっていく
だから私は今
この会社を「国よりも確実に機能する最強のベーシックインカム」としてハックしている
個人事業主やフルコミの営業が最も苦しむのは、月々の収入のボラティリティ(変動幅)だ。
その恐怖は、人間の判断力を著しく鈍らせ
目先の小銭に飛びつくような悪手を打たせる
一方で
会社員は毎月決まった日に
確実に給料が振り込まれる
ここを盤石にした上で
本当に大きなリターンを狙うフルコミの仕事は
会社外のフィールドでノーリスクで仕掛け
二階建てで稼げばいい
そして
私が今の会社にとどまる最大の理由は
リソースの温存ができるということだ
近年、海外を中心に「静かな退職」という
働き方が注目を集めている
会社を実際に辞めるのではなく
最低限の仕事はキッチリこなすが
それ以上の過度な貢献や出世競争からは
距離を置くというスタンスだ
世間ではこれを
「やる気のない社員のサボり」と
批判的に捉える向きもあるが
私の考える「最低限の仕事」は
決して周囲の邪魔者になることではない
営業で言えば
社内のトップ層の評価は確実にキープする
しかし
それ以上に突き抜けた成果を追うことはせず
最低限の業務量と安全圏の評価を保った時点で
意図的にリソースの投資をストップする
これが
私にとっての「最低限」の定義だ
圧倒的な実力で本業のミッションを
サクッとクリアし、組織内での信頼と地位を担保した上で、残りの時間と脳のメモリ(リソース)をすべて温存する。
これほど知的で合理的な生存戦略はないと思う
リテラシーの高い人ほど
「自分の時間と脳のメモリ」の価値を知っている
本業をスマートにこなして残した
「余白」を使って、平日の夜や週末に
個人のビジネスを構築し
業務委託の案件を動かす
これこそが
現代における最もスマートな
組織のハッキング方法なのだ
「そんな生き方は冷めている」
「仕事にやりがいがない人生はつまらない」
と思うかもしれない
しかし、今の会社に対して
やりがいなどというものは、そこにはない
そして、それでいいと思っている
私は
1つの会社から
「生活費」「自己実現」「やりがい」
のすべてを得ようとするのは
リスク分散の観点から危ういと考えている
すべてを1つのバケツに盛り込もうとするから
バケツがひび割れた時に人生すべてが
崩壊したような錯覚に陥る
投資の世界で「卵を一つのカゴに盛るな」と
言われるのは、キャリアや精神的充足においても全く同じことが言える
私の人生のポートフォリオにおいて
今の会社が担っている役割は
「安定したベーシックインカムの確保」
「社会的信用の獲得」
そして「リソースの温存」だけだ
ここには最初から
「やりがい」なんて求めていない
会社に期待しすぎるのをやめると
上司の理不尽な説教も
社内の不毛な派閥争いも
すべて「劇場の中で起きている喜劇」として
客観視できるようになる
自分の精神のコアは会社の外にあるからだ
やりがいは
フルコミの世界でヒリヒリしながら
回収すればいい
役割分担が明確になれば
会社に対する不満は驚くほど消えていく
だから、私は「辞めないという選択」をした
この選択は
現状維持への逃げではなく
自分の人生の主導権を完全に握るための
極めて攻めの、戦略的な「ステイ」だ
会社を「辞めない」という選択の裏で
賢く、したたかに自分の経済圏を構築していく
そんな生き方があってもいい
いつか、本当に気が変わって
「会社にいること自体が機会損失だ」と
思える日まで
私は今日も
そんなに悪くない会社の席に座りながら
自分の人生の最適解をアップデートし続けている

