公務員退職したら、クルマはいらない
「障害のある子の家庭には 、車は必須」なんて言われていますよね。
ある意味、その通りです。
・電車やバスの公共機関で騒いでしまう
・じっとできず、長時間の乗車が難しい
・乗車中でも周囲の声が気になって、落ち着かない
・そもそも電車やバスを怖がって乗れない
などなど、地雷はいっぱいあります。
うちの息子も自閉症のため、保育園の時はバスに乗れず、中学生の時は電車に乗れない時期がありました。
そんな時は、やはり家の車があって良かったと思いました。
といっても、私はペーパードライバーなので、
「夫が運転してくれれば」
の話です。
幸い、今の生活では、息子は問題なく公共機関を利用でき、むしろ家の車より電車やバスでの移動を好みます。
私が仕事でどうしても休めない時のみ、学校や放課後デイサービス、作業所実習の送迎などで夫に車を出してもらっている位です。
来年3月に私が退職すれば、もう夫に子供の送迎をお願いすることもなくなります。
今の我が家の自家用車は、2台目です。
1台目は子供が産まれた年に購入し、10年後、今の2台目に買い換えました。
ちなみに、2台ともキャッシュで買っていますが、1台目は私と夫で折半、2台目は夫の懐具合が良くなくて、私が2/3、夫が1/3の負担割合でした。
今の2台目も、買い替えてから7年がたちました。
そろそろ買い替えを検討する時期ですが、私としては新たに車を買うつもりはありません。
退職後のライフプランを作成した段階で、3台目の車買い替えは想定していませんでした。
夫にこのことを伝えた時、完全に当てが外れたといった反応でした(笑)
ここ数年の夫はアルバイト生活で、毎月のバイト代は、趣味のゴルフと自分の食費に消えていくので、大きな買い物はできません。
3台目は、私に買ってもらうつもりだったんだと思います(笑)
今の我が家の車の使用状況は、夫が単独で「ゴルフ」と「買い物」で使用するのが95%ほど。
あとの5%が、月に1度ほどの家族での外出や、私がいない時の子供の送迎です。
この5%も、私が退職すれば、子供の車送迎は不要になるし、家族での外出も公共機関を使えば良い話です。
退職して給料がなくなる私としては、私が3台目の車を買うメリットがありません。
「ゴルフで車が必要なら、私のお金に頼らないで自分で考えてね」
と夫には伝えています。
一度、
「無利子でお金借りれない?」
と聞いてきたことがありましたが、
「どこまで私を頼るの? それ、私が買ってあげるのと同じでしょ」
と一喝しました(駄)
最近も少し夫と車の話をしたのですが、夫なりに考えてはいるようです。
・カーシェアするか
・ローンを組んで新車を買うか
・中古を買うか
・親に借金するか
カーシェア以外はあまり賛成できないな、とは思いますが、利用するのは夫なので、私は口を出すつもりはありません。
ただ夫も、ゴルフの時は毎回自分が車を出していて、仲間を乗せているけれど、「別に俺が車出さなくたっていいんだよな」と言うようになりました。
そうよ。
なんで私が我が子ではなく、あなたのゴルフ仲間のために車を買ってあげないといけないのよ。
今の2台目だって、毎月の駐車場代も車検もガソリン代も、全部私が費用を出しています。
(自動車税は子供の療育手帳適用で、無料です)
それなのに、私と子供の利用率が5%っていうのが既に、
「クルマ、いらなくない?」
って状況です。
別に車に否定的という訳ではなく、私と子供の使用頻度が著しく低いことと、来年には私の収入が途絶えることから、現実的な選択です。
それに、私はできるだけ、子供と肩を並べて歩きたいと思っているんです。
障害児育児の中で「取り組むべき課題」は、各家庭でそれぞれだと思いますが、我が子の場合は「公共機関にスムーズに乗れるようになる」というのが長年のテーマです。
それは私と子供との、母子の歴史そのものでもあります。
息子自身は乗り物が好きなのに、電車やバスに怖くて乗れない。
このため、少しずつ様子を見ながら、人の少ない時間帯にひと駅ずつ、ひと区間ずつチャレンジしていく。
「好きだけど、好きすぎて乗れない」というジレンマがあって、そういう子供の脳内や心の状態をよく観察しながら、子供のその日の気分も聞きながら、チャレンジしていく。
周りに迷惑をかけないように、ドキドキやヒヤヒヤしながらも頑張ってトライし、無事に乗れた時の達成感、満足感。
その1回1回に母子の歩みがある訳です。
これだけの経験と耐性があるので、今後、もしまた息子が電車やバスに乗れなくなっても、再び自分で乗り越えていけると思うし、私もそれをサポートしたいと思う。
私がペーパードライバーでなければ、こんな大変な思いをすることなく、「子供との移動は車を使ってしまえばいい」と考えたかもしれません。
実際、車移動が必須のご家庭もあると思いますし、各家庭によって状況は様々だと思いますが……。
以前は、障害があると思われる成人男性と一緒に歩いている母親を見て、
「お母さん大変そう。将来、私にできるだろうか」
と不安に思ったりもしたけど、今はそうは思いません。
むしろ、一緒に歩むためには、いつまでも私が健康でいなければと思っています。
幼子の手を繋ぐのではなく、対等な大人同士として肩を並べて歩きたい。
悲壮感を漂わせないように、日々「笑顔」を心がけて二人で歩いています。
笑顔で8050親子を目指します!
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