2015 年間ベストソング
この辺りからインバウンド、外国人客の爆買いの動きがあり、いつの間にやら都心(難波)に行くと外国人ばかりに驚く。ラグビーで南アフリカに歴史的な勝利を飾り、五郎丸ポーズが流行りましたね。米津玄師という才能溢れるアーティストが出現する。
Nate Ruess / Great Big Storm

おそらく3年前ぐらいにベスト10入りしていたグラミー賞バンドのソロ。ソロってどうもバンド時より満足できないのが多い中、天性のボカール力もあってか、違ったテイストとして楽曲は申し分なし。フレディーマキュリーの再来とも言われるこやつは、とにかく声が通る。澄み渡り、あたり一面を己のワールドに引き込める数少ないボーカリスト。中でも希望に満ち溢れたビッグスケールのバラードを選択。何とも小技もないシンプルな楽曲やけど、それがより彼の特徴的な声をMAXに際立たせる感じ。職業ボーカリスト。まさに徳永英明のような男やの。年取ったらカバーで攻めるのかね。
米津玄師 / アンビリーバーズ

ちょっと前から話題になっていた、いわゆるインターネット世代に口コミで火がついた新世代シンガーソングライター。音楽以外にイラストや映像の制作もできるクリエイター。YouTubeみたいなネット動画だけで広がる時代にもなったんやと、じじいな感覚にもなるけど、なんだかんだで音楽の形態も微妙に変わってきてるんやな。初音ミクのような人工ボーカルも出てくるし。
そんな時代の流れとともに出てきた象徴的な人物とも言える。正直聴かず嫌いなアーティストやったが、聴くと意外にいい。デジタルを駆使しつつも嫌味なく、RADWIMPS、BUMP OF CHICKENにも通じるロックセンスで聴きやすい。まだこの辺りは自分の耳もついてける。
Tame Impala / The Moment

今まで我が輩はサイケデリックな…とか形容されるバンドは敬遠しがちやった。どうせドラッグの臭いする自己満足のマニアックな世界観やと思っていた。がこのバンドの登場で全てその固定概念は払拭された。ロックバンドとしては久々の大ヒットで1人沸き立つような思い。
サイケデリックという色を見事に取り入れつつも、ポップでバツグンにメロディアス。でも全体的に地に足着いたベースがロックにもまとめる何より完成度の高さに驚き。今一番ライブが見てみたいバンドNo.1。結構話題にもなってて、最近あちこちで見るな。多重コーラスのような揺らめくボーカルも見事。まだこんなんおった!
LITTLE BOOTS / No Pressure

以前から多少は耳にしてたエレクトロ・ポップの女性ソロプロジェクト。アルバム全体を働く女「キャリアウーマン」とテーマ付けし、その中でのこの曲。タイトルからは私はどんな事にもどうじないよというドSな曲かと勝手に想像するが、ドMを刺激するような凛としてどこかミステリアスな歌声。サビに加工された無機質なボーカルと今風のインパクト強めのビートが絡む流れが、クールでじんじん響きやす。それが聴けば聴くほど中毒性を増してくる感覚。ダンスミュージックとポップスの良いところを凝縮して、最終的には最新式の音楽にアウトプットされている。アルバム全編も聴いてみたいかも。
Carly Rae Jepsen / I Really Like You

打って変わって、超どメジャーな曲がランクイン。もちろん曲自体はCMでも流れてたし、よー知ってる歌じゃが、サマソニで聴いてちょっとファンになるというパターン。バツグンに見た目が可愛い訳ではないのに、楽曲の良さと、キュートやのにちょっとハスキーな声がクセになる感じ。どこかにポップスの原点とも言える曲とも書いてあったが、聴いてて明快、わかりやすいんかね。I Really 〜をサビで繰り返すフレーズも耳から離れない。全体的に心地よいポップ感が妙に爽快。アクがない安定感も、身近に感じる彼女のキャラクターあっての楽曲。うっすら80年代ダンス音楽風のアレンジや音使いも絶妙なバランス。
Holly Herndon / Interference

決して可愛いとも華があるとも言いがたい、素朴な姉ちゃん。バウンスからの試聴での1曲買い。数少ない情報をたどると、作曲家らしい。エクスペリメンタルミュージックの歌姫と書かれたけど、よくわからんカテゴリ。要は実験的な音楽やってるみたい。音楽というより現代電気工学アートとも言うべきか、プログラミングされた音が、緻密に並べられて一つの作品が浮かび上がったような…
単にエレクトロとも言えない、何でしょこれは。一回聴いただけだと、良いか悪いかも判別しにくい。ただ妙にクリエイティブで、未来に橋渡しするような心地よいカオスなビートがしびれる。まさにジャンルの形容しようない音楽。オリジナリティの固まりのようなこんな曲聴く人は日本に何人いるのかね。
The Weeknd / Can't Feel My Face

またまた登場した俺の中では最もホットなアーティスト。この曲が収録されたアルバムが全米、全英No.1をゲットする、彼にとっては飛躍の1年でした。ただグラミー賞に何部門かノミネートしながら、賞はケンドリックラマーやテイラースウィフトにかっさらわれた悲しき男。。ひっそり応援してたんやけど残念。
でも無冠の帝王というジャロムレバンナのような存在も似合う気がする。そんなことは置いといて、今回のアルバムは言わずもがな傑作やったな。中でもマイケルジャクソンのオマージュとも言われたこの曲をランクイン。ラジオとかでも結構流れてたな。ポップでダンサブルな楽曲も難なくこなせるコイツはすげえよ。まだまだコイツの力はこんなもんやないで。俺の中ではR&B界のMUSEである。これから孤高の存在になってくれるはず。
Joker feat. Sam Frank / Lucy

調べても顔すらあんまり出てこない謎のミュージシャン。ネットの情報によると、アティカブルース、マッシヴアタックとかを輩出したブリストル出身のダブステップ系のプロデューサーらしい。この曲の中で歌っているのは客演のSam Frankさんなんやろな。この人やないよな。。始まりは確かにダブっぽいけど、全体的にはフューチャーソウル、R&Bのような雰囲気。サビの多重コーラスっぽい激情な感じの盛り上がりがたまらん。今風のエレクトロなビートまでも幾重に絡み合い、なんだかすごい展開になっている。これも今時の音なんかねー。ジャンル的にもよくわからん位置になりそうやけど、とにかくなんだかすごい揺さぶられる名曲。
さかいゆう / ジャスミン

どこかで見た顔やけど、YouTuberのHIKAKINやないぞ。わりと前から気になってた新世代シンガーソングライター初のランクイン。不細工を立派なシンガーとして育てる力がある事務所オフィスオーガスト在籍(秦 基博、スガシカオなどもいる)。久々にヒットしたミディアムバラード。王道のバラードなら音数少なくして、ストリングスとか入れて壮大にしてとかまだ作りやすそうやけど、明るさもサウンドの中に取り込むって結構曲としては作るのむずい気がするねんな。(勝手な想像やけど)。調べたら完成するのに2年費やしたらしいよ。何よりメロディと元々持ってるポップセンスが見事に反映されておる。シンプルで温かみのある楽曲。久々に何回も同じ曲を聴くということを、やってもた。
GoldLink / Spectrum

次世代ラッパーGoldLink。たまたまiTunesを試聴してて、珍しくアルバムごと購入。ケンドリックラマーのようなラップに、フライングロータスのようなトラックと言えば、簡単に収まってしまうが、自分の中でマンネリ化するHIPHOPにおいて、結構衝撃受けたなー。相変わらず大した情報はないが、今までのフォーマットからは離れたビートの強いトラック。変則的というか、クラブミュージックに近いトラックに見事にラップをのせるスキルは一級品。たぶんそこが一番の魅力で、新しくてカッコいい臭いを発しておるんやろな。まだ新人やと思うが、今後客演の常連になりそう。
