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shiny_orchid1063
三月三日
雛人形飾る 桜餅を添えて
雛あられと甘酒を並べる。
一年に一度お披露する。
男雛も女雛も
「どうだ,皆変わりはないか…」と
家のものは かしこまり
「ははー,変わりはございません…皆それぞれ何とかやっております」と
話してる気持ちに…お雛様のお顔を拝見してるうちに 気がしまる。
お顔がよく見えるよう 灯もつけて
しばらく お顔を拝見して,今年も無事に
あなた方を拝見できている…全てお見通しのような
眼差しで,問いかけてくる。
「心持ちは,いかがであるか、家族円満か」
心の中で,大変なこともございます…それでも
朝になれば,忘れてゆくこともあります。
娘が産まれてから,ずっと我が家を見守って
いただき ありがたきことでございます。
その娘も,家族を持ち子を持ち親となり,悩みもございましょうが,何とかやっております…毎年
娘には,今年もお目見えしましたよと,伝えております。 一言「そう…」と返ってくるだけですが、
伝えております。
どうやら 色気より食い気の娘は,我が家の
ちらし寿司が気になるようでございます。
今年も少しばかり 小さな桶でちらし寿司を作ります…蛤は手に入りませんでしたので、しじみ汁にします。
「それは,良いのう…何よりじゃ 変わらぬことは何ごとにも変えられんことよのう…」
などと夢か現かのような時間を過ごして
そうそう桃の花を買い忘れたわ
毎年恒例のこと 何かしら忘れるわね。
小さなお花を小さな花瓶に添えよう
♪
灯をつけましょ ぼんぼりに
お花をあげましょ 桃の花
五人囃子の笛太鼓
今日は 楽しい 雛祭り
♪
【寓話】
