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良い会社と上がる株を分けて考える理由【スマホで周回!#14】

こんにちは、スマホ投資パパです。

決算が良い会社を選んで買ったのに、株価がちっとも動かない。
私はこれを、システムで丁寧に自動化までして、盛大にやらかしました。

前回は、米国株4000銘柄を全部見るのをやめて、見る対象を絞った話を書きました。

今回はその続き、絞った銘柄に毎朝どう点数を付けるか。私のシステムの「採点」の設計思想です。

先に結論を言います。

学校でたとえるなら、成績表と人気投票は別物です。私は最初、この2つを混ぜて採点していました。

良い会社かどうかは、成績表。会社の中身の話です。
上がる株かどうかは、人気投票。市場が今、どの銘柄に票(=資金)を入れているかの話です。

最初からそう考えていたわけではありません。
「良い会社に高い点を付ければ、いずれ株価はついてくる」と信じていました。
実際に運用して、高得点の優良企業を買っては待ちぼうけを食らい続けて、考え方が変わりました。

この記事では、その転換をどう採点の設計に落としたかを書きます。
完成版コードや、特定銘柄の売買判断を載せる記事ではありません。スコアの重みや指標の期間といった具体的な数値も出しません。
自分の環境で同じ仕組みを考えるときの、設計のヒントとして読んでください。


1. 全部混ぜて1つの点数にしたら、失敗した

最初に作ったスコアは、雑でした。

決算の良さも、株価の動きも、ぜんぶ混ぜて、一個の点数にしていたんです。
売上の伸び、利益、株価の上がり具合。それらをまとめて足し合わせて、「総合点」みたいなものを出していました。
シンプルだし、ランキングも作りやすい。これでいいだろう、と。

学校でいえば、テストの点数と、クラス人気投票の票数を足し算して「総合1位」を決めるようなものです。
書いてみると変なのがすぐ分かるのに、スコア設計だとこれを平気でやってしまう。

ところが、このスコアは使い物になりませんでした。

理由は2つあります。

ひとつは、何が効いて高得点になっているのか、まったく分からないこと。
ある銘柄が上位に来たとして、それが「成績が良いから」なのか「人気があるから」なのか、点数を見ても切り分けられない。
中身がブラックボックスなんです。

もうひとつは、もっと深刻でした。
決算が抜群に良いだけで、株価がまったく動いていない銘柄が、上位に紛れ込んでくる。
成績は学年トップ、でも教室では誰からも票が入っていない。そういう銘柄が「総合上位」の顔をして並んでしまう。

決算が良ければ点が上がる設計だったので、株価が死んでいても、成績だけで上位に押し上げられる。
そして私は、その「高得点だけど動かない株」を律儀に買って、待ちぼうけを食らっていました。

ここで気づいたんです。
混ぜたのが、そもそもの間違いだった。

「会社が良いかどうか」と「株価が強いかどうかは、別々に測って、別々に持っておかないといけない。

ここまでが、私の失敗の話です。
ただ、分けると決めた瞬間に、新しい問題が3つ生まれました。

分けた2つの点数は、それぞれ何を見て採点するのか。
最後に1本のランキングへ戻すとき、どちらを重くするのか。
そして、点数を分けてもなお残る「スコアの罠」をどう避けるのか。

ここから先は、その3つに順番に答えていきます。具体的には——

- なぜ混ぜると「動かない優等生」が上位に来るのか。逆に、尖って強い銘柄が沈むのはなぜか
- 会社の中身は、何を見て、何を見ないことにしたか
- 強さと中身、最後はどちらを主役にするのか。その理由
- 「良い会社でも触ってはいけない局面」を、どう仕組みとして織り込んだか


2. お手本は、ミネルヴィニの「順番」

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