介護士さんの尊さ
こんにちは、ナミッキーです。
介護士の仕事は、よく「3K(きびしい、汚い、危険)」と評されます。しかし、その過酷さにもかかわらず、わざわざ自ら進んで介護士として働く人たちがたくさんいます。実際、厚生労働省の最新の「介護白書」によれば、2025年度時点で介護従事者数は215.2万人(見込み)と、多くの人がこの道を選んでいます。(出所:厚生労働省「介護白書」)
今回は現場で日々奮闘している介護士さんへの敬意を込めて、今回は「介護士さんの尊さ」について語ります。
1. 介護士さんの仕事の厳しさと現場の実情
給与と待遇
介護士の給与は、他の業種と比較して低い傾向があります。
平均給与と経済的負担
「賃金構造基本統計調査」によれば、平均給与は以下のようになっています。
平均年収:371万3,800円
月給(各種手当込み):26万3,600円
賞与・ボーナス:55万600円
初任給(勤務経験0年):
20~24歳:月給21万3,800円(年収換算約261万500円)
全体平均:月給21万5,900円、賞与・ボーナス等77万6,000円
(年収換算約266万8,400円)
介護士の平均月収は約25万円~30万円程度となっており、物価上昇や公的保険料の引き上げが進む中で、実質的な手取りはさらに圧迫されています。例えば、介護保険制度の改定や医療関連コストの増加に伴い、家計の負担は着実に増しているというデータもあります。
(引用:教えてグッピー: https://www.guppy.jp/hh/og/%E4%BB%8B%E8%AD%B7%E8%81%B7%E3%81%AE%E7%B5%A6%E6%96%99/ )

精神的・身体的ストレスの実情
介護業務は、単に肉体労働だけでなく、利用者さんやその家族とのコミュニケーション、緊急時の対応など、精神的な負担も非常に大きいです。
ストレスと離職率
厚生労働省の調査では、介護現場におけるストレスや過重労働が原因での離職率が高いことが指摘されており、特に20代~30代の若年層の離職率は高い傾向にあります。
このような現場の実情が、介護従事者不足という社会問題にも直結しており、多くの施設で働く人の負担軽減策が求められています。実際、技能実習生という形でミャンマー、中国から若い20代の方が来てくれていますが、それだけ日本人には『選ばれない職種』になっているということです。

ストレスがかなり大きい職種
激務なわりには『給料が安い』『身体的・精神的ストレスが多い』というデメリットがあり若い日本人には選ばれない職種になってきている
2. 介護士さんの尊さは、その働く姿勢にある
今まで病院、介護老人保健施設、有料老人ホームなどで働いてきましたが、そこで働く介護士さんたちは本当に素晴らしいかったです。もちろん全員が前を向いて勉強している人ばかりではありませんが、この大変な仕事をしているだけで本当に凄いなと思います。例えば、、、
真剣に介護を考える姿勢:
毎日の業務において、「どうやったらより良い介護ができるか」を模索し、最新のケア技術や知識を取り入れようと努めています。職員同士の配慮:
現場で働く介護士さんは、単に与えられた業務をこなすだけでなく、お互いに支え合い、協力しながら仕事に取り組んでいます。例えば、前に働いていた老健では産休、育休に入る人がいれば、身体的な負担の大きい『入浴介助』から外して利用者さんたちの『見守り』に配置するなど生活面の配慮もされていました。当たり前のように思うかもしれませんが、介護士さんほど身体的な負担がないリハビリ職種でも一悶着あるくらいの調整です。中々できることではありません。職員同士のコミュニケーション:
スタッフ同士の交流が非常に盛んで、私は個人的によく介護士さんの飲み会に混ぜてもらっていました(笑)。そこでは、普段は見せない素顔や面白い過去の経験を語り合う姿が印象的でした。みなさんのバックグラウンドは一人ひとり本当にユニークで、たとえ時には「この人、変わってるな」と思うことがあっても、それがまたその人の面白みを増していると感じます。現場での柔軟さ:
「なんでやってくれないんだ」と、時折理不尽に批判する言語聴覚士(アホ)もいますが、実際、介護士さんは自分の業務だけでなく、利用者さんやその家族に対しても真摯に向き合い、日々のケアに力を注いでいます。つまり、患者(利用者)さん、全体のADLを常に見ており、夜勤がある分業務時間、量が桁違いに多いんです。それでもSTだけでなく医師や看護師、理学療法士など多くの職種から依頼されて実行してくださる、現場での連携や柔軟な対応力は、凄いスキルです。
多くの人が「給料が少ない」「激務で大変」と外側から見がちですが、実際に働いている介護士さんの姿勢は、『尊さ』に溢れています。

介護士さんたちの働く姿勢にこそ『尊さ』がある
3. 一人の『ST』としてメッセージ
正直なところ、私自身も、介護士さんの働く姿を見て、本当に尊敬せずにはいられません。
「介護士さんの尊さ」―それは、たとえ給料や労働条件が厳しい中でも、利用者さん一人ひとりの生活を支え、心を込めたケアを続ける強さと優しさです。
もし、他のSTが介護士さんの姿勢をバカにする言動をするならば、すぐにSTをやめた方がいいですね。一回でも介護士さんの仕事を手伝ってみた経験がある人ならば、そんなことは言えないはずです。
だからこそ、介護士さんが本気で取り組む現場の努力や、日々の工夫に対して、私たちSTは「なんでやってくれないんだ」と非難する前に、『介護の仕事に就く』という凄さに気付いてほしいです。実際、介護士さんと飲み会を主催して、直接話を聞いてみると、彼らの思いや苦労、そして面白いバックグラウンドに触れ、ますます心を打たれることが多いです。

患者さんのADLを知れていいかも
STは一度、介護士さんの仕事を体験してみた方がいい
4. まとめ
介護士さんの仕事は、3Kという過酷なイメージがつきものですが、現実には自ら進んでこの道を歩み、利用者さんの生活を支えるために日々奮闘しています。私たちSTも、介護士さんの誇り高い働きぶりを理解し、尊敬しながら現場で協力していくことが何よりも大切です。
このブログを通して、介護士さんの尊さと現場の実情を少しでも多くの人に知っていただければ幸いです。
