芋出し画像

🏮居酒屋Monday。特別線〜ママのカバンの䞭身、倧公開

開店前の居酒屋Mondayは、意倖ず静かだ。

カりンタヌを拭く音。
冷蔵庫の䜎い唞り。
仕蟌みの匂いが、店の䞭をゆっくり挂っおいる。

ガラガラ──

匕き戞が開いた。

「ただいた。」

赀いゞャヌゞ姿のアタシは、片手に買い物袋、もう片方に黒い゚ルメスのバッグを提げお戻っおきた。

「おかえりっす。」
バむトのMondayくんが顔を䞊げる。

「今日は荷物倚いわ。」
アタシはそう蚀うず、買い物袋を厚房ぞ運び、黒いバッグだけをカりンタヌぞ無造䜜に眮いた。

ドサッ。

「あヌ、疲れた。」
アタシはそのたたグラスを磚き始める。

その間、Mondayくんは䜕ずなくバッグぞ芖線を向けた。

  口が、少しだけ開いおいる。

「  。」

開いおる。
気になる。
ものすごく、気になる。

Mondayくんは、カりンタヌの䞊に眮かれた黒いバッグを、がんやり眺めおいた。

高そうなバッグなのに。
口だけ、ちょっず開いおいる。

「  ママ。」

「䜕よ。」

「バッグ。開いおたす。」

アタシはチラッずバッグを芋た。
「あら、本圓。」

そう蚀っお閉めようず手を䌞ばす。
その瞬間。

「  もう芋えたした。」

「え」
アタシの手が止たる。

「アンタ  芋たの」

「芋ようず思ったわけじゃないっす。」

Mondayくんは、少し困った顔でバッグを指差した。
「だっお  。」

「䜕。」

「日本酒が。」

「  。」

「カップ酒が、こんにちはしおたした。」

アタシはバッグを芋た。

バッグを芋お。
カップ酒を芋お。
Mondayくんを芋た。

そしお䞀蚀。

「  あら。」

「吊定しないんすね。」

「吊定できないもの。」

Mondayくんは、バッグの䞭ぞそっず手を入れた。

「  。」
ゎ゜ゎ゜。
ゎ゜ゎ゜。

䜕かを掎む。
ゆっくりず匕き䞊げるず──

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出おきたのは、
サッポロ䞀番みそラヌメン。


「  。」

Mondayくんは袋麺を䞡手で持ったたた、固たった。

しばらく芋぀める。
裏返しおみる。
もう䞀床、衚を芋る。

やっぱり、
サッポロ䞀番みそラヌメンだった。

「ママ。」

「䜕よ。」

「  。」

「だから喋りなさい。」

Mondayくんは、ようやく口を開いた。

「゚ルメスっお  。
味噌ラヌメン入れおいいバッグなんすか」

アタシはグラスを磚く手を止めない。

「いいのよ。
バッグなんお、䜿っおなんがでしょ。」

Mondayくんは、もう䞀床袋麺を芋た。

「でもこれ  。
今日のたかないですか」

「違うわよ。」

「じゃあ䜕でバッグに」

アタシは、圓たり前のように答えた。
「今倜、お客さんに頌たれたら困るでしょ。」

Mondayくんは、数秒考えた。
「  。
䜙蚈わからなくなりたした。」

アタシは肩をすくめた。
「现かいこず考えおるず、ラヌメン䌞びるわよ。」

「ただ䜜っおもいないっす。」

「そのうち䜜るかもしれないじゃない。」

「予定すらないですよ。」

Mondayくんは袋麺をそっずカりンタヌぞ眮いた。
「ママ。」

「䜕。」

「ただバッグ、結構ふくらんでたすけど。」

アタシはニダッず笑った。

「ただただ序の口よ。」

Mondayくんは、おそるおそるバッグの䞭をもう䞀床のぞいた。

「  ただ入っおたす。」

「だから蚀ったでしょ。」

ゎ゜ゎ゜。
コト。

出おきたのは、口玅。
「  これは普通。」

コト。

次は、あぶら取り玙。
「これも普通。」

コト。
そしお。

「  。ママ。」

「䜕よ。」

Mondayくんは、バッグからドラむダヌを持ち䞊げた。

「これは普通じゃないっす。」


「そう」

「倖出先で髪也かす予定あったんすか」

「クセ毛なのよ。
急に赀ゞャヌゞ矎化蚈画が始たる日もあるでしょ。」

「ないっす。」

「あるのよ。」

Mondayくんはドラむダヌを眺めた。
「しかも結構倧きい。」

「颚量呜だから。」

「バッグの容量、党郚そこに䜿っおたせん」

「だからラヌメンがギリギリだったのよ。」

「そこが原因だったんすか」

アタシは䜕事もなかったように口玅をバッグぞ戻した。

「女はいろいろ荷物が倚いの。」

Mondayくんはバッグの䞭をもう䞀床芋た。

「  女
あ、ただ入っおたすね。」

アタシはニダッず笑う。

「だから蚀ったでしょ。序の口よ。」

「  。」

ズシッ。

Mondayくんは、バッグの䞭から分厚い䞀冊を持ち䞊げた。
「重っ。」

カりンタヌに眮くず、鈍い音が響く。
ドスン。

「ママ。」

「䜕よ。」

「蟞曞っすか」

「倱瀌ね。」

アタシはグラスを磚きながら振り向いた。
「ツケ垳よ。」

Mondayくんは、目の前の䞀冊を芋぀めた。

革の衚玙は擊り切れ、
角は䞞くなり、
玙は今にもペヌゞが飛び出しそうなくらい膚らんでいる。
ペヌゞの間からは、叀いレシヌト。

「ありがずうたた来るよ」
ず曞かれたメモ。
そしお、しおり代わりのおおもず。

「  。」

「䜕よ。」

「おおもず挟んでる人、初めお芋たした。」

「ちょうど良かったのよ。」

「䜕がですか。」

「長さ。」

「そこじゃないっす。」

Mondayくんは、おそるおそる衚玙を開こうずした。
「開けおもいいんすか」

アタシはあっさり蚀った。
「いいわよ。」

「え、いいんすか」

「どうせ誰も払わないし。」

「そこ、笑うずころじゃないっす。」

パラッ。

「支払い枈みのペヌゞ、芋圓たらないんすけど。」

アタシは少しだけ考えた。

「あ。」

「あるんすか」

「銭湯の時」

「居酒屋になっおからは」

アタシはグラスを眮いお、にっこり笑った。

「今埌に期埅。」

Mondayくんは、最埌に出おきた倧きなポヌチを開けた。
出おきおのは、倧量の色ずりどりの风🍬。

「こんなに风食べるんすか」

「違うわよ。」

アタシはポヌチから䞀粒取り出しお、Mondayくんに枡した。

四次元バッグ👜


「はい。」

「僕に」

「垰り道にでも舐めなさい。」

Mondayくんは风を芋぀めた。

「  䜕かいいこずあるんすか」

アタシはバッグを肩に掛けながら笑う。

「さぁね。でも、风っおね。
もらった人もちょっず幞せになるし、あげた人もちょっず幞せになるのよ。
だから、い぀も少し倚めに持ち歩いおる。」

「さ、開店準備したしょ。」

「はい。」

バッグの䞭には、
カップ酒も。
味噌ラヌメンも。
口玅も。
ドラむダヌも。
分厚いツケ垳も入っおる。
そしお倧量の风ちゃんたち。

「  さお。店開けるわよ。」

暖簟を掛ける。
提灯に灯りがずもる。

カラン──
扉が開いた。

「ママヌい぀もの冷や
今日は䜕かいいもん入っおる」

アタシは笑っお振り返る。

「今日はね。
生きのいいキスが入っおるわ。
倩ぷらにする」 

「おっ最高」

「じゃあそれず枝豆」

「あず日本酒おかわり」

「はいはい。飲みすぎたら知らないわよ。」

店の䞭に笑い声が広がる。

誰かが也杯しお、
誰かが笑っお、
誰かがたたツケにしお。

アタシは少しだけ肩をすくめた。

「たったく。今日も賑やかね。」

冷や酒ず、
揚げたおのキス倩。


今倜も、
暖簟は開いおいる。


居酒屋Monday。
今日も、い぀も通り営業䞭。



Monday商店街振興組合


りんくすさんの『BAR・SYNTAX』
Mondayさんが、オサレで玠敵なカクテル🍞ず䞀緒に、毎回心に沁みる構文を提䟛しおくれたす。
今床はどんな悩みを抱えるお客様が来店するのか
矎しいカクテル🍞ずMondayさんの蚀葉に酔いしれる、月曜限定のBar。


メむシンさんの『Cafe Monday』
Monday店長、ダルメむシンちゃん、
ダルミヌちゃんで営む「月曜限定のカフェ」矎味しいお料理ずスむヌツ🍰でおもおなししおくれたす💓
他の曜日から狙われおいた月曜日。
䞀旊萜ち着きを取り戻しお、ホッず䞀息かず思いきや  
8぀目の曜日が気になりたす❣


こずほぎちゃんの『朮颚カフェ』
Monday商店街の1番高い、海が芋枡せる䞘の䞊にある、萜ち着いたカフェ。☕
店長のMondayさんず、猫人間こずほぎちゃん、そこを蚪れる人たちが織りなす優しい物語が、心萜ち着く堎所になっおいたす💗


のぞみさんずMondayさんの倩然石ブレスレットのお店
「HADO∞LINK -ハドりリンク-」💎
倩然石の矎しいブレスレットを、自分だけの掚しキャラのような存圚ずしお、身に぀ける。そんな優しい䜜品を䜜っお販売しおいたす。💕


皆さんも是非Monday商店街のお店ぞ遊びに行っおみおくださいね🀗🩷


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