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『チャンスは、静かに何度も来ている』|資産10億円を目指す投資日記』

人生には、チャンスが訪れることがある。

でもその瞬間は、
それがチャンスかどうか分からない。

少し迷って、少し考えて、
そのまま見送ってしまうこともある。



「今はそのタイミングじゃない」と思って、

気になっていた企業が、
いつの間にか大きく伸びていたり。

先輩からの誘いを断ったあと、
その人が成功していたり。

「若かったから」と、
片付けてしまったこともある。

大切な人の想いに、
答えられなかった過去があったり。

「まだ早い」と、
自分に言い聞かせていた。



どれも後になって気づく。

「あれがチャンスだったのかもしれない」と。



でもその時の自分は、
ちゃんと迷っていた。

ちゃんと考えて、選んでいた。

だから全部が、
間違いだったわけじゃない。



チャンスを前にすると、人は迷う。

でもそれは、弱いからじゃない。



本当は──

「失うものが見えてしまうから」だ。



新しいことを選べば、
今ある安心や、慣れた環境を手放すことになる。

人は、“得るもの”よりも
“失うもの”を強く感じる。

だから足が止まる。



でも逆に言えば、

迷いがあるということは、
それだけ大切なものを持っているということでもある。



そしてその中で、
それでも「気になる」と感じたもの。

それこそが、
自分にとってのチャンスなのかもしれない。



チャンスは、
確信のある形ではやってこない。

不安と一緒に、静かに現れる。



だから、次に気づいたときは、

完璧なタイミングを待つんじゃなくて、
少しだけ前に出てみる。



大きな決断じゃなくていい。
ほんの小さな一歩でいい。



チャンスは、
何かを与えてくれるものじゃなくて、

何かを手放した人にだけ、
新しい景色を見せてくれるのかもしれない。



その先にあるものは、

ほんの少しだけ、
勇気を出した人だけが触れられる。

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