世界一の空港に着いたのに、最初に探したのは「寝床」でした。〜深夜0時、シンガポール・チャンギ空港で朝を待つ〜
最強の英語教師を目指すMr.Kです。英語関係、英語教育について、日々の学びや気づき、趣味などについて発信しています。
今年の夏休み、妻とシンガポールへ旅行に行きました。3泊5日のシンガポール旅行。海外旅行は何度か経験していますが、今回の旅には一つ大きな特徴がありました。
それは、
「空港で2泊する」
ということ。
なぜそんなことになったのか。理由はシンプル。
飛行機が安かったから。
旅行代を少しでも抑えようとした結果、到着は深夜0時。そして、朝までホテルには行かず、空港で過ごすことになりました。
目的地は、世界的にも評価の高い空港、
シンガポール・チャンギ国際空港。
「世界トップクラスの空港なら、きっと快適に寝られるだろう。」
そんな軽い気持ちで到着した私たち。しかし、深夜の空港で最初に始まったのは、
「どこで寝る?」
という、かなり現実的な問題でした。
1. 深夜0時、シンガポール到着
飛行機を降りたのは、夜の12時頃。
眠い。とにかく眠い。
でも、ここはシンガポール。そして目の前にあるのは、あの有名なチャンギ国際空港です。世界的にも評価が高く、観光スポットとしても知られている空港。
「せっかくだから、いろいろ見てみたい。」
そんな気持ちもありました。でも、眠い。
これが現実でした。
2. まずはお金を換える
シンガポールに到着して、最初にしたこと。
それは、両替。
空港の両替はレートがあまり良くないと言われています。それでも、現地のお金がなければ何もできません。
交通費も必要。
食事も必要。
何かあったときにも必要。
ということで、まずは最低限のお金を換えることにしました。
「よし。これでシンガポールで生きていける。」
そんな気持ちになりました。
3. 「シンガポールに来た!」……あれ?
そして、いよいよ入国。無事に入国審査を終えました。
海外旅行では、
「WELCOME TO ○○!」
のような大きな看板があるイメージがあります。しかし、
「あれ?」
そんなに分かりやすいものが見つからない。
「こんな感じか〜。」
思っていたより、あっさりしていました。でも、考えてみれば当たり前です。
空港は観光地ではありません。目的地へ移動するための場所です。
とはいえ、初めて訪れる場所。何がどこにあるのか分かりません。妻と一緒に周囲を見ながら歩き始めました。
4. 深夜の空港で寝床を探す
今回の最大のミッション。寝床探し。
ホテルを取っていないので、自分たちで探さなければなりません。スマートフォンで検索。
歩く。また検索。歩く。
「ここで寝られるかな?」
「でも、人が多いな。」
「こっちはどう?」
深夜の空港を、妻と二人でウロウロします。昼間なら観光気分で楽しめる場所も、深夜になるとまったく違って見えます。
人が少ない。静か。眠い。
そして、どこで寝ればいいのか分からない。
旅行というより、ちょっとした冒険です。
5. 突然、インド人に話しかけられる
そんな私たちに、突然ある男性が話しかけてきました。インド人の方でした。
オーストラリアで仕事をしていて、帰国途中とのこと。
どうやら、私たちと同じように空港内で何かを探しているように見えました。
話をしてみると、私たちが空港で寝る予定だと知り、いろいろと教えてくれました。ちなみに彼は、ちゃんとホテルを取っていたようです。
「じゃあ、なぜ私たちに話しかけてきたんだろう?」
その目的は、最後までよく分かりませんでした。でも、旅ではこういう偶然の出会いがあります。
私たちは彼に、目的地へ向かうためのMRTの場所を教えました。
最後は、
拳をコツン。👊
「じゃあね。」
そんな感じで別れました。名前も知りません。次に会うことも、おそらくありません。でも、こういう一瞬の出会いが、後になって意外と記憶に残るものです。
6. 「歯を磨きたい」という切実な問題
そして、次に私たちを襲った問題。
それは、歯を磨きたい。でした。
海外旅行で長時間移動すると、どうしても歯を磨きたくなります。
「トイレに行こう。」
そう思って探したのですが、なんと、
どのトイレも掃除中。
まあ、よく考えれば当然です。深夜で利用者が少ない時間帯。この時間に掃除をするのは、むしろ合理的です。
とはいえ、「今じゃない……。」と思ってしまいました。
数十分待ち、ようやくトイレを利用することができました。そして、
歯を磨く。
たったそれだけなのに、ものすごく達成感がありました。
7. ついに見つけた、私たちの寝床
さらに空港内を歩き回りました。そして最終的にたどり着いたのが、
Jewel(ジュエル)
でした。チャンギ空港を代表する有名な施設です。昼間なら、巨大な滝や美しい景観を楽しめる場所。でも、この日の私たちにとっては、
「ここで寝られるかもしれない場所」
でした。周囲を確認。
他にも寝ている人がいます。
「ここなら大丈夫そうだ。」
ついに寝床が決まりました。
8. 世界的な空港でも、床はやっぱり硬かった
いよいよ睡眠。
……。
硬い。
当たり前ですが、床です。ベッドではありません。体が痛い。
そして、もう一つ気になることがあります。
スーツケース。
寝ている間に盗まれたらどうしよう。完全に熟睡するわけにもいきません。妻と荷物を気にしながら、なんとか横になります。そんな中、少しだけ救いだったのが、
睡眠用BGMのような音楽。
静かな空間に流れる音楽を聞きながら、
「ここはシンガポールなんだな。」
と、少しだけ実感しました。そして、いつの間にか眠りにつきました。
9. 旅は、予定通りにいかないから面白い
振り返ってみると、今回のシンガポール旅行で一番印象に残った出来事の一つが、
「深夜の空港で寝床を探したこと」
でした。
有名な観光地に行ったわけでもありません。豪華なホテルに泊まったわけでもありません。ただ、深夜の空港を妻と歩き回っただけ。でも、不思議と記憶に残っています。
知らない場所を歩く。
分からないことを調べる。
知らない人と出会う。
予定外の出来事に対応する。
そして、最後にはなんとかなる。
これが、私にとっての海外旅行の面白さなのかもしれません。旅行前には、
「シンガポールで何を食べよう。」「どこへ行こう。」
そんなことばかり考えていました。でも、実際に一番記憶に残ったのは、
「深夜0時、チャンギ空港で寝床を探していた自分たち」
でした。旅は、計画した通りに進むとは限りません。むしろ、予定外の出来事があるからこそ、
「あのとき大変だったよね。」
と、後から笑える思い出になります。そして私は、次の海外旅行でもきっと、
「今回は何が起こるんだろう。」
と少し期待しながら飛行機に乗るのだと思います。
快適な旅行もいい。でも、少しくらい大変な旅行も、悪くない。
それもまた、旅の醍醐味なのだと思います。
