大森 海苔のふるさと館【海苔つけ体験 体験イベント】(大森東特別出張所) #301
※本記事は
Otapedia公式note(https://note.com/fine_rat5784)のみで
公開しています。
無断転載・改変・商用利用を禁止します。
© Otapedia
当時の大森海苔漁師の一日
大森の海苔づくりは、
太陽の動きに合わせた仕事でした。
乾燥の要となる「海苔干し」は、
朝日が昇るとともに
始めなければなりません。
そのため、
すべての工程は逆算され、
深夜から始まっていたのです。
深夜01:00頃
収穫した海苔は、
わかめのような
細長い形をしており、
「海苔きり」という作業で
細かく刻みます。
深夜03:00頃
「海苔つけ」という
普段皆さんが
よく見ている
焼き海苔のサイズに
する作業に入ります。
朝07:00頃
太陽が昇ると同時に
「海苔干し」という
乾燥作業に入ります。
収穫時期には
これを毎日繰り返していました。
休みは
月に2日程度と言われています。

大森 海苔のふるさと館 1階
撮影:Otapedia
※申請のうえ、承認を得て撮影
海苔漁師という生き方
大森の海苔漁師は、
海苔づくりと農業(他)を兼ねる
半漁半農の生活を
行っていました。
しかし、
海苔だけで
1年分の収入を得られたと
言われています。
そのため
家族総出で作業を行い
さらに、
山形県寒河江市などから
出稼ぎの方も
多く大森に集まり、
海苔つくりを支えていました。
現在の東京近郊の主な海苔の産地
東京の海苔養殖は
終わりました。
しかし、
海苔づくりそのものが
消えたわけではありません。
有明海が有名ですが
関東でも
千葉県の富津市や
木更津市などで
海苔の収穫が行われています。
当日も
富津産の海苔が使用されました。
海苔漁師たちの技術
かつて
大森の海苔漁師たちは
1時間に
250~300枚の
海苔つけを行ったと
言われています。
熟練の技術と
集中力が求められる作業でした。
海苔つけとは何か
敷いた海苔簀(のりす)の上に
すき舟(のりつけ枠)を置き
刻まれた海苔を
重箱と呼ばれる
枡にすくいとり
流し込む作業を言います。
体験では
1人2回行います。

撮影:Otapedia
体験という継承
海苔の収穫時期に合わせ、
秋から初春にかけて
毎月開催されています。

出典:大森 海苔のふるさと館

出典:大森 海苔のふるさと館
海苔つけは人気の体験イベント
参加者は
小学生を連れた親子が中心で、
毎回多くの方が訪れる
人気イベントです。
大森の海苔づくりの歴史を、
実際に体験・学習できる
貴重な機会となっています。

大森 海苔のふるさと館 提供

今でも昔ながらの天日干しを行っている
撮影:Otapedia
出来上がった海苔
郵送(有料)もしくは
引き取りが選べます。
お手元に届いたら
緑色に変わるまで
炙っていただくと
よりおいしく頂けます。

最後に
Otapediaは、
当時と変わらない
海苔干しを
「大田区無名の風景」
として
大森 海苔のふるさと館で
行われている
海苔つけ体験プログラムを
「大田区未顕彰の地域遺産」
として登録します。
大田区の記憶を呼び起こす
「Otapedia」の活動
私たちは
その“名を失いかけたものたち”に、
もう一度まなざしを向け、
記憶の岸辺に呼び戻す営みです。
彼らの活動や
痕跡は消えても、
地域に遺した軌跡を
未来へと伝えていきます。
これらは
「Otapedia独自の呼称」であり
「大田区公式の認定ではありません」。

協力
1.『大森 海苔のふるさと館』
大森 海苔のふるさと館
https://www.norimuseum.com/
大森海苔のふるさと館 海苔つけ体験
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