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「また『早くして』って言っちゃった。」その正体は“怒り”じゃなかった

「あと5分で家を出るよって言ったよね!?」


時計の針の音だけが、
やけに大きく聞こえる朝。


まだパジャマのまま、
のんびりタブレットを見ている子ども。


その横で、私は余裕ゼロ。


「早くして!」
「遅刻するでしょ!」


本当は言いたくないのに、
気づけば今日も同じことを言っている。


言ったあと、ちょっと後悔するんです。

「そんな言い方しなくてもよかったな」って。


でも次の朝、また同じことを
繰り返してしまう。


このループ、
抜け出せなくなっていませんか?



私はずっと、
「子どもにイライラしてるんだ」と
思っていました。


でも、あるとき気づいたんです。
これ、怒りじゃない。


本当の気持ちは——
「焦り」と「不安」でした。



• 仕事に遅れたらどうしよう
• 迷惑をかけたらどうしよう
• ちゃんとしてない親だと
思われたらどうしよう


私は、子どもを
動かしたかったんじゃなくて

“自分の立場を守りたかった”
だけだったんです。


そう気づいたとき。
申し訳なさと一緒に、
少しだけホッとした自分がいました。


「ああ、私ちゃんと
頑張ろうとしてたんだな」って。


だから私は、伝え方を変えました。



「早くして!」と
相手を責める言葉じゃなくて。


「まだパジャマだと、
ママ、お仕事に遅れそうで不安なんだ」


私を主語にした
「I(アイ)メッセージ」で伝えてみたんです。

でも、もちろんこれだけで
スッと動いてくれない日もあります。



「やだ!まだ見るの!」ってぐずられた時。


以前の私なら、


「なんで今着替えないの!」
「どうしてママを困らせるの!」


と、「原因」を問い詰めていました。


でも、「どうして?」と聞かれても、
子ども自身も
よくわからなくて黙り込んでしまう。


だから、「原因」ではなく
「目的(未来)」
に目を向けることにしたんです。



「そっか、まだ見たかったんだね」
と、まずは相手の目で見て、
耳で聞いて、心で感じる。


時には口を挟まず「黙って聞く」
ことに徹して、
気持ちをそのまま受け止めます。


そして、
「じゃあ、いつお着替えする?」
「誰と一緒にお着替えする?」


と、一緒に未来を考えてみるんです。


「長い針がここになったら!」
「ママと一緒に!」


そんな風に自分で決めると、
子どもって不思議と動いてくれるんですよね。


これって、
子どもを「私の言うことを聞かせる相手」
ではなく、


ひとりの人格を持った
「対等な相手」として尊重している
からできること。



でも、頭でわかっていても、
いざとなるとやっぱりイライラしてしまう。


実を言うと、私も最初は
全然うまくいきませんでした。


そんな私が、少しずつ変われたきっかけ。

それは、わが子に対する
「心の距離感」を変えてみた
ことでした。


「この子は、
私が気を遣わなきゃいけない
『よその保護者の方』だとしたら?」


「あるいは、大切な『親友』だったとしたら?」
そう想像してみたんです。


もし相手がよその大人だったら、
いきなり「早くして!」なんて
怒鳴りませんよね。

「そろそろお時間なのですが、
いかがでしょうか?」とか、

「これを先に済ませていただけると、
とっても助かるんです」って、

慎重に言葉を選んで伝えるはず。


わが子を「思い通りに動かす対象」ではなく、
「ひとりの人格を持った大切な人物」
として尊重してみる。


「親友」に相談するように、
「まだパジャマだと、ママ、
お仕事に遅れそうで不安なんだ。
どうしたらいいかな?」

と、自分の気持ち
(Iメッセージ)を伝えてみました。


人生の先輩として「教えなきゃ!」
と肩肘張るのをやめて、

共に悩み、
共に見守る「親友」のように接してみる。


相手がどんな行動をとっていても、
無条件に信じてみる。


「自分でお着替えしてくれて助かったよ、
ありがとう」と感謝を伝える。


命令や追及じゃなくて、
“気持ち”として伝え、
対等に向き合うだけで、
ピリピリしていた空気がやわらぐ。


そして何より、自分のイライラが、
少し静かになるんです。


朝のあのイライラは、
ダメな親だからじゃありません。


毎日を「ちゃんとやろう」
としているからこそ生まれる感情です。


だから今日も、完璧にできなくていいんです。


もしまた「早くして!」
って言ってしまっても、
あとから自分の本当の気持ちに気づけたり、
少しだけ寄り添えたなら、それで十分。


あなたはもう、
ちゃんとお子さんと向き合っていますよ。




このnoteでは、
子育ての中で感じた気づきや、
誰かの役に立つかもしれないと思った
私自身のリアルな体験を綴っています。


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