「見守る」と「ほったらかし」はどう違う?『犯罪心理学者は見た危ない子育て』から学ぶ、心が強くなるヒント
こちらの記事は、
「読書記録」「子育ての悩み」作品の中で
たくさんのスキをいただきました。
ありがとうございます。励みになります!


「見守ることが大事」
そう思って、あえて何もしない。
でもそれ、もしかしたら
ただの“ほったらかし”かもしれません。
その違い、はっきり言えますか?
今回は、出口保行さんの本
『犯罪心理学者が見た「危ない子育て」』
を読んで、深く考えさせられたこと
をまとめたいと思います。
「犯罪心理学」と聞くと少し怖い
イメージがあるかもしれませんが、
この本に書かれているのは
私たちの日常によくある
「親がよかれと思ってやってしまう行動」
についてです。
これさえやれば絶対うまくいく、
という正解がない子育て。
でも、これをやると
高い確率でうまくいかなくなる
“落とし穴”はある。
それを避けることこそが、
親として子どもにできる最善であり、
最低限の関わりだと感じました。
子育て中の方はもちろん、
中学生や高校生が
「自分の心はどうやって成長していくのか」
を知るヒントにもなる本でした。
特に心に残ったポイントを紹介します。
1. 子育ての4つのタイプを知ろう
「サイモンズの4類型」という、
子育てのタイプを分ける考え方です。
• 過保護型(支配 × 保護)
親が決めたルールを守らせるが、
世話を焼きすぎる。
• 甘やかし型(服従 × 保護)
子どもの言うことをなんでも聞き、
過度に干渉する。
• 高圧型(支配 × 拒否)
厳しいルールを押し付け、
子どもの気持ちには寄り添わない。
• 無関心型(服従 × 拒否)
子どもを自由にさせすぎて、
無関心でいる。
私自身、「この4つのタイプに少しずつ
当てはまっているところがある…」
という事実に気づき、
思わずドキッとしてしまいました。
どれか一つが絶対に
ダメというわけではなく、
この「バランス」がとても
重要なんだなと感じています。
2. なぜ「先回り」はNG?
子どもの目の前にある障害物を、
親が先回りしてせっせと片付けてしまう
「カーリングペアレント」や、
常に空から監視してトラブルを
防ごうとする
「ヘリコプターペアレント」
という言葉があります。
親は「子どもが傷つかないように」
という愛情でやっているのですが、
著者はこれがとても危険だと注意しています。
なぜなら、転ぶ前に
親が石をどけてしまうと、
子どもは
「つまずいた時に
どうやって立ち直ればいいのか」
を学ぶチャンスを奪われてしまうからです。
小さな我慢や、思い通りにならない
経験を積み重ねることで、
「イライラしてもなんとかする力
(欲求不満耐性)」が育ちます。
3. 「自分で選ぶ、決める」が最強のトレーニング
自立した強い心を育てるには、
「自分で選ぶ、決める」
という経験が欠かせません。
親が「こっちが正解だよ」
と答えを出し続けるのではなく、
日常の小さなことから
自分で決めさせることが大切です。
自分で決めたことであれば、
結果がどうであれ納得できます。
もし失敗しても、
「自分の何がいけなかったんだろう」
「次はどう変えればいいかな」と、
自分に原因を向けて考えること
(自罰的といいます)
ができるようになります。
人のせいにしないこの考え方が、
次への大きな成長につながります。
4. 「自由にさせる(放任)」と
「ほったらかし(放置)」は違う
この本でハッとさせられたのが、
「子どもの自主性に任せる」
ことの本当の意味です。
親が毎日忙しいと、
「自由にさせている」と言いながら、
実はただ子どもに無関心な
「放置(ほったらかし)」
になっていないでしょうか?
本来の「放任(自由にさせること)」は、
親子の確かな信頼関係があって
こそ成り立つものです。
社会で生きていくための
最低限のルールは、
大人がしっかりと
教えておかなければいけません。
土台となるルールがあって
こその「自由」なのです。
5. これから大切にしたい4つのこと
① 社会のルールを教える
集団行動のルールを知り、
自分をコントロールする力を育てること。
特に6歳から8歳くらいの小学生の時期に、
家庭でこの力を育てることが
大きな影響を与えます。
② 無条件の愛情を伝える
「あなたは生きているだけで
素晴らしい価値があるよ」と伝えること。
無視をせず、気遣う言葉をかける。
たとえ短い時間でも、
しっかり愛情を伝える時間を過ごすことで、
子どもの心に安心感が生まれます。
④読書で語彙を増やす
本を読んで言葉の引き出し(語彙)を増やし、
言葉で相手に伝える練習を
積み重ねることが大切です。
おわりに
「転ばないように支える」のではなく、
「転んだ時にどう立ち上がるかを見守る」。
そして、その土台には
「無条件の愛情」と「ルールの指導」
があること。
完璧にはできなくても、子どもが
「自分で決め、小さくつまずき、
自分で乗り越える」
というステップを、温かく応援できる大人で
ありたいなと思います。
親と子の関わり方や、
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子育ての中で感じた気づきや、
誰かの役に立つかもしれないと思った
私自身のリアルな体験を綴っています。
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