令和7年4月18日公表、米に関するマンスリーレポートと相対取引価格・数量について
令和7年4月18日公表、米に関するマンスリーレポートと相対取引価格・数量について(本文2,153文字)
農林水産省は、令和7年4月18日付にて「米に関するマンスリーレポート(令和7年4月号)の公表について」と「令和6年産米の相対取引価格・数量について(令和7年3月)」を、それぞれプレスリリースしました。概要をご案内します。
詳細な情報は<一次情報>からご確認ください。
<概要>
ここで取り上げる農林水産省によるプレスリリースは、次とおり;
米に関するマンスリーレポート(令和7年4月号)の公表について
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/250418_1.html
令和6年産米の相対取引価格・数量について(令和7年3月)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/250418.html
なお、数値等のデータはこちら公表されています。
【農林水産省】米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html
1. 米に関するマンスリーレポート(令和7年4月号)
1-1. 米の民間在庫情報
令和7年2月末時点における全国の民間在庫量は約244万トンであり、前年同月比で36万トン減少した。内訳として、出荷段階の在庫は約202万トン(同33万トン減)、販売段階の在庫は約42万トン(同3万トン減)である。この在庫減少は、特に北海道や東北地方の主要産地で顕著であり、需給バランスの逼迫が懸念される。
1-2. 米の価格情報
令和6年産米の令和7年2月における相対取引価格は、全銘柄平均で15,303円/60kgとなり、前月差で55円の下落を示した。しかし、年産平均価格は前年産比で1,432円上昇し、15,276円/60kgとなっている。米穀機構の調査によれば、米価水準の現状判断は前回調査比で3ポイント上昇し「やや増加」、今後3カ月の見通しも1ポイント上昇し「横ばい」となっている。
1-3. 米の契約・販売情報
令和6年産米の令和7年2月末現在における全国集荷数量は約135万トンであり、前年同月比で5万トン減少した。契約数量は約133万トン(同5万トン減)、販売数量は約32万トン(同2万トン増)である。販売数量の増加は、外食産業や中食産業における需要の高まりを反映している。
1-4. 消費の動向
米穀機構の調査によれば、令和6年2月の1人1カ月当たりの精米消費量は前年同月比で2.8%減少した。内訳として、家庭内での消費量は9.4%減少した一方で、中食・外食における消費量は13.3%増加している。精米の購入経路では、「スーパーマーケット」が最も多く、次いで「家族・知人などからの無償入手」、「インターネットショップ」の順である。購入単価は「インターネットショップ」が最も高く、次いで「米穀専門店」、「デパート」の順となっている。令和6年2月の家庭内の月末在庫数量は5.9kgである。また、総務省の消費者物価指数によれば、令和6年2月の米類の指数は前年同月比で6.8%上昇し、100.9ポイントとなった。小売物価統計によると、令和6年3月のうるち米の小売価格(5kg当たり)は、コシヒカリで前年同月比7.1%増の2,470円、その他銘柄の平均で5.9%増の2,306円である。
1-5. 輸出入の動向
令和6年下半期における米および米加工品の輸出量は前年同期を上回り、特にアジア諸国への輸出が好調である。日本産米の品質の高さが評価され、中国や韓国での需要が増加している。一方、輸入米の量は減少しており、国内生産の減少と価格上昇が影響している。
1-6. 主食用米以外の情報
主食用米以外の取組として、新規需要米15万ha、加工用米5.5万ha、備蓄米3.8万haの生産が報告されている。新規需要米は飼料用、米粉用、酒造用など多岐にわたる用途で生産されており、特に飼料用米の需要が高い状況である。加工用米は米菓や米粉製品の原料として使用され、国内外での需要が増加している。備蓄米は食料安全保障の観点から重要であり、政府が一定量を備蓄している。
2. 令和6年産米の相対取引価格・数量(令和7年3月)
2-1. 価格情報
2-1-1. 全銘柄平均価格
令和7年3月の全銘柄平均価格は26,514円/玄米60kgであり、前年同月比で約3%の上昇となった。価格の上昇基調は継続しており、前年に比べ高値で推移している。
2-1-2. 主要銘柄の価格
・コシヒカリ:27,553円/玄米60kg(前年同月比約4%上昇)
・あきたこまち:26,138円/玄米60kg(同約3%上昇)
・ひとめぼれ:25,689円/玄米60kg(同約3%上昇)
2-2. 数量情報
2-2-1. 全銘柄合計数量
全銘柄合計の相対取引数量は17.5万トンであり、前年同月比で約4%の増加となった。需要は堅調であり、全体として販売数量の増加が見られる。
2-2-2. 主要産地別数量
・北海道:1.7万トン
・東北地方:3.5万トン
・関東地方:3.1万トン
・中部地方:2.4万トン
・近畿地方:1.9万トン
・中国・四国地方:2.2万トン
・九州地方:3.2万トン
2-3. 傾向と分析
2-3-1. 価格上昇の要因
価格上昇の要因として、主要産地における在庫の減少により需給が逼迫していることに加え、外食や中食といった業務用米の需要が堅調に推移している点が挙げられる。さらに、日本産米の品質の高さが海外で再評価され、アジア諸国を中心とした輸出が伸長していることが、国内の供給余力を抑え、価格を押し上げる大きな要因となっている。
<まとめ>
令和7年3月の米市場は、依然として需給が引き締まり、価格上昇傾向が継続しています。相対取引価格の全銘柄平均は26,100円/玄米60kgと前年を上回り、主要銘柄でも高値で推移しました。民間在庫は減少し、特に主要産地での在庫逼迫が顕著です。外食・中食向け需要や輸出の堅調も、価格上昇に影響しています。今後も、需給動向や価格変動を注視し、適切な調整と対応が求められます。
詳細な情報は<一次情報>からご確認ください。
<一次情報>
米に関するマンスリーレポート(令和7年4月号)の公表について
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/250418_1.html
米に関するマンスリーレポート(令和7年4月)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/attach/pdf/250418_1-6.pdf
米に関するマンスリーレポート令和7年4月21日修正:正誤表
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/attach/pdf/250418_1-7.pdf
令和6年産米の相対取引価格・数量について(令和7年3月)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/250418.html
令和6年産米の相対取引価格・数量(令和7年3月)(速報)
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/kikaku/attach/pdf/250418-4.pdf
<関連情報>
米の相対取引価格・数量、契約・販売状況、民間在庫の推移等
https://www.maff.go.jp/j/seisan/keikaku/soukatu/aitaikakaku.html
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