うるさいNASを静かにさせるたった一つの冴えたやり方
だいぶ前からこのNASを使っています。
NASを選ぶときの条件としては、最低でもHDDが2台入ってミラーリング(RAID1)が組めること。この条件で探すと、現状だと候補はだいたい
Synology
UGREEN
このあたりに絞られるでしょう。
今回使っているのはUGREENのNAS、いわゆる「NASync」シリーズです。この機種の特徴としては、単なる2ベイNASにとどまらず、
M.2 NVMeスロットがあってSSDをキャッシュとして使える
という点があります。
このキャッシュ機能が地味に効いていて、
小さいファイルアクセス
頻繁に読むデータ
なんかはかなり速くなります。
同価格帯のNASだとこの辺が弱いものも多いので、ハードウェア的にはかなり優秀な部類だと思う。
実際、UGREENは
ハードウェア性能とコスパでSynologyより優れるケースが多い
一方でソフトウェアはSynologyの方が成熟している
という評価が一般的です。
今回は、このNASの機能等におけるレビューではなく、リビングに置いているこいつがうるさいので静かにさせた、というお話です。
リビングに置いているugreenのNAS。
これのNAS自体の機能は特に問題はないのだけど、かなりうるさいのです。なんの音だろうか?こまかい振動が床に伝わってブーンといいつづける、そんな感じの音です。静かにさせるために、NASの下に防振用の硬いスポンジやゴムなんかをおいたのだけど、やはりうるさい。調べてみるとファンを交換する、とかやってる人がいたのだけど、ファンの音なのだろうか?
ファンの音、というとintel mac book airがよく熱くなるとファーっという音を出していたけど、それとは違う音です。
安いビジネスホテルなんかにありそうな小さい冷蔵庫が、真夜中にブーンという音を出していることに気づいて気になると眠れない、ということはあると思いますが、あれに近い音です。
音の性質から考えると、
「サー」ではない(風の音ではない)
「ブーン」という低い連続音
床や家具に伝わって増幅される
これを踏まえると、
空気の音というより、構造振動っぽい
また、NAS本体を上から踏みつけると静かになるのだ。
これは風切り音じゃなくて、振動が床に伝わって共振でもしてるんじゃないか?という感じがします。
仮説
可能性としてはだいたいこのへん。
① HDDの回転振動
→ これが一番ありがち。回転+微妙な偏心で振動が出る
② ファンのアンバランス
→ 羽のブレや軸の精度で振動が出ることもある
③ ケース共振
→ NASの筐体がスピーカーみたいになってる
④ 床との共振
→ 設置場所との相性問題(これがかなり怪しい)
これらの原因を考えると、ファンを交換しても静かになる気がしない。
ただし、この音はファンの風切り音ではなさそうだけど、振動の発生源がファン、ということはありそうです。
しかしファンを取り替えるのはめんどくさい。そんなある日、
サーバのラックにボルトで固定する、みたいなことをすれば静かになりそうだな、と思っていたそんなある日、ちょうどいい大きさの段ボール箱がやってきた。プリンタ用紙を買ったら、紙が入っていた箱がちょうどよさそうだ。
さっそく、その箱にNASをいれてみる。
うん、静かになった。すっかり静かになりました。しかし蓋はしめていないけど、あきらかに空気の流れは悪くなりそうだ。
排熱に難あり。たぶん、きっと。

かなり静かになって満足だけど、このまま運用したら壊れそうだ、
これ、段ボール箱の横の壁はなくてもいいんじゃないか、防音効果は大差ないんじゃないか?と感じ始めた。
そこで、ダンボールを何枚か下に敷くだけのパターンも試してみよう
今回は、この段ボール箱の蓋の部分だけをNASの下に敷いてみることにした。同じくらい静かだ。これでいい。これがいい。


元々はこの写真にあるような少しちっちゃい防振スポンジを2個下に敷いていたのだけどブーンとうるさかった。

これまではスポンジが局所的に潰れて振動が床に伝わっていた、ってのはありそうです。
多分だけど、下に敷くやつは広い面積のあるやつの方が、効果的に振動を吸収するのではないか?
ということで、HDDのような回転系のデバイスを含む電子機器がブーンという振動音を出している時は、面で振動を吸収させるため、ダンボールでも敷くのが良い、ということのようです。
いやー、静かにさせるためにNASの中身を全部SSDにしようかとすら考えていたので、これはゼロコストで対策できた、かなり冴えたやり方だったなと自画自賛しております。
