映画『爆弾』はその後の生活に影響を及ぼす
2025年11月3日(月)朝の6:00になりました。
引き続き、本と映画へのお金は惜しまない。
どうも、高倉大希です。
そんなに綺麗に、伏線を回収されてしまったら。
読み手である自分が、ここにいる意味がないではないか。
ミステリー小説を読むたびに、いつもそう思っていました。
針がついた餌に、自ら喰らいつくようなものです。
だから、ミステリーは苦手です。
綺麗な結末になんて、はなから期待しちゃいないのです。
「歳をとると過去に努力したことが活きたりして、伏線が回収されたような気持ちになる。努力は無駄にならない」みたいな意見を見ることがあります。しかし、伏線回収というのは、結果論にすぎないことがほとんどです。
でもこの作品だけは、どうしても見て見ぬふりをするわけにはいきませんでした。
映画『爆弾』、公開初週にさっそく観に行ってきました。

原作は、呉勝浩先生の小説です。
あまりにも話題になりすぎていて、知らないとは言えない状況でした。
ミステリーアレルギーも相まって、原作にはなかなか手が伸びなかったのですが。
劇場公開となると、さすがに観に行かないわけにはいきません。
街を切り裂く轟音と悲鳴、東京をまるごと恐怖に陥れる連続爆破事件。すべての始まりは、酔って逮捕されたごく平凡な中年男・スズキタゴサクの一言だった。「霊感で事件を予知できます。これから3回、次は1時間後に爆発します」
この作品は、ネタバレを見たら価値がなくなるような。
そんな、ヤワな作品ではありません。
なによりも、佐藤二郎さんが演じるスズキタゴサクがすごすぎる。
共感するわけではないけれど、気持ちがわからないわけでもない。
まったく、とんでもない俳優です。
予告編だけでも、言っていることが十分に伝わるはずです。
佐藤:この映画において、スズキタゴサクは悪役カテゴリに入るキャラクターですが、いわゆる “悪のカリスマ” と言われるキャラクターとは違うんです。彼らの多くは悪の哲学を持っています。しかし、タゴサクにはそれがない。さらに特殊能力があるわけでもないし、力が強いわけでもない。彼は誰もが心にふたをしてきた感情を表現しているだけ。それは“悪意”です。
この、ミステリー作品は。
観ている自分が、ここにいる意味がありました。
観ている人たちを、信頼して。
問いを、残してくれました。
いやはや、まったく。
映画『爆弾』は、その後の生活に影響を及ぼします。
毎朝6時に更新します。読みましょう。 https://t.co/rAu7K1rUO8
— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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