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映画『爆弾』はその後の生活に影響を及ぼす


2025年11月3日(月)朝の6:00になりました。

引き続き、本と映画へのお金は惜しまない。

どうも、高倉大希です。




そんなに綺麗に、伏線を回収されてしまったら。

読み手である自分が、ここにいる意味がないではないか。


ミステリー小説を読むたびに、いつもそう思っていました。

針がついた餌に、自ら喰らいつくようなものです。


だから、ミステリーは苦手です。

綺麗な結末になんて、はなから期待しちゃいないのです。


「歳をとると過去に努力したことが活きたりして、伏線が回収されたような気持ちになる。努力は無駄にならない」みたいな意見を見ることがあります。しかし、伏線回収というのは、結果論にすぎないことがほとんどです。

けんすう(2023)「物語思考」幻冬舎


でもこの作品だけは、どうしても見て見ぬふりをするわけにはいきませんでした。

映画『爆弾』、公開初週にさっそく観に行ってきました。


映画『爆弾』


原作は、呉勝浩先生の小説です。

あまりにも話題になりすぎていて、知らないとは言えない状況でした。


ミステリーアレルギーも相まって、原作にはなかなか手が伸びなかったのですが。

劇場公開となると、さすがに観に行かないわけにはいきません。


街を切り裂く轟音と悲鳴、東京をまるごと恐怖に陥れる連続爆破事件。すべての始まりは、酔って逮捕されたごく平凡な中年男・スズキタゴサクの一言だった。「霊感で事件を予知できます。これから3回、次は1時間後に爆発します」

映画『爆弾』公式サイトより


この作品は、ネタバレを見たら価値がなくなるような。

そんな、ヤワな作品ではありません。


なによりも、佐藤二郎さんが演じるスズキタゴサクがすごすぎる。

共感するわけではないけれど、気持ちがわからないわけでもない。


まったく、とんでもない俳優です。

予告編だけでも、言っていることが十分に伝わるはずです。


佐藤:この映画において、スズキタゴサクは悪役カテゴリに入るキャラクターですが、いわゆる “悪のカリスマ” と言われるキャラクターとは違うんです。彼らの多くは悪の哲学を持っています。しかし、タゴサクにはそれがない。さらに特殊能力があるわけでもないし、力が強いわけでもない。彼は誰もが心にふたをしてきた感情を表現しているだけ。それは“悪意”です。

佐藤二郎(2025)「最初から最後までずっと面白い極上のエンタメ作品」AllAbout


この、ミステリー作品は。

観ている自分が、ここにいる意味がありました。


観ている人たちを、信頼して。

問いを、残してくれました。


いやはや、まったく。

映画『爆弾』は、その後の生活に影響を及ぼします。







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