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ouchi_2012
【心】精神(連続note737日目)
『石の心を己が心とする』
古式特技法穴太流13代目
穴太積みは不揃いの石を積み上げているように見えるが、
自然の理(ことわり)とでもいうのか、
出来上がりは逆に美しく、
しかも、長い年月の風雪に耐えれるものができる。
工法の継承には秘伝書のようなものはなく、
全て口伝です。
秘密にしているわけではなく、
文字に書き表せなかったからだと思う。
以前、
大津市の無形文化財の指定を受けていたので、
技術書を出すように言われ出したところ、
クレームがつき引っ込めたことがある。
そこには、技法は全て口伝えとす。
まず心構え石の声を聞き、
石の心を知り、
石の心を己が心として、
永久に居心地よく居座るよう、
一つ一つ大事に据え付ける。
据え付けには、
積み師の目と勘が立たねばならぬ。
心と腕の修行が肝要なり。
と、そしたら精神教育だと言う。
ところが、実際そうなんです。
言葉で表現できないところがあるから。
私らの仕事は自分一代じゃないですから、
何百年と言う時間を耐え続け、
後代の穴太衆がそれを引き継ぐ。
そのためにも、
一級品の腕一級品の仕事をしておかねば、
ご先祖さんに申し訳が立たない。
らしい。
精神の安定。
心で向き合う。
目に見えるものだけではなく心で感じる。
