見出し画像

就労準備とフルタイム勤務。障害児育児の中で考えた、“共生社会”の本音

就労に向けて
 高等部になり卒業後どうするか、嫌でも向き合う時期になりました。
 気になる就労場所があったら実習が必要。実習するには見学が必要。分かっていますが、その頃長男が大学受験を控え、長女も就活中。
「今回は近場で本人に合いそうなところを探そう」
2カ所予約をして見学しましたが、全く合わなそう。困りました。学校面談で相談すると、担任の先生と進路指導の先生が次男に合いそうなところを数カ所教えてくれ、その中から実習先を決めました。実習は長男の大学受験のピークと重なりましたが、次男は自転車で通ってくれました。さすが先生、次男の事をよく分かっている。もうここでいいんじゃないと思うぐらいよかったです。まだ何回か実習はあるのでじっくり決めたいと思います。

 共生社会とは
 
週末自転車で出かけた時の出来事です。その日は帰りが遅めで「自転車ない」と徒歩で帰宅。
夫と次男が探しに行きました。
2人が探しに行って間もなく自宅に警察がやってきました。
「お子さんが○△公園で、小さな女の子をすべり台で遊んでいるところを携帯電話で盗撮しながら追いかけ回しました」次男、携帯電話は持っていません。
「うちは携帯電話持っていません」それでも携帯電話の中に画像がないことを確認する必要があると言います。ないものはない。リュックとGPSを見せることに。リュックにはヘルプマークをつけています。
その公園は本人のトイレスポットのためトイレに立ち寄った形跡はありましたが、追いかけ回したり、遊んだ形跡はなし。自転車がなくなったので歩いて帰って来るしかなかったのでしょう。親御さんへは警察から「盗撮していませんでした、携帯電話は所持していません」と報告したそうです。「勘違いかな」だったそうです。
「大きくなったから1人で公園の遊具では遊ばない」
「放課後デイと学校以外、高等部さんは遊具は卒業」
きちんと守っていました。
「女の子追いかけた?」
と聞くと
「追いかけてない」
嘘はつけないので心あたりがある時はニヤニヤしたり「した」と言います。
 そもそも、会話が成立しないため見知らぬ人に声をかけたり近寄ることができません。
GPSはもうしばらく必要そうです。
 警察の対応も仕方ないですが、疑問でした。
「怪しい動きをしていたら疑うしかない」
次男は常時「怪しい動き」をしています。
「うちは常に怪しい動きをしています。障害のある人とその家族は常に疑われながら生きなきゃいけないって事ですか」と投げかけたらさすがにマズイと思ったのか謝罪してきました。警察は「次男が追いかけ回した」で処理したかったのか、不本意そうでした。
 (GPSでは遊具方面には行っておらず、公園についてトイレに行って、自転車置き場に戻る途中で親御さんに掴まれていました。)

仕事の調整に追われる
 
こちらの都合は関係なく組まれていった現場実習。親は反省会や、打ち合わせに行く事に。
夫婦で調整しながら乗り切りました。1人で行けるのが救いです。
そして就労事業所はだいたい学校より遅い始業、早い終業。ここで改めて卒業後、私はこのままフルタイム勤務できるのか、を考えました。

最初の実習を無事に終え、「成長したな」と感じた矢先に起きたトラブル。自立への期待が大きかった分、一般社会の厳しさも痛感しました。就労先の選択だけでなく、私自身の働き方についても改めて向き合う必要性を感じました。

いいなと思ったら応援しよう!