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【自己紹介】臨床データは集めて終わりじゃない。医療統計の沼を抜け出し、iPad miniで「現場が使えるアプリ」を作る理由

パソコンの画面ばかり見ていませんか?

 はじめまして。普段は臨床工学技士として、医師や看護師と共に臨床の最前線で業務にあたりながら、医療分野の統計解析や臨床研究に取り組んでいるYuyaです。
 医療現場で働いていると、ふと疑問に思うことはありませんか。

臨床を疎かにしていませんか?

「記録や計算のために、パソコンの画面を見ている時間が長すぎないか?」と。

 回診のたびに重いPCカートをゴロゴロと押し、電子カルテの小さな入力欄と格闘し、複雑な点滴の計算や重症度スコアの評価に時間を取られる。目の前の患者さんとしっかり向き合いたいのに、業務の多くが「アナログな情報処理」に奪われている。そんなジレンマを抱えている医療従事者は、決して私だけではないはずです。
 この記事では、そんな現場のリアルな悩みを「iPad mini × クラウド開発」というアプローチで解決していく、私自身の活動の原点とこれからの展望をお話しします。
 プロのエンジニアでなくても、ガチガチのセキュリティ制約がある院内でも、現場の業務は自分たちの手で少しずつシステム化できる。そんな実践的なノウハウを共有するための、ご挨拶のnoteです。


なぜiPad miniなのか、なぜ自作アプリなのか

 これまで私は、臨床業務の傍らで医療データの集計や統計解析、予測モデルの構築など、いわゆるデータサイエンス的な活動を行ってきました。
 何千件というデータをカルテから拾い上げ、Excelでクレンジングし、統計ソフトを使って学会発表の準備をする。それはそれで意義のあることですが、ある日大きな壁にぶつかりました。

「集約したこの知見、現場のスタッフにどうやって還元すればいいんだ?」

 どれだけ精度の高い予測モデルを作っても、現場のスタッフがベッドサイドでサクッと使えなければ意味がありません。最初は院内PC向けのシステムを構想しましたが、「わざわざPCを開いてログインするのが面倒」「病室に持っていけない」という現場のリアルな声に直面しました。パソコンの画面ばかりを見て、肝心の臨床がおろそかになっては本末転倒です。

 そこで行き着いた最適解が、「白衣のポケットに収まるiPad mini」でした。

 片手で持てる絶妙なサイズ感と、直感的なタップ操作。これなら、臨床の機動力を落とすことなく、必要な情報へのアクセスやデータ入力を両立できます。iPad miniは、臨床とデータを繋ぐ今の私にとって最高のデバイスです。


理想と現実のギャップ:非エンジニアが直面したリアルな壁

 「iPad miniで動くアプリを作ろう!」と意気込んだものの、私はプロのエンジニアではありません。さらに、病院のネットワークには強固なセキュリティの壁があり、最新のモダンな開発環境をそのまま持ち込むことはできませんでした。
 最初は見よう見まねで本格的なWebアプリを作ろうとしたものの、「ローカルのPCでは動くのに、院内のネットワークからはアクセスできない」という壁に早々に直面します。
 そこからは、限られた環境下でいかに動かすかの試行錯誤です。
Google Apps Script (GAS) や Cloudflare、軽量な HTML/JS などを組み合わせ、現場で安全に使える仕組みを少しずつ模索していきました。その過程では、非エンジニアならではのつまずきも多々ありました。

  • 初めて見る「CORSエラー」の赤い文字に頭を抱える

  • GASの実行時間制限に引っかかり、処理が途中で止まる

  • 現場のスタッフに試してもらうと「ボタンが小さくて押しにくい」と即座にツッコミが入る

 決して教科書通りにはいかない、現場ならではのリアルな失敗談です。プロのような美しいコードを書くことはできなくても、「現場のニーズを一番よく知っている医療従事者が、制約の中で使えるツールを自作する」というアプローチには、確かな手応えを感じています。


まとめ:データは集める段階から、現場で「使う」段階へ

 これまでの私の活動は、様々な知見やデータを「集約する」段階に留まっていました。
 しかし今は、それを「現場がすぐ使えるアプリ」として新しくアウトプットする形を画策し、一歩ずつ前に進んでいる毎日です。
 このnoteでは、私のように「現場のアナログ業務をシステム化したい」「統計データを臨床で活かしたい」と考える方に向けて、以下のことを発信していきます。

  • プログラミング未経験でもできる、GASやCloudflareを使った軽量Webアプリの開発手法

  • 院内ネットワークの制約下で戦うための、現実的な工夫と回避策

  • 予測モデルなどの統計解析結果を、iPad miniの画面に実装するまでのプロセス

読んだ方が「これなら自分の現場にも導入できそう」「明日から少しコードを書いてみよう」と思えるような記事をお届けするつもりです。
 皆さんの現場では、どんなアナログ業務や「情報の壁」に悩まされていますか?ぜひコメント欄で教えてください。これから一緒に、医療現場の課題をハックしていきましょう!


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良ければ、ぜひ見に来てください。


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