みちくさ探検隊🤝「新たな組織のカタチ」を考察…優秀な人材との協働を目指す未来へ
先日、お世話になっている会社との新年会にて、「年明け早々、退職者がでて…」と。いわゆる〝あけおめ退職〟なのだそう。「中途採用を募集しても、なかなか良い人材が集まらない」「採用できたとしても、長続きしない」とはよく聞く話し。社員を確保・定着させたい企業と、(良く言えば)キャリアアップを望む従業員/(悪くいえば)気に入らないことがあるとすぐ辞める従業員とのあいだには、依然として目に見えないギャップが存在しているよう。
さらに、
「従業員を確保したい企業」がある一方で、「Panasonicや日産のように、会社の利益を確保するために大規模なリストラ」が行われる矛盾。
「従業員を確保したい企業」の一方で、「転職をあおるような転職エージェント」が活況であることの矛盾。
など、大転職時代が抱える社会構造の矛盾を感じざるを得ない。なんともやりきれない!
〝優秀な人材を確保したい/組織を活性化したい/ビジネス規模を大きくしたい〟といった課題解決=もはや〝願い〟のためには…、そして社会構造の矛盾に立ち向かうためには、従来の「ヒエラルキー組織」のなかだけで考えるのではなく、新たな組織のカタチも選択肢に加えたらどうか。

長い間ヒエラルキー組織になじんできた大多数の人たちにとって、ホラクラシー組織やティール組織は一見、魅力的に映るかもしれないが、業種や事業特性を熟慮して選択することは言うまでもない。またいざ移行するとしても多くの壁が立ちはだかる。
組織の存在目的(パーパス)の深い浸透
目的や目標に基づいて自律的に行動できる高いセルフマネジメント能力
画一的な管理プロセスの運用、リスクマネジメント、評価制度の見直し・再構築
長年根付いた従来の組織文化と大きく異なるため、変化への抵抗を抑えることや心理的安全性の確保、など
しかし、広い視野で、長いスパンで、部分的にでも、組織のカタチを見直してみるのは一考の価値があるように思う。
たとえば、フリーランスの私がお世話になっている中には、
フリーランサーやパートナ企業の方々とバーチャル組織を作って、お客様の課題に挑み、そして解決(A社)
秀でたプロフェッショナル集団によるコミュニティ企業(B社)
をキャッチフレーズとしている会社があって、共通する特長は、
会社の正社員は、社長以下、取締役、事務担当など最小限。
顧客サービスの実務の多くを担うのは、提携関係(アライアンス契約)にある自立している個人事業主やフリーランサー。しかも個人事業主やフリーランサーは、人が人を呼ぶことで輪を広げてきた信頼できる集団(信頼できる人が連れてきた人は、やはり信頼できる)。
さらに個人事業主やフリーランサーは少なからず顧客を持っているので、一人ではできない規模や得意分野以外でも案件を創出できるようになった。
案件対応においては、個人事業主やフリーランサーで自律的にプロジェクトチームを組んで対応。
ちょうどティール組織において、従業員を個人事業主やフリーランサーに置き換えたようなイメージ。

フリーランスの私にはとても居心地がよく、ときにはプロジェクトメンバであり、ときにはプロジェクトリーダであり、ときにはフォロワーであり、ときにはコーディネータを演じる。各々は自立して自発的に活動しているので、チームを組んだメンバが持っているノウハウ(技術、セッションの進め方、資料の構成、勘どころなど)やバックグラウンド(キャリア、活動フィールドなど)に接するのも超刺激的。
先にも書いた今の組織が抱える課題(組織の活性化、優秀な人材確保、ビジネス規模拡大)に対する答えの一つになるかもしれないなと感じる。
いずれにしても優秀な人材を確保するためには、「会社の存在意義」と「そこにいる人」そのものが魅力的であることが大前提!そのうえで、優秀な人材を〝抱える〟ことに注力するか? 優秀な人材と〝協働する〟ことに注力するか? そろそろ転換期にきているのではないだろうか。
(おわり)
