「し」の2周目 2025/11/06
「し」なので「視点」の話でも。
カメラなどを扱う際に同じシチュエーションを撮るにしても、視点を変えればモノの見方は違うものとなります。
至近距離からか?遠くに離れるか?
上からか?下からか?
わかりやすい例だと、家族写真を撮る時に親が撮るか。子供が撮るか。第三者に撮ってもらうか。で全然違って見えるものです。
それらは物理的なモノです。
発想転換する際にも視点という言葉は用いられます。
役に立たない・誰も気に留めない・必要ないものの中に実は有益な情報が混じっていたというものです。
わかりやすい例ですと
アレクサンダー・フレミングがアオカビから発見したペニシリンが当てはまるのではないのでしょうか。
視点は本人の心の持ちようと焦点によって切り替えることが可能となっています。
そんな視点をずらして見たことにより、のちの世に多大なる影響を与えた人物を紹介したいと思います。
古代中国の武将である孫武です。「孫子」が聞き慣れた通り名だと思います。
孫子は戦争の概念をコペルニクス的転回で変貌させました。
周り全員が敵という荒廃した春秋戦国時代に、
「いかに無駄な戦いを減らし、確実に勝つか」を説きました。
孫子の言葉をまとめた兵法書は、全13篇とボリューム的にはそこまで多いモノではありません。
その中の1つに用間篇というものがあります。
簡単にいうとスパイやプロパガンダなどの知見・情報戦を大事にしろと謳っております。
有利な情報を持っていれば、戦う前に決着がつくからです。
今でも通じる考え方なのではないでしょうか?
孫子が残した言葉が戦争だけではなく、現在に生きるビジネスマンにも浸透していて、大企業の経営者たちの愛読書にもなっています。
もし読んでみたいということでしたら、本文は抽象的で読むのが大変なので、解説込みの本を、選ばれることをお勧めいたします。
「視点を変える=同じ土俵に立たない」という考え方もできると思います。
生涯に10万点以上の作品を残したパブロ・ピカソがまさにそうでした。
ピカソは「ゲルニカ」や「泣く女」などの作品で、写実を極める他の画家と競わず、「キュビスム」を生み出しました。
X軸、Y軸、Z軸の様々な角度から見た形を一つの画面にまとめ、まさに視点を変えた発想でアート界に激震を走らせました。
視点を変えることは一朝一夕では出来ません。
常に考えた先に、運と同じように姿を現してくれるのではないでしょうか?
