「ぷ」の2周目 2026/01/30
「ぷ」と言うことで「プライバシー」の話題でも。
自分の事・秘密を他者から干渉・侵害されず、コントロールできる「権利」や「状態」のことのようです。
近年SNSの発達により、その境界線が曖昧になってきました。
良いか悪いかは別にして、以前よりも簡単に他人のテリトリーに入ることが出来るようになったのです。
監視カメラも以前に比べると数が増えてきています。
プライバシーをとるか?安全をとるか?その狭間で揺れ動いているのが事実でしょう。
2021年。カート・コバーンが在籍したニルヴァーナの歴史的アルバム「ネヴァーマインド」に対し、赤ちゃんの頃の写真を使用された男性が提訴した事は世界に衝撃を与えました。
プールの中で釣り針に付けられた1ドル札に向かって全裸で泳いでいる姿が有名で、曲を聴いたことがなくてもアルバムジャケットはご覧になられたことがあると言う人も多いかと思われます。
原告の訴えは1991年に撮影されたその写真が「生涯にわたる心のダメージ」を負わせ、児童性的虐待に当たるという主張でした。
30年前のことを掘り起こしたのです。
欧米は契約社会であるが故に、日本に比べると個人のプライバシーを最大限尊重します。
しかし時効もあってか、その訴えは退けられました。
(お金が目的でやったのかもしれませんが)皮肉なことに、その訴えのおかげもあってか、アルバムが再注目されてしまうのでした。
キジも鳴かずば撃たれまいを地でいく状態になってしまったのです。
昭和は今で考えるとプライバシーの観念が希薄でした。
しかし、そのおかげで「バカ殿様」「変なおじさん」などの名物キャラクターを生み出した志村けんさんと、師匠兼グループの仲間となるいかりや長介さんを出会わせたのです。
当時は芸能人の住所が雑誌に載っていました。
高校卒業間近になった志村さんは、いかりやさんの自宅へアポなしで押しかけ、弟子入りを直訴しました。
雪の中12時間も待ち続けた根性が買われ(少し期間は空きますが)、付き人として芸能生活がスタートします。
その後は皆さんもご存知の通り日本中から愛される稀代のコメディアンとして成長し、お茶の間を笑わせてくださいました。
このプライバシー度外視の出会いは良い方向に働いた良い例の1つなのではないでしょうか?
プライバシーは距離感が大事です。
相手を思いやる心を持つことで、相手に信頼されます。
信頼とは運を磨く最強の武器なのです。
