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自己紹介:頚損兄ちゃんと僕の補助具DIY日記

他の人の投稿を見ていると、自己紹介をしている人が多い様子。
私の投稿の目的は、同じような補助具が欲しい人の参考になれば、というところなので、確かに、、どこの誰かもわからない人の情報も使いにくいかと気が付きました。
あと、肝心の兄ちゃんの四肢麻痺の程度がわからなければイメージしにくいですね。
できる限り書いてみます。

兄ちゃん:

2017年、作業中に屋根から落っこちて、ドクターヘリで急性期病院へ搬送される。
第六頚椎を損傷。四肢麻痺の機能分類で最終的には「C6A完全麻痺」と分類されているようです。
本人は「第5頚髄節の症状に近く、少しマシ」と言っている。
急性期病院から1年ぐらいで、国立障害者リハビリテーションセンター移動、そこでリハビリを1年ちょっとしてたと思います。
リハビリといっても、普通にイメージする「元の身体機能を回復する」というなまっちょろい概念ではなくて、、、
ああいうのはなんていうのか、残存している身体機能と、拘縮した体の部位を活用して生活に役立つ能力を「新たに」「訓練で」習得する。という感じの行為に私の眼には映りました。
最終的には、上腕二頭筋は多少動くので前腕は上にあげられるが三頭筋は動かないので下に動かすのは重力。そこから脊髄的に下の機能は全滅。という感じです。
ただ。
それで、スプーン使って食事もするし、上体さえ起こせればベットから車いすへ移乗できる。
いやいや、どんな訓練を積んだのか、尊敬でしかない。
現在50代半ば。

僕(弟):

産業機械メーカのエンジニア。50代。妻と息子3人。
2人はすでに家を出て、そろそろ子育ても終わりかけ。
もともと、DIY好きで主に木工が趣味。
職業もそうなんですが、物の仕組みを理解したり、何か役に立つものを作るのが好きなので、兄ちゃんの補助具DIYはうってつけの課題。
例えば、上記の「上体さえ起こせれば」をサポートするようなお役立ち製品を作るのが目的。
また、量産品の設計が生業なので、四肢麻痺患者の機能理解から要件定義、設計、作成はとても新鮮で面白い。(ちょっと不謹慎かもしれないけど、身内なんで許してもらおう)

補助具をDIYする訳:

端的には面白いからです。
実費は兄ちゃんが出してくれるし、本業ではもうおっさんなので、前線の設計業務なんてやらせてもらえません。この点、補助具のDIYは、兄ちゃんが気長なので、納期もフリー。
好きなだけ設計して、自分で作って、楽しい。
ただ、ちょっと真面目な話、市場に手頃な製品がない。ということもあります。

手ごろな商品がない

それで、なぜこの手の製品がそんなにニッチな存在ないのかちょっと考えてみました。

まず、脊損の日本における新規患者は年間4~5千人だそうです。

https://note.com/sowchan_45/n/n95438eed6e47

https://www.jscf.org/wp-content/uploads/2022/05/Immunesurvey.pdf

(上記リンクの調査では発生年齢が、平均65歳??まあ、平地転倒の軽度頚損のようなので、ちょっと置いといて。)
例えば5000人のうちFrankel A,Bの人がおおよそ兄ちゃんと同じぐらいの程度と仮定すると20%、1000人。
さらに、余命が40年と勝手に仮定するとして4万人。つまり、兄ちゃんと同じような補助具を必要とするかもしれない人が日本全国で全体で4万人いるかもしれないということですが、当然、これらの方々にもそれぞれの要望、好みがあるわけで。
5-15%の人が買うとヒット商品と呼ばれるようなこの世の中で、楽観的に15%としても、40,000X0.15=6,000個。。。さらに耐用年数が平均で4年ぐらいだとすると1500個/年。。。。年間総需要見込み1500個、、、、
価格帯を量産系事業として成立させることはあまりにも困難、という構図なんでしょうね。
生成AIさんに聞いてみたら、この数量帯の商品は、高級手作り万年筆、超高級スピーカー、特注の能面・狂言面、宇宙関連部品、だそうで、真偽はわかりませんが、妙に納得。

あたわり

一方。私は、機械、電気の設計能力と加工能力があって、たまたま知り合いに理学療法の博士がいて、なんだか恵まれた環境にあります。だから、これが私のあたわりなんだろうな。とか、考えたりします。
なので、自分で作って、もし同じような課題の方があれば参考にしてください、というのが出来ることなのかな。と思ってます。

あたわり、というのは出身地の方言のようです。母親からよく聞いた言葉で、「成すべくしてあたえられるもの」みないなニュアンスで理解してます。養老孟子の本によく出てくる「道路に空いた穴」的な?

連絡先:メアド

息子に言われるままにnoteで発信することにしたのですが、なんか質問ある方がいるとして、どうやって私に連絡するのかよくわからないので、下記にメアド書いておきます。できるだけ見るようにします。
mo.it.fish725@gmail.com
(スパムボットにやられて、だめになったら、また別な方法考えます)

おまけ:

今回、二人の似顔絵を妻に描いてもらいました。
いや、どちらも強面のおっさんなんですが、妻の目を通すと、なんでもほんわかした雰囲気になるんです。
これみてると、「妻が私に優しい理由」が、ちょっとだけわかったような気がしました。……いや、気のせいかもしれませんけど。

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