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ai_gazou
酢とコショウの聖域、そしていつかのハイボール
餃子という食べ物は、どうしてこうも人を夢中にさせるのだろう。自宅で手作りすることもあるけれど、私にとっての定番は、平日の昼時にふらりと立ち寄る「餃子の王将」だ。
いつものように席につき、注文するのは決まって「餃子定食」だ。手際よく運ばれてくる香ばしい焼き目の餃子を前に、私の儀式が始まる。その食べ方にこだわりを持ったのは、かつてテレビ番組でマツコ・デラックスさんがマニアの推す冷凍餃子の食べ方を紹介していたのがきっかけだった。そこで目にした「お酢とコショウ」という組み合わせを試して以来、すっかり魅せられ、今ではそれ一択だ。
タレの作り方も少し尖っているかもしれない。たっぷりのコショウを小皿に広げ、その上からお酢を回しかける。塩分の入っていない純粋なコショウをこれでもかと効かせた、いわば「コショウ感強め」の仕上がりだ。ジューシーな餃子の旨みをお酢がさっぱりとまとめ上げ、ピリッとしたコショウの刺激が後を引く。このバランスが、たまらなく好きでならない。
もちろん、餃子の皮や餡そのものには塩分が含まれている。毎日口にするものだからこそ、全体のバランスや塩分の摂りすぎには少し気を配りたいお年頃だ。それでも、この譲れない食べ方だけは大切にしていきたい。
平日の昼は慌ただしく定食を平らげるが、心の中ではひそかな野望を抱いている。それは、休日や休暇の日に、単品の餃子とハイボールを合わせるという贅沢だ。カリッと焼かれた餃子を頬張り、シュワっと爽快なハイボールで流し込む――想像しただけで喉が鳴る。
そんな「最高のご褒美タイム」は、おいおい、またどこかのタイミングにとっておこう。今日も今日とて、お酢とコショウをたっぷりとまとわせた餃子を味わいながら、ささやかな日常の幸せを噛みしめている。
