一人さいたまマラソンDNF
雪の為、さいたまマラソンが中止となった。大会は中止になったがフルマラソンを走りたい。って事で一人さいたまフルマラソンを開催する事にした。電車に乗ってスタート地点の埼玉スーパーアリーナがあるさいたま新都心駅に向かう。
駅に到着する。ホームから外を眺めると降雪量はかなりあるようだ。改札を抜ける。たくさんのスタッフさんが待機していて「さいたまマラソンは中止となりました」と書かれた看板を持って立っている。周辺を見回す限り中止を知らずに来てしまった人はいないようだ。
埼玉スーパーアリーナに行ってみる。スタートの整列位置を示すカテゴリー表が貼ってある。それを眺める人は誰もいない。でも埼玉スーパーアリーナ周辺にスタッフは大勢いる。中止になったとは言え片付け等、色々とやる事があるのだろう。スタッフの髪の毛には雪が積もっている。頭が下がる。
午前9時に合わせて一人さいたまマラソンを始めてみる。この時間雪はかなり降っている。本来走るはずだった車道には雪はないが、歩道には雪が積もっている。めちゃくちゃ走りにくい。ただ滑らない様にトレランシューズで来たので雪道でも安心だ。
走り出してすぐにキャップを持ってくる事を忘れていたのに気付く。雪が顔に当たり続ける。冷たいし不快だ。顔に当たる雪が気になって仕方ない。サングラスは忘れないで良かった。もしも忘れていたら、目が開けられないので走れなかった。
あっ、最初のうちに書いておく。私の事をこんな雪でも走るほどのすごい人だと思ったら大きな勘違いだ。私は走るのが遅い。ハーフだって頻繁に2時間をオーバーする平均以下のおじさんだ。ただ走ることは大好きだ。走ることが好きな理由に速いも遅いもないだろう。ないと思う。ないって言ってほしい。
大会のコースをこまめに見ながら走り続ける。信号待ちは多いが5km、10kmと安定して走る。この辺りも車道に雪は全くないが歩道は雪がめっちゃ積もっている。元々軽くないトレランシューズに雪がくっ付きよけいに重くなる。走りにくくて仕方ない。
新見沼大橋有料道路や浦和美園駅を超えて15kmに達する。しつこいがとにかく歩道には雪が大量に積もっている。本当に走りにくい。
浦和レッズの本拠地さいたまスタジアム2002に到着。本来のコースではないが、さいスタを一周してみる。こんな機会でもなければ走れないだろう。さいスタ敷地内は除雪が進んでいる。除雪部隊がいるようだ。
22km辺りだろうか、なんと越谷市に入る。さいたま市は浦和市と大宮市が合併した面積の広い県庁所在地なので意外に感じる。さいたまマラソンの4km位は越谷市だった。ちょっと面白い。
そう言えば、走り出す前は私と同じように一人さいたまマラソンをしている人が結構いるだろうと思っていた。しかしここまですれ違うランナーは数人いたが同じコースを同じ向きで走っている人はいなかった。雪の中の一人さいたまマラソンなんて気狂いだったのかも。
走り続けて32kmを越えた頃、脚が急にピタッと動かなくなる!なんだこりゃ、ホント全く動かない。こまめにエネルギー補給はしていたので単純に脚が売り切れてしまったようだ。27km辺りまでずっと雪道を走っていたからか、トレランシューズにくっ付いた雪が重かったからか、はたまた靴の中までびしょびしょになったせいで足が凍死したのか、とにかく売り切れてしまった。もう走れない。って言うかもう歩くことも出来ない状態。スマホを見ながらゆっくり歩く女子高生が私を追い抜いていく。
グォ~とかウォ~とか唸りながら牛歩で歩く。そして止まる。それを繰り返してなんとか少しずつ進む。なので32km~33kmの1kmが16分も掛かってしまう。こりゃダメだ。33km地点にあった東浦和駅でDNFする事を決意しGARMINを止める。
逆にスゴいよ、一つの大会でDNSとDNFの両方を経験してしまった。まったく自慢にはならない。それにしても人間の体って30km位しか走れないように出来てんじゃね?急に止まったよ。これは一体なんなんだろう。フルマラソンをサブ4で走りきるランナーをマジでリスペクトだ。ま~コツコツ努力を続けよう。それしかないだろう。いつか達成出来る日を夢見て。それではバイバ~イ!


















【おまけのひとこと】
DNFした東浦和駅まで残り数百m、スマホを見ながらゆっくり歩く女子高生との絶対に負けられない戦いが私の中で勝手に始まる。見た感じ文化系の女子高生に負ける訳にはいかない。歯をくいしばって脚を動かす。でも結局抜かれたっきり一度も追いつく事はなかった。女子高生は勝負を挑まれた事も知らずに去って行く。全て完敗で本日の戦いは終わりを告げる。
