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安心して農業を始められる未来を目指して。『農園めぐりサービス』

(最後にアンケートを追加しました。ぜひご覧ください~)
前回、べジュール合同会社の足袋抜豪さんに、農業をやる人が増えない理由を伺いました。

これから農業の仲間を作りたい私にとって、気になる問題です。

これまでインタビューや議論を重ねて、この問題に対するアイデアを練ってきました。
長めの記事になりますが、皆さんにもコメントいただきたいので、この場で紹介します。



ひとことでいうと、"農園めぐりサービス"
コンセプトは、「農園をめぐり、農家とつながる・地域の農業に触れる」

このサービスは"収穫し放題の公開農園"を中心に展開されます。

農園めぐりサービス

農家は自分の農園の一部(全部でなくてOK)を一般に公開します。
利用者は、サービスに登録・管理された公開農園をめぐり、地元のおいしいものをこれ以上ない最高の鮮度で手に入れることができます。

地方に移住する私があったらいいなと思っているサービスです。
せっかくおいしい野菜がある地方に住むのだから、地元の農園をめぐって自ら収穫して食べたいなと思っていました。地域の魅力ある野菜を探すことは、さながら"宝探し"をするイメージでしょうか。

子の親として考えるのは"食育"です。公開農園を訪れて、その地域でどんな野菜が美味しいのか。農家がどんな苦労をして野菜を作っているのか。
美味しい野菜を見極め方を知ったり、面白い形の野菜を見つけたりして、自分の手で収穫するという体験。泥にまみれて汚くなる部分も含めて、家族と良い思い出を作りながら学ぶことができると思っています。

利用者のターゲットはこんな人たち(というか私)

農家側にとっても良いことがあります。

これまでは、農協へ出荷や提携先の企業・バイヤーに卸す、直売所に持っていく、産地直送サービスを利用するなどのチャネルがありましたが、いずれも収穫・梱包・配送の手間がかかっていました。このサービスでは、公開農園に指定したいエリアを、決められた方法で柵で囲うだけです。収穫・梱包・配送の手間がかかりません。

生成AIで公開農園を出力してみたらとんでもないことになったの図

公開農園は、農家が自由にアレンジすることができます。
農園の枠にとらわれず、子供が集まって楽しむ公園のように仕立てたり、地元の人が集まって世間話をする縁側のような場所にしても良いでしょう。
個性ある農園それぞれの魅力が人々を惹きつけます。

農園めぐりというだけに、複数の公開農園が地域に存在することで大きな価値を作り上げます。一つの農園で多品種をそろえる必要はなく、じゃがいも農家・たまねぎ農家・にんじん農家などがちょっとずつ公開農園を持てば良いということになります。(カレーが食べたくなってきました)

農家側のターゲットはこんな人たち(というか将来の私)

公開農園は、農家と地域の人々の”縁”をつなぐ場所であるということが重要です。
農家と人々のつながりが増えればいざというときに役に立ちます。

例えば、異常気象による不作の発生時
不作となれば出荷ができない規格外品が増えます。見た目は悪くとも、おいしく食べられるものは多いです。農家が利用者に声をかけて、その規格外品を収穫してもらうことができます。

例えば、大地震などの震災発生時
道路が寸断されるような大災害時、頼りにできるのは近くの人々です。食料の調達においては、物流の影響を受けず、野菜を近くの農園から収穫できます。そして、農家は当然のように収入を上げ続けることができます。



最初に戻ります。
ここまできて農業をやる人が増えない課題を解決できるかもと思っています。

農業を始める人が少ないのは、「大変な割にそれで食べていくのが難しい、ということをみんなが知っているから」と学びました。
農業の何が大変かというと、"知的労働部分の難しさ""リスクが大きい"ことに分類されます。

みんな知ってる農業の大変さ。農家になることを思いとどまらせてしまう

単純な肉体労働をしているだけでは野菜は売れません。人々にどう届けるのかという”出口戦略の難しさ”があります。肉体労働だけでも大変な農家に、これを強いるのは酷なのですが…。

そんな中で、需要のありそうな作物を試しに作ってみようと行動に移す農家の方もいます。しかし、”需要供給予測が難しく"、作ってみたけど思った値段で売れない、といったリスクが常にあります。

自然を相手にする農業だからこそ、”不作のリスク”は忘れてはなりません。一部の補助金などはありつつも、基本的に不作になれば収入は無くなります。作物を育てるためのコストのみが重くのしかかります。

農園めぐりサービスはそれらをどのように解決するのかというと…

それぞれの課題を仕組みで解決

このサービスは、農家から利用者に対して直接的なチャネルを用意します。収穫・梱包・配送の手間がいらないためコストをぎゅっと抑えることもできます。すべてこの売り方に切り替える必要はないですが、出口戦略の新たな方法を提供できます。

利用者は月定額で支払いをして利用します。先にお金を払い、そのお金は収穫量に応じて農家に按分されます。地域全体が不作で少ししか収穫できないとしても一定の収入が確保されます。取り放題だからこそ、規格外品であっても利用者が収穫してくれる可能性もあります。結果としてリスクの低減につながります。

サービスの中では、"どの農園でどのくらいの作物が収穫されたか"を可視化します。利用者の「ズッキーニが欲しい」などのニーズが農家に届けられます。これにより、簡単な需要供給予測ができるということになります。(カポナータ食べたくなってきました)

まだまだ粗削りのアイデアですが、これで安心して農業を始められるようになると嬉しいですね。



地域の人々と農家の"縁"をつなぐ"農園めぐりサービス"について、
足袋抜さんからもコメントをいただきました。

足袋抜)サービス側でしっかり管理された畑から、利用者が安心して野菜を好きに取っていく世の中になると面白いと思った。気前のいい地元農家のおじさんから、もってけ泥棒!と言われる感じ。

地域の人々が地域の農家を支援するCSA(Community Supported Agriculture)に近い。今は農家がほぼ100%のリスクを負っているような状況だけど、この考え方では消費者も一定のリスクを持つ。みんなでリスクを分け合うことになるよね。

これで本当に農家が利益を上げれるかは確かめてみたいけど、単純に経済性だけを求めるサービスではなさそう。
地方では人とのつながりが大事。そういう意味では地方の方が幅広いスキルが必要だったりする。移住したばかりの人やこれから農業を始める人は、こういったつながりのきっかけを求めているんじゃないかな。



ここまで読んでいただいた皆さん、ありがとうございますm(_ _)m

農園めぐりサービス、いかがだったでしょうか?
サービス化に向けていろいろと実験していきたいと思っていますが、磨き足りない部分もあります。皆さんからの反応も参考にしたいと思っています。

アンケートを用意してみました(Googleフォーム便利ですね!)
お気軽に書き込んでいただけるとうれしいです!


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