8月12日「JAL123便事故から41年――航空業界で働く者として、あの日を思う」
あの日を、航空業界で働く者として思うこと
この日は、この業界で働く者にとって、特別な日です。
やはりこの日には、41年前、御巣鷹山に墜落した日本航空123便の機体を思い浮かべてしまいます。
500名を超える方々の人生が、一瞬にして奪われてしまった、あの出来事を思い出さずにはいられません。
私は、この事故が起きた当時、まだ航空業界にはいませんでした。
しかし、その後、この業界に入る際には、やはりこの事故のことが頭をよぎりました。
「本当に、あんな大きな鉄の塊に、お客様の命や生活を乗せる仕事は成立するのだろうか」
「それを支える側に、自分が身を置いてもいいのだろうか」
そんな自分自身への問いかけは、どこかで、このJAL123便の事故と結びついていました。
そして、この事故は、私にとって常に「反面教師」でもありました。
『沈まぬ太陽』が描いた航空業界
社会派の小説家、山崎豊子さんの『沈まぬ太陽』
この小説は、当時の「国」「政治」「行政」「会社」、そして「労働組合」など、さまざまな立場の人間模様を絶妙な描写で描いた長編小説です。
その中では、御巣鷹山への墜落事故についても詳しく描かれています。
この作品を、航空業界に長く勤めてきた一人の人間として読むと、事実や現実とは少し異なると感じる描写も、多数あります。
もちろん、それは小説という「フィクション」の世界なのですが、
それでも、映画やドラマも含め、私自身は、涙なくしては見ることができませんでしたし、読むこともできませんでした。
「お客様の人生を預かる」という「重い仕事」
私が考える、この事故の根本的な原因については、また改めて、どこかでnoteに綴っていければと思っています。
ただ、この日に、この事故を振り返るたびに、航空業という仕事が、いかに責任の重い仕事なのか。
そして、この産業が、いかに多くの人の命と生活を背負い、さまざまな人や組織が関わる、非常に難しい産業なのか。
そのことを、改めて強く思い知らされます。
犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
そして、二度と同じような事故が起こらないことを、心から願います。
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