弱かった私が、誰かの話を聴く人になるまで
年の瀬に、たくさんの出会いに恵まれた、
幸せな今年の終わりを迎えています。
色々な出会いと出来事が重なり、目まぐるしく過ぎていった日々。
そんな中で、ふと立ち止まって思うのです。
心が折れそうになった時、
それでも自分から目を逸らさず、向き合い続けて一歩進んでみる。
すると、不思議と出会いはやってくるのだな、と。
人生を、簡単に諦めてはいけない。
ここ数日、改めてそう感じています。
最近よく、出会う方々に聞かれます。
「どうしてカウンセラーになろうと思ったんですか?」と。
幼少期から学生時代にかけて、私はとてもネガティブな思考で生きていました。
せっかくの若い時間を、不安や自己否定で埋め尽くしていたように思います。
悩みはすべて自分の中に抱え込み、
人との出会いにも、どこか臆病で消極的でした。
そんな私が、20代半ばで地元の私立高校の事務職に転職しました。
放課後になると、女の子たちが声をかけてくれて、
他愛もないおしゃべりをしたり、
時には小さな悩みを打ち明けてくれたり。
その時間が、とても楽しかったのです。
ある時、ふと思いました。
「自分の高校時代にも、こんなふうに話を聞いてくれる人がいたら、どれだけ心が救われただろう」と。
それが、カウンセラーを目指す最初のきっかけでした。
当時の自分が必要としていた
“悩みを話せる人”に、
自分がなろう。
そう心に決めたのです。
そこから紆余曲折を経て、
30代になり、ようやくカウンセラーの勉強を始めました。
学べば学ぶほど楽しく、
知れば知るほど、生きることが少しずつ楽になっていく。
そんな充実した日々の矢先――
次男が、小児がんを宣告されました。
心を学び、メンタルは強くなったつもりでいた私でしたが、
それは、今まで経験したことのない衝撃でした。
現実として受け止められない、
不思議な感覚。
生存率の数字。
将来、息子が抱えるかもしれないリスク。
家族の生活。
生まれたばかりの三男。
次々と押し寄せる現実とストレスに、心は限界を迎え、
病院で涙が止まらなくなる日々が続きました。
それでも――
周りの人たちは、とても優しかったのです。
話を聞いてくれた人。
家に残る家族を支えてくれた人。
たくさんの手に助けられ、
長く、苦しい闘病生活を、なんとか乗り越えることができました。
その経験を通して、
「今度は、私が返していきたい」
という想いが、心の奥に強く芽生えました。
そして私は、
「カウンセラーとして生きていこう」
そう決意し、今に至ります。
この話を、出会う人たちに聞いていただくたびに、
私は自分の原点を思い出します。
背筋が伸び、
心が、静かに引き締まるのです。
これからも――
「なぜ、カウンセラーになろうと思ったのか」を
胸を張って語れるように。
自分の気持ちに正直に。
大切なことを見失わずに。
そんなふうに、生きていきたいと思っています。
今年noteで出会ってくださった皆様。
本当にありがとうございました☺️
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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