“ありがとう”は言えるのに、“助けて”が言えない理由
「大変な時、子ども預けてもいいからね!」
「旦那さんいなくてしんどい時、泊まりに来ていいんだからね。一緒にご飯食べよう!」
「休日ひとりで大変なら、一緒に遊ぼうよ!」
「困ったらいつでも言ってね。」
「なんでも言ってくださいね。」
——たくさんの、あたたかい言葉を、日々いただいています。
本当に嬉しくて、感謝の気持ちしかありません。
「うん、困ったらよろしくお願いします」って、心の底から思っている。
そして、「よし、ぜったい頼るぞ!」って、そう思う。ちゃんと、思ってる。
それでも、いざというときになると、なぜか“頼る”ことが難しくなってしまう。
そんなふうに感じている人は、きっと少なくないはずです。
…じつはね、私も”頼る”をまだまだ練習中なんですよ^^
誰かのやさしさを受け取る力と、
そのやさしさに甘える勇気って、
まったく別ものなのかもしれません。
頑張り屋さんほど、
「頼っていいのかな」「今じゃないほうがいいかな」
そんなふうに気をつかいすぎて、
結果的にひとりで抱えてしまうことがあるんです。
頼るのが難しい理由
1. 「迷惑をかけたくない」=過剰な他者配慮
HSP傾向のある方や、優しすぎる人ほど、
「大変な時こそ、相手に負担をかけたくない」という気持ちが先に立ちます。
今、忙しいかもしれない
重たいなって思われたらどうしよう
優しい言葉は、本心じゃないかもしれない
そうやって、頼るという行為に“罪悪感”がまとわりついてしまうんです。
2. 「しっかりしていなきゃ」=自己価値と独立心の矛盾
「人に頼らない私=しっかりした私」
そう信じてきた人は、“頼ること”を自分の弱さの証明のように感じてしまうことがあります。
弱さを見せるのが怖い
「できない自分」を認めたくない
頼るくらいなら、我慢しよう
この背景には、幼い頃から「いい子」であろうと努力してきた歴史がある人も多いかもしれません。
3. 「本当に助けてくれるの?」という無意識の不安
過去に、いざというときに裏切られたり、
「頼ったのにちゃんと受け止めてもらえなかった」経験があると、
期待しすぎて傷つくのが怖い
結局、最後は自分でなんとかするしかない
そんなふうに、“頼ること”そのものに不信感や防衛反応が働いてしまいます。
4. 「頼り方」がわからない
「頼っていいよ」と言われても、
どこまで甘えていいのか分からない
どんな言葉で伝えたらいいか分からない
タイミングを逃してしまう
“頼るスキル”が育っていないと、自分からどう動けばいいのか戸惑ってしまうんです。
これは、頼る経験が少なかった人にとても多いです。
頼れない自分を責めなくていい
「頼りたいのに、頼れない」
その間で揺れている心は、きっと、
誰かに迷惑をかけたくないほど優しくて、
一人でなんとかしようと踏ん張ってしまうほど強がりでもある。
でも、どうか「頼れない自分」を責めないでください。
頼るのは、簡単なことじゃない。
勇気のいる行為です。
「頼ってもいい」じゃなく、
「頼っても大丈夫」だと心から信じられるようになるには、少しずつの安心体験が必要なのです。
どうやって“頼れる自分”になっていけるの?
1.頼る=甘えではないと知る
頼ることは、信頼しているからこそできること。
あなたが誰かに「頼ってもいいよ」と言うとき、それは相手を大切に思っているからですよね。
頼ることは、関係性を深めるための“橋”のようなもの。
それが「甘えすぎ」かどうかは、あなたの人柄を信じていいのです。
2.「どんなときに頼るか」を具体化しておく
「大変なときに頼る」といっても、曖昧だと判断が難しい。
だから「この状態になったら誰かに話してみる」という目安を、
あらかじめ自分の中に持っておくといいかもしれません。
たとえば——
夜、眠れないほど考え込んでしまったとき
気持ちが沈んで、不安が止まらないとき
考えごとが多くて、好きなことに集中できないとき
「こんなときは、“頼っていい”サイン」だと、心の中で決めておく。
それが、“頼る練習”の第一歩になります。
…ちなみに、「どのくらい困ったら頼っていいのか分からない」のが、わたしです。
「まだそこまで大変じゃないから…」って思っているうちに、
気づけば“本当に大変”の渦中にいることもあります。
だからこそ、「そこまで大変じゃないけど、なんかしんどい」の段階で、
誰かに話せたらいいなって、思いながら日々過ごしています。
3.「小さく頼る」から始めてみる
いきなり深刻な相談をするのは、ハードルが高いですよね。
だからこそ、“軽いひとこと”から始めてみるのがいいんです。
たとえば——
「ちょっと聞いてほしいことがあるんだ」
「今日ちょっと疲れてて…少しだけ話していい?」
「返信ゆっくりでいいから、ちょっと聞いてもらえる?」
こういう“小さな頼り方”を、日常の中に混ぜていくことで、
「頼っても大丈夫だった」という安心体験が少しずつ積み重なっていきます。
これ、私も実践していることなんです^^
小さく相談していると、悩みが深刻にならずにすむことが多いのですよ。
頼りたくても頼れないのは、
誰かの気持ちを大切にしすぎてしまうから。
過去に傷ついた経験があるから。
ひとりでも頑張ってこられたから。
でも、頼ることは「信頼の証」であり、「愛のかたち」でもあると私は思います。
あなたのその優しさが、
もっと安心して、誰かに向けられますように。
無理なく、少しずつ。
“頼れる自分”に近づいていけますように。
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