365日色の話 パリオリンピックマラソンコース ルーブル美術館を訪ねた旅を振り返って。
今、パリはオリンピック一色。ルーブル美術館も人影がほとんどないとか。
美術好きでなくても、行ってみたくなるシンボル的なルーブル・ピラミッドガラスの三角錐の意匠。
高さ20.6メートル、底辺35メートル。603枚の菱形のガラスと70枚の三角形のガラスで構成されているそうです。

ルーブル美術館は
パリにあるフランスの国立美術館です。
世界最大の美術館であるとともに、世界最大級の史跡の一つで、
収蔵品は38万点以上。
先史時代から19世紀までのさまざまな美術品およそ3万5000点が
総面積6万600平方メートルの展示場所で公開されています。
世界で、最も入場者数の多い美術館で、毎年800万人が訪れ、
2018年は1000万人を超えたそうです。
ルーブル美術館はフランス王フィリップ2世が
12世紀に要塞として建設されたルーブル城に収容され、
現在も当時の面影が一部残っているそうです。
幾度となく増改築がなされ、現在のルーブル宮殿の建物になったとか。
フランス革命の憲法制定国民会議で、ルーブル宮殿を美術館として
使用することが決定されたそうです。
フランス皇帝ナポレオン1世が、
諸国から美術品を収奪したことで収蔵品が増大していき、
名前を「ナポレオン美術館」と改名したしたことも
あったそうです。
ナポレオン1世はフランス革命期の軍人、革命家で、
フランス第一帝国の皇帝に即位し、ナポレオン1世となりました。
1世から7世まで存在しますが、
ナポレオンと言えば、ナポレオン1世を指します。
ルーブル美術館はナポレオンの生きた姿を感じる美術館でした。
3万5000点もあり、広い館内に美しく展示されているため、
ガイドブックを頼りにしても、
目指している作品を探すのは一苦労でした。
ここはなぜか人がいませんが、観るのも戦いのようでした。

大好きなフェルメールの「レースを編む女」は観ることができました!
NHKBSの「極上美の饗宴」の第一回「真珠の耳飾り」で
(noteに考察を記載しています)
青と黄色に秘められたフェルメールの仕掛けについて考察をしましたが、
オランダにある、実際の「真珠の耳飾り」は見たことがなく、
今回は本当に嬉しかったです。
フェルメールの光の表現もさりながら、
女性に対するまなざしが素晴らしい!

ジョルジュ・ド・トゥルの「ダイヤのエースを持ついかさま師」
湊かなえさん原作のドラマ「ペテロの葬列」で度々映り、
印象に残っていました。
人間の性が作品から訴えてきました。

ナポレオン三世のアパルトマン(居室)です。
ナポレオン三世は「パリ大改造」を行いました。
パリの再開発を行い、景観の美しさを整えただけでなく、
不衛生だった上下水道を整備し、道路や橋を整備し、
スラム街を一掃し、
オペラ座の建築も命じたそうです。

絢爛豪華です。
多くの仕事をなすために使われていたところなのでしょうか。
常に大勢の人がそばにいる日々はストレスも如何ばかりか。。。


窓から見える、ルーブル美術館の外観

宮殿そのものの重厚な展示です。

サモトラケのニケ像。
反対側の階段からも轟音のような歓声が聞こえてきて、
ニケの存在を見つけました。
ニケはギリシャ神話で、勝利を擬人化した女神。
ニケの頭と腕は、ローマ帝国の時代になって、キリスト教が広まると、
異教となったギリシア神殿は破壊され、神々の像は顔を削られ、
その首や手を切り落としてしまったそうです。
もったいない!

レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」
大好きなレオナルド・ダ・ヴィンチの作品です。
ガラス越しで、
ラッシュアワーの時のように、身動きが取れず、人の流れのままに、
「モナ・リザ」に近づいていき、何とか写真を撮って、
直ぐに、横に流され、遠ざかってしまいました。
写真もこのような状態で・・・
ダ・ヴィンチの思いをもっと体感したかった。。。
「モナ・リザ」の展示室は見やすいように変更されるそうです。

ジャック・ルイ・ダヴィッドの「皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式」
パリノートルダム大聖堂での戴冠式の様子を描いています。
幅10メートル、高さ6メートル。
歴史的局面を印象的に描いた大作です。

ミロのヴィーナス。
紀元前2世紀頃、古代ギリシアで制作された彫刻です。
ミロのヴィーナスはギリシャ神話における
女神アフロディーテの像と考えられています。
高さ203センチ。
それぞれの比率は1対1.618となっていて、ほぼ黄金比とされています。
美的で極めてバランスが美しく、賞賛され続けています。
圧倒的な存在感があり、女神は私たちの姿をどう見ているのでしょうか。

ジャンヌ・ダルク騎馬像です。

農夫の娘として生まれたジャンヌ・ダルクは、神の啓示を受けたと、
フランス軍に従軍し、勝利を収めましたが、
異端審判をうけ、19才で火刑に処されました。
死後25年後に、無実と殉教が宣言され、
フランス守護聖人の一人となっています。
今回のパリオリンピックの開会式では、
フランス革命期のことが強くクローズアップされていますが、
国歌「ラ・マルセイエーズ」は
フランス革命の際の革命歌で、義勇軍が隊歌として歌って広めたことにより、今は国歌として歌われているのだそうです。
フランス革命期はフランス人の心の中で今も生き続けているのでしょうか。
ルーブル美術館は素晴らしい美術品と歴史を感じ取れる美術館でした。
