旭川市嵐山公園 アイヌのチセ周辺における定点観測(2026年5月28日)— 旭川・季節観測録 —


Sevrin Virel|記録

【概要】

雨のち曇となった嵐山公園アイヌのチセ周辺では、湿度を帯びた林床植物群落が一層密度を増し、初夏への移行が明瞭に感じられる状態となっていた。
クリンソウやサクラソウが鮮やかな色彩を維持する一方、オオウバユリやウド、タラノキなど大型草本の展開も急速に進み、林内全体に立体感が増している。

また、ノビネチドリ、サイハイラン、ミヤマオダマキなどの花も確認され、林床の季節変化が多層的に進行している様子が観察できた。

【観察記録】

日付:2026年5月28日
場所:旭川市嵐山公園 アイヌのチセ周辺
天候:雨のち曇
気温:22℃
観察時刻:午前10時ごろ

確認種:
・クリンソウ
・サクラソウ
・ミヤマオダマキ
・ノビネチドリ
・サイハイラン
・テシオキンバイソウ
・チシマキンバイ
・チシマノキンバイソウ
・タラノキ
・ウド
・ツルニンジン
・カラハナソウ
・ノブドウ
・タモギタケ

【状態と環境】

雨後の湿潤な環境により、林床全体の緑が非常に濃く、植物群落の密度感が強く現れていた。

クリンソウ群落は引き続き鮮やかな赤色を保ち、水辺周辺で安定した開花を維持している。サクラソウも各所で良好な状態を保っており、林床景観に彩りを与えていた。

オオウバユリは急速に草丈を伸ばしており、一部では開花前段階に入っている個体も確認された。ウドやタラノキも大きく展開し、初夏の大型草本群落への移行が進行している。

ノビネチドリやサイハイランなど林内性の花も確認され、湿潤な林床環境が良好に維持されている様子がうかがえた。

また、カラハナソウやノブドウなどのつる植物も成長を始めており、支柱や構造物へ巻き付く様子が確認できた。林内ではタモギタケも発生しており、雨後らしい菌類相の動きも見られた。

【所感】

5月下旬となり、チセ周辺は春植物中心の景観から、初夏型の大型植物群落へと移行し始めている印象を受けた。

特に今年はオオウバユリやウド類の勢いが強く、湿度を含んだ空気と相まって、嵐山らしい深い緑の空間が形成されつつある。

一方で、クリンソウやサクラソウなど春後半を代表する花もなお良好な状態を維持しており、春と初夏が重なり合う時期特有の景観となっていた。

【今後の観察ポイント】

・オオウバユリの開花推移
・ウド・タラノキ群落の成長状況
・クリンソウ群落の開花持続期間
・サイハイラン、ノビネチドリの開花推移
・つる植物(カラハナソウ、ノブドウ)の伸長状況
・雨後に発生する菌類相の変化

タラノキ
ウド
ミヤマオダマキ
クリンソウ、テシオキンバイソウ
ノビネチドリ
サクラソウ
サイハイラン
チシマノキンバイソウ、チシマキンバイ
タモギ
ツルニンジン
カラハナソウ
ノブドウ

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